
ここ最近は生成AIの活用が急速に進み、コンサルティングや会計業務の分野でその活用度はうなぎ登り。
しかし「効率は上がったが楽にならない」という声が現場に広がっています。
この前もDeNAの南場会長のYouTubeを見ていたら、生成AIオールインワンを提唱して、社内業務の効率化が相当進んでいるDeNA社内でも、似たようなことが起こっているとか。
今回はこの現象を構造的に捉え、長期経営顧問型コンサルティングの視点から解説します。

ここ最近は生成AIの活用が急速に進み、コンサルティングや会計業務の分野でその活用度はうなぎ登り。
しかし「効率は上がったが楽にならない」という声が現場に広がっています。
この前もDeNAの南場会長のYouTubeを見ていたら、生成AIオールインワンを提唱して、社内業務の効率化が相当進んでいるDeNA社内でも、似たようなことが起こっているとか。
今回はこの現象を構造的に捉え、長期経営顧問型コンサルティングの視点から解説します。

地方の会計事務所において、生成AIの導入はもはや珍しいことではなくなりました。
しかし、その活用実態を覗いてみると、多くの所長が「理想と現実のギャップ」に頭を抱えています。
「AI有料版ツールを導入したはずなのに、なぜか事務所全体の生産性が上がらない」
「若手はAIをサクサク使っている、ベテランは戸惑いGoogle検索の延長線上の使い方しかしていない」
そんな光景が日常茶飯事になっていないでしょうか。
実は、地方の会計事務所で生成AIの技術レベルが上がらない最大の原因は、ツールそのものの難易度ではなく、職員それぞれの「心の壁」と、事務所内に根付いた「ナレッジの属人化」という根深い課題にあります。
若手の持つ「デジタル技術」とベテランが培った「顧客理解」が交わらない限り、生成AIは単なる「便利な検索ツール」の域を出ることはありません。
今回は、このアンバランスを解消し、事務所一丸となって顧問先に高付加価値を提供するための突破口を解説します。
ある地方の会計事務所での出来事です。
入社3年目の若手職員Aさんは、生成AIを駆使して自分の担当業務を驚異的なスピードで終わらせていました。
彼は自前で「カスタムChat」を構築し、複雑な税務判断の要約や、監査資料のチェックを自動化していたのです。
しかし、その手法を隣の席のベテラン職員に教えることはありません。
なぜなら、以前教えようとした際に「最初の設定がなんか面倒だな。」と一蹴された経験があったからです。
一方で、勤続20年のベテランBさんは、顧問先の社長の本音や課題を理解している職員。
毎月の監査時に。社長からの経営相談にいつも真摯に向き合い、資金繰りの問題や後継者問題についても一緒の話し合いをしています。
しかし、BさんはAIを「Google検索の延長」としか捉えておらず、経営支援に関連する相談でもあまり使わず、経営計画関連資料作成は相変わらず手書きのメモとExcelでの格闘です。
ここで起きている不幸は、AさんのAIには「顧客の痛み」という魂が入っておらず、Bさんの知見は「アナログの壁」に阻まれて言語化されないという断絶です。
若手がAIで作った回答は、データとしては正しくても、社長から見れば「どこかの教科書を書き写したような、血の通わない正論」に見えてしまい、結局は信頼に繋がりません。それはしっかり聴きこんでいないから。ベテラン職員は聞きこんでいるが生成AIに反映できない。
地方の会計事務所で生成AI活用が本格化しない最大の理由は、多くの職員が「回答探し」のツールとしてしかAIを見ていない点にあります。
