2025.8.7 別にコンサルに依頼しなくても、生成AIで十分じゃねえ⤴
生成AI活用コンサルティングに移行しだしてから、約1年。
生成AIのプロンプト技術や経験値の向上で、いろいろなコンサルティングチェーンプロンプトを開発しています。
特に自分自身が得意なコンサルティング分野のチェーンプロンプトはやはり作成しやすい。
だから、ある意味「自分の得意なコンサルティングほど生成AIに置き換えている」という矛盾の中にいます。
どう考えても、コンサルタントの必要分野は生成AIに奪われる事は必至です。
私が設計したコンサルティングチェーンプロンプトも、経営ナビAIに実装しているカスタムChatも、自分が日ごろ実践している内容をある程度網羅しています。
少し違うのは「深堀質問が弱い」位です。
そんな状況下で、いかにしてコンサルタントは今後生き残っていくのか?
1,既に作成したコンサルティングチェーンプロンプト
下記の表は、ここ数か月で構築し、実証試験を行ったチェーンプロンプトとChatリレー形式のプロンプトです。
これらはこれまで40年間の経営コンサルティング経験の中で、幾度となくアナログで支援した来たものです。
この中身とアウトプットこそ、私がそこそこ高額なコンサルティング料金をもらえた根拠になっているノウハウです。
しかし、それも生成AIの内蔵プロンプトやチェーンプロンプトで、素人でもそこそこの生成物が出せるようにしてしまいました。
どんどん自分の首を絞めている状態です。ただ私がやらなくてもいずれ誰かがやるはず。
だったら、自分で「コンサルタント不要」の時代を作っていこうかと、舵を切った次第です。
2,「前さばきはAIで、後工程をコンサルで」の時代に
これまでのコンサルティングビジネスでは、調査分析、診断報告のプロジェクトに対して、労力と期間、ノウハウ提供が掛かっていました。
そこに高額なコンサルティング料も発生し、クライアントも納得していました。
しかし、この前さばき部分は生成AIでより精度の高いアウトプットが出るようになりました。
調査も圧倒的な物量と質でAIが分析もレポーティングしてくれます。
その結果、世界の大手コンサルティング会社や会計事務所系のコンサルティング会社でもバックオフィスのリストラが始まりました。
もうコンサルタントのマネタイズは「後工程」つまり、生成AIで出して答えのチェックや可否判断、組織への落とし込みなどの「フォロー業務」が中心になります。
その「後工程分野」は「前さばき」ほど高額料金はもらえません。
だからおそらく、高額コンサルで名高い日本の大手コンサルティング会社でもリストラが始まるでしょう。
それでも彼らはこの生成AI勃興期に上手な「見せ方」で、高額な生成AI関係研修やコンサルティングを提案してくるでしょうけど。
長くは続きません。
それは大手コンサルティングファームだけでなく、多くのコンサルタントが職を失うか、収入激減の憂き目にあう事を意味しています。
3,今こそ、生成AIの使い方を教えるコンサルタントになって、顧問受注をする時
そこでこの機会にコンサルタントは「生成AIの普及と啓蒙」に一役買う事で、顧問契約を受注すべきだと考えます。
まずコンサルタントは「生成AIに不慣れな中小零細企業」に、プロンプトや使い方を教えるセミナーや塾を開催し、集客します。
私が推奨しているのは、弊社プロダクトの「経営ナビAI」で学習し、その使い方やコンサルティングチェーンプロンプト研修で学んだプロンプトを教えて、セミナーで実際に生成経験してもらう事です。
数種類のコンサルティングチェーンプロンプトの知識とノウハウがあれば、「生成AI経営効率化セミナー」の講師はできます。
そして、そのセミナー受講者に対して、生成AIの使い方を指導し、その延長線上で経営顧問を提案します。
その時、「生成AIセミナー」参加からそのまま、経営顧問にはなりにくいので、そこに1段階のビジネスを挟む必要があります。
それが「経営ナビAI」の利活用です。
「経営ナビAI」は、経営管理に使える内蔵プロンプトが数十種類実装されています。
先にコンサルタントは経営ナビAIを自分のものにしておき、客先でその「経営ナビAI」使い、見込み客経営者の前で生成経験をしてもらいます。
そして見込み客も経営ナビAIユーザーとなってもらいます。
更にその「経営ナビAI」を幹部や社員に使いこなせるにはどうすべきか、と質問されれば「数か月間の教育を行う顧問契約」も即可能です。
生成AIの使い方を指導する顧問契約の間に、組織課題や経営者の相談役機能を持って『経営顧問契約』に進めていくのです。
「生成AIコンサルティング」をしないコンサルタントには明日はない。それは確実に起こる未来です。
あなたはこの確実にくる未来を前向きに取り組みますか、それとも絶滅危惧種になりますか?