SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
私がコンサル業界に入った39年前、独立起業した25年前と、今の時代は明らかに違います。
これと言った経験も専門性もなくても、徒手空拳でがむしゃらに頑張ることでなんか「自分ならできる」というイメージがありました。
顧客である中小企業経営者にももまだ余裕がありました。
そして今のようにWebやAIが普通でなかったことも大きな違いです。
今のような個人や小規模事業者向けのコンサル専門なども少なく、そういう分野は税理士事務所でも十分だった訳です。
だから我々のような「経営コンサルタント」と称する物は社員数20名以上、売上数億円以上の会社しかフォローしなかったし、普通に年商数十億円、社員数数十人以上規模の新規開拓をしていました。
今から考えると良い時代だったと言えるでしょう。
それでも当時からコンサルタントと名の付く人種は10万人いると言われていました。
企業規模のある見込み先には、名の知れたコンサル会社がしのぎを削って営業を仕掛けます。
だから受注や集客は厳しい事に変わりはありませんでした。
でも今の時代ほど、顧客の目線がシビアでなかったようです。
そんな中で、
●中小企業診断士に合格して晴れてコンサル起業
●定年をまじかに迎え、自分の経験を活かそうと、コンサル起業
●今の会社に未来が見えず、専門性を活かしてコンサル起業
いろいろな方が経営コンサルタント業界に参入しています。
しかし、起業や独立前に描いていた事と現実が大きく違うのもこの業界です。
その事を分かった上で、準備をすれば、コンサル起業後の成功は近づきます。
では、どういう点が理想と現実の違いなのか、そしてどういう心構えと準備が必要かを整理しました。