GeminiやChatGPTなどの生成AIは、正解を教えてくれる事典ではなく、こちらの意図を汲み取って思考を深めてくれる「壁打ち相手」です。
しかし、現場では「〇〇の特例について教えて」といった、従来の検索エンジンと同じ使い方に留まっているケースが目立ちます。
さらに、業界特有の「担当者ごとの属人化」が、AI活用の格差を広げています。
進んでいる事務所は、事務所専用のプロンプト(指示文)を共有し、誰でも一定水準の経営合理化や支援ができる仕組みを構築していますが、多くの事務所では「できる人だけが密かに使っている」状態です。
特にカスタムChatのような、特定の業務に特化させたAIの存在すら知らない職員が大半であることも珍しくありません。
この「知っているか知らないか」という情報の格差が、事務所内での技術レベルの向上を阻む大きな壁となっているのです。
この状況を打破した、ある事務所の成功事例を紹介しましょう。
この事務所の所長は、若手の技術とベテランの知見を無理やり融合させる「ペア・プロンプト作成会」を実施しました。
具体的には、ベテラン職員が「社長からよく受ける相談内容」を言語化し、それに対して若手職員が「AIにどう問いかければ、社長が納得する回答案が出るか」をプロンプトとして組み上げる作業です。
例えば、「売上が落ち込んで意気消沈している二代目社長への、最初の一声」をAIに考えさせるプロンプトを共同で作りました。
ベテランの「社長は正論よりも、まずは苦労を分かってほしいはずだ」というアドバイスをAIへの指示に加えることで、AIの出す回答は見違えるほど温かみのある、説得力を持ったものに変わりました。
作成されたプロンプトは事務所の共有フォルダに格納され、「経営支援プロンプト集」として全職員が使えるようにしました。
このように、「個人のスキル」を「組織の資産」へ転換するルールを作ることが不可欠です。
「AIを使った効率化」を評価するのではなく、「AIを使ってどれだけ他者の業務を楽にしたか、顧問先に付加価値を出したか」を評価指標に加えることで、ナレッジの共有は劇的に加速します。
生成AIを活用する本当の目的は、事務作業の時間を削ることそのものではありません。
削った時間を使って「顧問先の社長と向き合う時間」を増やすことにあります。
AIが出した回答をそのままプリントアウトして社長に渡すのは、プロの仕事ではありません。
AIが出した5つの経営改善案の中から、ベテランの勘を働かせて「今のこの社長なら、まずは3番目の策から提案するのがベストだ」と判断する。
あるいは、AIが提案した斬新な視点をフックにして、「こんな考え方もありますが、社長はどう思われますか?」
と深い対話を引き出す。
これこそが、これからの会計事務所に求められる「AIとの共生」の姿です。
AIはあくまで強力なアシスタントであり、最終的な「決断」と「共感」は人間にしかできません。
若手のスピード感とベテランの重厚な経験値がAIというプラットフォームの上で重なったとき、事務所は単なる「記帳代行屋」から、真の「経営パートナー」へと進化を遂げるのです。
生成AIは、個人の能力を誇示するための武器ではなく、事務所全体の知恵を増幅させ、顧問先の未来を明るくするための「共有財産」です。
所長が今すべきことは、最新のAIを導入すること以上に、若手とベテランが互いの強みを認め合い、ナレッジを隠さず出し合える「文化」を創ることです。
技術と経験がAIを通じて溶け合ったとき、あなたの事務所は地域で唯一無二の存在感を放つようになるはずです。
その一歩は、今日、事務所内のナレッジを一つ共有することから始まります。

確定申告も終わったと思えば、直ぐに5月申告までバタバタしている感じでしょうか?
