SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。
無料電子書籍はコンサルタント事務所経営にとって必須のツールです。
しかし、多くのコンサルタントは無料電子書籍の内容や活用方法を熟知してない方が多いようです。
無料電子書籍はその使い方や目的次第で、大きなセールスポイントになりコンテンツの整理にもなります。
ではコンサルタントらしい無料電子書籍とはどういうものでしょうか?
1、何故、無料電子書籍がコンサルタントには必要か
コンサルタントが見込み客との接点開発を進める上で、何らかのノウハウの公開が必要です。
どこの馬の骨か分からないコンサルタントといきなり契約することはあり得ません。
最近はブログ、メルマガ、facebookやYouTube動画と無料で露出できる機会は増えていますが、どれも単発の情報提供です。
コンサルタントが提案したいノウハウ、自信あるコンテンツは複数ページにして「無料電子書籍」にして、誰でもダウンロードできるようにするのです。
この無料電子書籍を見れば、そのコンサルタントが何を提供できるのか、他のコンサルタントと何が違うのかが見えてくる内容しないといけません。
この「無料電子書籍」は見込み客(リード)との第一次接点とも言えます。
無料電子書籍のダウンロードと同時に、メルマガ登録を進め、その後徐々にミドルエンド、バックエンドサービスと展開していきます。
言わば、無料電子書籍はフロントエンド商品という事です。
「自分が全国を狙っていない、このエリアだけの顧客が欲しい」
と思っていても今はzoomで全国を相手にできる訳だから、電子書籍の提供は不可欠です。
2、無料だからこそ、価値ある固有ノウハウを世間は求める
無料だから、ほどほどの内容で良いと思っている方が多いようです。
しかしそれは間違い。
無料といえども、見込み客は何らかの期待をして、その無料電子書籍をダウンロードしたはずです。
開いてみたら
「普通の事を仰々しく書いているだけ」
「中身がない薄っぺらなもの」
「抽象論ばかりで、即参考にならない」
だと見込み客は「このコンサルタントはいい加減だ」と思いメルマガ登録も解除され、信頼感が醸成できません。
無料なのに
「え!ここまで書いているの」
「無料でこのノウハウは出し過ぎでしょう」
と言われるレベルが重要です。
すると、ダウンロード後のメルマガやSNS投稿に対して、信頼と尊敬の眼で読者は見るようになります。
「価値ある固有ノウハウ」とは、「ネットで手に入るコンテンツではなく、ある業界のある職種の専門の人しか知らないコンテンツ」がベターです。
私のケースで言えば、出版に使っているコンテンツの簡易版などで「本相当の価値」があるものを意識しています。
また、単発のブログやメルマガの記事を再編集して「読み物」として提供する場合もあります。
いずれにしても「お得感」のある無料電子書籍を用意しましょう。
3、無料電子書籍からどうやってリード(見込み客)を獲得するか
あなたのホームページ上に「無料電子書籍」を掲載したとします。
Web作成業者に「ダウンロード」できるランディングページと仕組みを依頼します。
しかし、ホームページと一緒でわざわざ「無料電子書籍」のページに見に来てもらわない事には提供できません。
「無料電子書籍」を知ってもらう為に広告があります。
一般的なのfacebook広告、YouTube広告、グーグルのPPC広告などです。
一般的にコンサルタント系のメルマガリストは1件2,000円~5,000円の広告がかかると言われています。
まだ顧客でもなく、単なるメアドゲットにそれだけ掛かるのが現在です。
もしその無料電子書籍が、他と差別化できない汎用的なものなら、更にメアド単価は上がるかもしれません。
仮に1000件のメアドをゲットする為に掛けた広告費は200~500万円です。
実はそれくらいの投資が必要とも言われています。
そのコストが出せなければ、もっと安価なFAXDMなどもあります(ただ到達率が低い。到達率が高く効果も大きいのがDM、しかしコストが高い)
この無料電子書籍でダウウンロードでゲットしたメアドに対して、いきなり売り込みにならないように「ステップメール」を用意します。
これは見込み客に今後のブログや商品案内を見せるための助走という事です。
とにかく、無料電子書籍のサイトにいかに訪問してもらうか、そしていかにダウウンロードしてもらうか、コンテンツの内容もさることながら「キャッチコピー」や「セールスライティング」は重要なカギです。
このライティングが苦手なら、上手な方に有料で依頼するか、自身がセールスライティングスキルを学習する事です。
私はあなた自身がセールスライティングを修得すべきだと思います。
このスキルはいろいろな場面で自分の文書に付加価値をつけてくれます。
4、無料電子書籍の延長線上に出版がある
無料電子書籍は一つのテーマに沿って、複数の電子書籍を作成しましょう。
そして記述する時、それらをまとめた出版をイメージして目次を決めていきます。
無目的で何となく無料電子書籍を書いても、意味がありません。
シリーズ化しておき、その分野のコンテンツでのブランディングをすべきです。
実際に出版しようとすると、専門書なら文字数にして7~10万文字位必要です。
また出版社とも接点を持ってなければなりません。
自費出版では付加価値がないので、ISBNコードをとり大手書店やアマゾンなどにも掲載できるものでなけれなりません。
当然、費用も掛かります(ノーコストで初心者が著者になれるのは、最初から著名人だけ)
出版の良いところは、氏名や書名で「検索」を掛けるとアマゾンなどの著者として出てくる所です。
「どこの馬の骨か分からないコンサルタント」から「信頼できるコンサルタント」へ一気にブランドがアップします。
私が常々言っているのは、あるシリーズの出版を3冊出せば、その分野の著名人になり、その後の営業やオンラインでの商品販売がしやすくなります。
できれば無料電子書籍は複数ダウンロードできるようにして、SNSやメルマガで仕掛け、そのランディングページに多数の訪問者が来るようにしたいですね。
7月19日のRE嶋田塾では、第2部で「無料電子書籍」の作り方、マーケティング戦略を紹介します。
【RE嶋田塾】のご興味のある方、8月までの入塾者には動画特典「10年経営顧問オンライン動画(16講義200分)」もあります。
また、7月配信のコンサルティング技術アウトプット事例動画は「経営者にMAS業務を提案する時の応酬話法」です。
こちらもお楽しみに。
因みに今後の塾生への「コンサル技術アウトプット実例動画」の提供内容は
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