会計事務所の職員教育やMAS技術の指導を始めて、かれこれ30年になります。
この期間に著しくMAS業務へ取り組み成果を出した事務所とそうでない事務所は、本音を言うと「3:7」でくらいです。
MAS業務で、内容もよく、継続し、しかも生産性も高く維持し、該当する職員の数も増えた事務所はそう多くないのが実態です。
もともと、監査担当者はMAS業務やコンサルティング業務よりも、通常業務で間違いがない事を優先しがちです。
MASをしてもさして給与も上がらず、また結果が出にくいMAS業務を敬遠する監査担当者が多いものです。
その心理は「自信がない事はやらない」という選択をしたのです。
そこに所長がどんなに発破をかけようが、人事評価に埋め込もうが、今までのやり方では、思うように行動しない監査担当者がこれからも圧倒的に多いのです。
しかし、ここに救世主として「生成AI」が出てきました。
これまで、経営者への質問やアドバイスに苦手意識がある職員のトークや知識を相当カバーしてくれるわけです。
これを使わない手はありません。
では実際にどう使っているのか?
今、私が支援している会計事務所のケースを紹介しましょう。