もし今年度の「生成AI関連」の研修や企画を考えているなら、今こそ検討するタイミングです。
今回弊社がお勧めしているのが
1,人材開発支援助成金(リスキリング支援コース)を活用して費用の75%が助成される「生成AIオンライン研修」
2,顧問先と一緒に生成AIを学び実装して差別化と囲い込みを図る「生成AI活用塾」
の2点です。
詳細は下記をご覧ください。
https://re-keiei.com/blog/account/2393-2026-3-24-ai-ai.html
そこで、会計事務所、士業事務所向けに無料説明会を開催します。
開催日程は下記です。
お申込みは下記メールまでご返信ください。
A 4月3日(金)13:30~14:30
B 4月4日(土)13:30~14:30
C 4月6日(月)11:00~12:00
D 4月7日(火)11:00~12:00
E 4月7日(火)16:00~17:00
F 4月11日(土)11:00~12:00
無料説明会のお申込みは下記メールまでお願いします。
zoom招待状を送ります。
なおお申し込み後の無断の欠席は固くお断りします。

「AIを導入すれば業務が効率化され、付加価値の高いコンサルティングに集中できる」
そんな言葉を信じてChatGPTやGeminiを使い始めたものの、ふと気づくと**「結局、毎日プロンプトを打ち込むのに必死で、あまり時間が浮いていない気がする」**。
そんな風に感じてはいませんか?
実は、多くのコンサルタントや会計事務所の職員が陥っているのが「単発プロンプトの罠」です。
毎回、新しいチャットを立ち上げ、「あなたはベテランの税理士として……」「中小企業の経営者に伝わるように……」とゼロから指示を書き込む作業。
これは、例えるなら**「毎日やってくる新人アルバイトに、毎朝一から十まで業務手順をレクチャーしている」**ようなものです。
これでは、AIを使えば使うほど、あなたの「指示出しコスト」ばかりが膨らんでしまいます。
今、私たちに求められているのは、AIを「便利な道具」として使う段階から、あなたのノウハウを詰め込んだ「分身(デジタル・スタッフ)」として資産化する段階へのシフトです。
Googleの「Gem」やOpenAIの「MyGPTs」を使えば、プログラミングの知識は一切不要。
わずか数分の設定で、あなたの「いつもの仕事」を阿吽の呼吸でこなしてくれる専用AIが完成します。
実は私も最近はGemを使って、ブログ記事やセミナーのレジメを作成しています。これだけで70%の時短になっています。
今回は、心理的・技術的ハードルを極限まで下げた、最もシンプルな「資産型AI」の作り方を解説します。

「先生、最近うちの経理にChatGPTを入れたら、仕訳の相談をする必要がなくなっちゃって……」
顧問先の社長から笑顔でこんな報告を受けたとき、背筋に冷たいものが走る所長先生は少なくありません。
かつては「数字の専門家」として君臨していた会計事務所ですが、今や生成AIがその領域を侵食し始めています。
事務作業が自動化され、経営判断の助言すらAIが一定の精度でこなす時代。
顧問先が先にAIを使いこなし、「会計事務所に聞いてもAI以上の答えは返ってこない」と判断された瞬間、事務所の存在価値は失われます。
しかし、現実は非情です。
職員の教育は進まず、所長自身も日々の決算業務や資金繰り支援に追われ、AI活用をゼロから指導する余裕などどこにもありません。
「分かってはいるけれど、動けない」。
そんなジレンマを抱える所長様へ、今回は「自事務所のレベルアップ」と「顧問先への付加価値提供」を、結果としてコスト負担なく実現する、戦略的な「二段構え」のスキームをご提案します。

今回は生成AIの技術進化や機能ばかりに眼が言って、本来の生成AI活用成果が出せてないと感じた方への警鐘とエールを送ります。
私自身も反省があり、もっと経営コンサルティングや経営合理化、経営改善の生成AI活用は原点に立ち返る必要性を感じています。
そう思うのは、現在我々が取り組んでいる「助成金対応生成AIオンライン研修」を学習すればするほど、AI技術ではなく、「プロンプト技術」だと思うからです。

「研修やプロジェクトは受注できるが、その後が続かない……」
「毎月の売上の目処が立たず、常に新規開拓に追われている……」
「自分の強み(USP)を言語化できず、価格競争に巻き込まれがちだ……」
経営コンサルタントや税理士、会計事務所の皆様、このような悩みを抱えていませんか?
もし、あなたが**「顧問契約だけで月商150万円以上の安定基盤」**を築きたいのであれば、単なる「知識」ではなく、経営者の期待をその場で確信に変える「仕組み」が必要です。
しかも、ある3つのスキルを磨き、アウトプットと提案ができれば単発契約から長期顧問契約への導線ができます。
その3つのリアルスキルとは?
世の中には多くのオンラインセミナーが溢れています。
しかし、その多くは「理論」に終始し、現場でどう振る舞い、どう契約を継続させるかの「本質」には触れていません。
長期顧問を獲得し、10年以上継続させるためには、経営者の多種多様な課題に応える「引き出しの多さ」と、最新テクノロジー(生成AI等)を駆使した「圧倒的なアウトプット速度」が不可欠です。
そこで、**「長期経営顧問になる為のオンラインサロン」**を開設しました。
本サロンの講師は、中小企業SWOT分析の第一人者と言われ、KPI監査の提唱、チェーンプロンプト経営参謀と呼ばれる㈱RE-経営の代表嶋田利広です。
本サロンでは、36年間連続で3,000万円の顧問報酬を確保してきた**「12のコンサルティングノウハウ」から、毎回3つずつを厳選し、100分間で徹底解説**します。
長期顧問へとつなげる「仕掛け」と「心理戦」
経営者の期待を誘導する「即時成果」の見せ方
最新の経営支援用「チェーンプロンプト(生成AI)」活用術
単なる座学ではありません。理論と現場、その双方をバランスよく学習いただけます。
著書20冊出版
現在京都大学大学院EMBA講師も兼務
北海道、九州財務局にて金融庁職員向けの研修講師を担当。
受講者の声:
「長期契約の秘訣はテクニックではなく、もっと深い本質にあると気づけた(50歳・コンサルタント)」
「その場で成果を見せて期待を誘導する手法は圧巻(45歳・税理士)」
「生成AIのチェーンプロンプト活用術は目から鱗だった(40歳・経営指導員)」
これだけのノウハウを、より多くの方に届けるため、受講料は**1回100分 3,300円(税込)**に設定しました。
特典: 万が一当日参加できなくても、後日アーカイブ動画で繰り返し学習可能です。
ただし、質の高い学びを提供するため、毎回「3〜8名」の超少数限定制としています。
「立派な経営計画書を作ったが、実行されずに終わってしまう……」
「SWOT分析は知っているが、具体的な戦略(クロス)への落とし込みが甘い……」
「月次監査で数字を報告するだけで、経営の深部まで踏み込めていない……」
コンサルタントや士業の皆様、そんな「もどかしさ」を感じていませんか?
経営者から「あなたなしでは経営が回らない」と言われ、10年以上の長期顧問契約を結ぶためには、「戦略策定」から「実行支援」までの一貫した仕組みが必要です。
今回のオンラインサロンでは、40年間で400社以上を支援してきた「本物のノウハウ」の中から、特に重要な3つの柱を公開します。
今回の100分間では、長期顧問率70%を支える「12のノウハウ」のうち、以下の3つを徹底解説します。
クロスSWOT分析ノウハウ 単なる現状分析で終わらせない。強みと機会を掛け合わせ、経営者が「これなら勝てる」と確信する独自の戦略を導き出す技術。
根拠ある経営計画書作成ノウハウ 「数字の帳尻合わせ」ではない。市場環境と自社の強みに基づいた、金融機関も唸る圧倒的な説得力を持つ計画書の作り方。
KPI監査 計画を絵に描いた餅にしない。経営者の行動を具体化し、毎月の顧問契約を「必要不可欠」なものにする継続支援の決定版。
さらに、これらのアウトプットを加速させる**「最新の経営支援用チェーンプロンプト(生成AI)」**の活用術も合わせて学習可能です。
「聞くだけで成果が出るのか?」という疑問への答えは、ぜひサロンの中で見つけてください。
現場で即実践できる「引き出し」をお渡しすることをお約束します。
【お申し込みはこちらから】 https://store.re-keiei.com/pages/swot-zoom-online2
締切:2026年4月15日まで ※定員に達し次第、受付を終了いたします。お早めにお席を確保してください。

今回は生成AIを使って「クロスSWOT分析」を行う際のチェーンプロンプトを公開します。
本当は公開したくないのですが、まあお役に立てればいいかと割り切っています(笑)
さて、精度の高いクロスSWOT分析をするなら、最終系のアウトプットに対して、各段階(チェーン)でどういう学習データを入れ込むかが重要になります。
私が生成AIでSWOT分析をする場合、下記の7段階を経て、相当の粒度と実現性の高い「積極戦略」の立案を行います。
この段階を経て「その企業固有の隠れた強みを反映した実現可能で、新規の商材や戦略」が生成されるのです。
この青い部分に其企業固有の情報を入れると精度の高い生成物が出てきます。
1,SWOT分析前の情報を整理するプロンプト
⑴企業のプロファイリングで情報を入力
2,SWOT「強み分析」を整理するプロンプト
⑴強みヒント25の具体的なヒアリングで「強みの資源別」に回答する。
3,生成された「強み分析」(Excel)に加筆修正
「強み一覧」を見て、「もっとここはこうなっている」とか「こういう事も強みにあるな」と感じたことを加筆修正
4,SWOTの「機会」を出すプロンプト
⑴加筆修正した「強み分析」を先に読み込ませる
⑵機会ヒント25の具体的なヒアリングで「顧客ニーズ別の可能性や過去に聞いたことがある声」を「表化」
5,生成された「機会分析」結果を加筆修正
6,SWOT「積極戦略」のプロンプト
⑴加筆修正された「機会分析」を読み込ませる
⑵積極戦略プロンプトそのまま入力(ここではプロンプトに設計されたWordだけをAIに入れるだけ)
7,独自の積極戦略一覧が詳細にアウトプット
⑴新商材の戦略や顧客管理の戦略、フロントエンド企画等のアイデアとそれを実現する為の行動プロセス案が生成
8,「積極戦略」の行動計画プロンプト
⑴「積極戦略」をExcelにして加筆修正して、読み込ませる
⑵収支計画の条件だけを記載し、そのまま入力
この面倒くさい8段階で「強みを活かした」超具体的な実現可能な新戦略が立案されるのです。
今回はその1として「企業プロファイリングプロンプト」と「強み分析プロンプト」を公開します。
分かりやすい例として地方にある住宅会社(年商10億円規模)の事例で生成してみます。(固有情報は修正しています)

このブログの公開はすべきかどうか、悩んだ記事です(笑)
「生成AIを使えば、ブログやメルマガなんて一瞬で書ける」
そんな言葉を信じてChatGPTを使い始めたものの、出てきた文章を見て溜息をついたことはありませんか?
どこかで見たような一般論、血の通っていない教科書通りの正論。
結局、そのまま出すのが怖くて自分で修正を始め、気づけば60分以上が経過している……。
これは、多忙な経営コンサルタントや会計事務所の職員が今、最も陥りやすい「AIの罠」です。
ネット検索で拾える情報をAIにまとめさせただけの記事は、プロとしての信頼を積み上げるどころか、「この先生は中身がない」というネガティブな印象を与えかねません。
読者が求めているのは、AIが生成した「綺麗な日本語」ではなく、現場の泥臭い経験に基づいた「あなたの視点」です。
本記事では、自分の生きた体験をAIに注入し、短時間で「あなたにしか書けない」高価値な情報発信を継続するノウハウを公開します。

最近、知り合いのコンサルタントやRE嶋田塾の一部の塾生から、「コンサル解約」が以前より増えている感覚があります。
元々インフレ、円安、賃上げの流れの中で価格転嫁できない中小企業に、今度のイラン戦争で燃料高や不景気観測等、経営者の攻めの姿勢に水を差す外部環境が増えています。
TDBの情報でも経営コンサルタント業界の倒産の原因に
「クライアント企業の収益悪化→予算見直し」
「プロジェクト中断」
「契約解除」
「短期成果要求」
「単価競争」
が挙げられています。
この動きをどう分析して、今後の打ち手を考えるべきか?

「知り合いの税理士から紹介してもらったんだけど、話が全然噛み合わなくて……」
「紹介会社に高い手数料を払って同行したのに、結局一回きりの面談で終わってしまった」
独立して間もないコンサルタントや、長年「人脈」を頼りに活動してきたベテランコンサルタントから、このような溜息混じりの相談を受けることが増えています。
紹介は、一見すると効率的な集客手段に見えます。
自ら営業せずとも、信頼ある第三者がお膳立てをしてくれる。これほど有り難い話はありません。
しかし、この「紹介頼み」の体質こそが、実はあなたのコンサルティング事業の成長を阻み、心身を疲弊させる最大の要因になっているかもしれないのです。
「紹介があるから営業活動は不要だ」という過信は、ある日突然、案件が途絶えた瞬間に致命傷となります。
今回は、なぜ「善意の紹介」が成約に結びつかないのか、そして紹介に依存せず、いかにして主導権を握った自力集客を構築すべきか、その具体的な戦略について掘り下げていきましょう。
経営コンサルタントや会計事務所の現場でよく起こる悲劇があります。
それは「紹介者の善意」が、当事者双方にとっての不幸を生んでしまうケースです。
紹介者(例えば提携先の会計事務所の職員や、知人の経営者)は、決して悪気があるわけではありません。
「あそこの社長、最近悩んでたな」
「このコンサルタントなら何とかしてくれるだろう」
という純粋な親切心から引き合わせてくれます。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
紹介者は、あなたのコンサルティングの「実情」や具体的な「過去の実績」、そして「得意な解決手法」を正確には理解していません。
よくある光景が、紹介者に同行して見込み客を訪問するシーンです。
紹介者:「先生、こちらの社長がDX化で困ってましてね」
あなた:「(心の声:私の専門は組織開発で、ITツール導入は専門外なんだけどな……)」
紹介者の顔を立てる手前、無下に断ることもできず、ニーズの合致しない面談に1時間、2時間を費やす。
結局、専門外の提案を無理やりひねり出しても、顧客には響きません。
その結果、紹介者同行の面談は盛り上がるものの、その後の成約には至らない「徒労」だけが積み上がっていきます。
さらに深刻なのが、紹介料(キックバック)を前提とした営業代行です。
継続報酬を支払って紹介を募っても、紹介側は「案件を振ること」が目的化してしまい、質よりも量を優先しがちです。
結果として、あなたの単価に見合わない零細案件や、クレーム体質の顧客ばかりが運ばれてくることになり、経営コンサルタントとしてのブランド価値まで損なわれてしまうのです。
紹介に頼り切っている状態は、いわば「他人の土俵」で相撲を取っている状態です。
相手が土俵を畳んでしまえば、あなたは戦う場所を失います。
今、コンサルタントに求められているのは、紹介を「待つ」のではなく、自社で「見込み客を集める動線」を自ら設計することです。
自社集客の最大のメリットは、「顧客のフィルタリング」ができる点にあります。
例えば、自社のWebサイトやSNSで「私は生成AIを活用した業務効率化の専門家であり、従業員30名以上の製造業に特化しています」と明文化して発信すれば、それに合致しない層は最初から寄り付きません。
ここで重要になるのが、**「自主企画セミナー」**の開催です。
これまでは紹介者に「誰かいい人いませんか?」と聞いていた時間を、自分の専門性を伝えるセミナーの企画に充ててください。
セミナーは、あなたの実力を「お試し」してもらう絶好の場です。
参加者はあなたのノウハウに納得した上で相談に来るため、紹介経由の時のような「ニーズのミスマッチ」は起こり得ません。
「自主企画は集客が大変だ」と感じるかもしれません。
しかし、現在の生成AIツールなどを活用すれば、バナー作成から集客文章の作成、ターゲット分析までを短時間で行うことが可能です。
一から手探りでやる時代は終わりました。
自ら旗を立て、自らの言葉で語る。この一歩が、コンサルタントとしての自立への第一歩となります。
「紹介を全否定する」わけではありません。
問題なのは、紹介者に営業活動のすべてを丸投げする「依存関係」です。
これからは、紹介者を「集客の代理店」として扱うのではなく、価値を共に提供する「パートナー」として定義し直すべきです。
その具体的な手法が、紹介者との**「コラボセミナー(共同開催)」**です。
例えば、関与先を多く抱える会計事務所に対して、「御社の顧問先向けに、最新の生成AI活用による人件費削減セミナーを共同でやりませんか?」と持ちかけるのです。
この形であれば、紹介者(会計事務所)にとっては「顧問先に有益な情報を提供できる」というメリットがあり、あなたにとっては「紹介者の信頼を借りつつ、自分の専門性を直接アピールできる」というメリットがあります。
単なる口頭の紹介とは違い、セミナーというフィルタを通すことで、顧客側も「この先生は〇〇の専門家だ」と正しく認識した状態で相談に来てくれます。
紹介者同行の面談で「何でもできます」と愛想笑いをする時間はもう卒業しましょう。
紹介者の抱える「顧客リスト」と、あなたの「専門ノウハウ」を掛け合わせ、共同で集客する。
この「共創」の形こそが、紹介依存から脱却しつつ、紹介者の信頼をも最大化する、これからのコンサルタントの勝ちパターンです。
現在のクライアントからの紹介なら安心して受けられるし、そういう仕事をすべきでしょう。
ただ紹介に依存している限り、あなたは「選ばれる立場」から抜け出すことはできません。
たとえニーズが合わなくても、紹介者のメンツのために無理な案件を引き受け、疲弊していく。
それは、プロフェッショナルとしての自由を自ら放棄しているのと同じです。
集客の主導権を握ることは、仕事を選ぶ権利を手にすることです。
自社で集客動線を作り、自主企画のセミナーで自分の価値を証明し、パートナーとは対等な立場でコラボレーションする。そうすることで、あなたは本当に救いたいクライアントのために、最高のパフォーマンスを発揮できるようになります。
まずは、次回の紹介案件を待つのをやめ、たった一人からでも良いので「自分の名前」でセミナーを企画することから始めてみませんか?

生成AIの登場によって、経営コンサルタントの世界は大きく揺れ動いています。
戦略立案、経営改善、業務効率化―
―かつてコンサルタントの専門領域だったテーマに対して、生成AIは驚くほど的確な答えを瞬時に提示します。
では、これからコンサルタントは不要になるのでしょうか。
私はそうは思いません。
むしろ、AIが答えを出せる時代だからこそ、人にしかできない役割がより鮮明になります。
それは、経営者の迷いや葛藤に寄り添い、判断と実行を支えることです。
今回は、AI時代に中小企業診断士や経営コンサルタントが本当に磨くべき7つのスキルを考えてみたいと思います。
「これを無料で渡すんですか?」と同業のコンサルタントがビックリしたマニュアルをご提供!各種コンサルティングマニュアルを揃えております。
「こんな実例ノウハウを、こんな価格で売るって正気ですか?」と仲間のコンサルタントがあきれた「コンサルティング現場で活用した実例ノウハウ」があります。クライアントとの面談や会議で、また研修時に「見せるツール」しかも記入実例付きのリアルテンプレートを豊富に掲載。
