できれば、新しく清潔な病院介護施設が良いに決まっています。しかし、いくら器がきれいでも中身がダメなら、患者利用者はガッカリします。建物や設備が老朽化しても、どのようなアピールをすべきか、更に「人間の五感」に訴える施策はどんなものがあるか、解説しました。
多くの病院介護施設で「キャリアパス」を設定しているところが多いようです。それも「処遇改善加算」の為に「急ごしらえ」したところも多いのでは?当然、そんなキャリアパスは職員の目標にもならないし、作っただけで、その後は 見向きもされない場合がほとんどです。
介護経営コンサルタントを目指す方が増えています。景気に左右される一般企業と比べて、介護ニーズはますます増えます。業界の淘汰も進んでいるとはいえ、労務管理ノウハウが企業に比べて遅れている実態があり、そこのコンサルティングニーズもあります。
今、多くの医療法人・社会福祉法人で組織の不安定さが増しているように思います。幹部や有能な職員の退職、造反、経営陣への職員からの不信感、部門間の連携不足による相互不信等々。皆毎日、仕事はしていますが、組織に一体感がないというか、皆が同じベクトルを向いていない、仕事への価値観が患者・利用者本位から、自分本位の職員が増えているような印象です。
一体何の目的で病院も介護もキャリアパスを作成したのだろうか?せっかく作ったのだから、実践で活用しないと意味がありません。しかし、私の印象では70%の法人が、キャリアパスを作成したまでは意気込みがあったが、作成後はほとんどケアらしいことをしていない。
介護施設では、職員が毎日一生懸命に奮闘されています。私はカイゼン活動を介護施設でコンサルティングをするケースが多いのですが、もう少し職員の負担軽減と利用者満足の一挙両得ができないか、いつも考えます。
多くの病院・介護施設で処遇改善給付金や退職金制度改正時に、キャリアパスを作りました。現在でも当社に「キャリアパス」について相談される事業所があります。「うちはキャリアパスを作成しましたよ」と自慢げに答える事務長がいます。中身を見せて貰うと、どこかから持ってきたような内容で、「作成して説明会はしたが、それっきり」と言うのです。まさに「仏作って魂入れず」です。
- 「組織内部を強化したい」
- 「管理職にリーダーシップを計ってもらいたい」
- 「介護品質を上げたい」
- 「職員の自発性や気づきのレベルを上げたい」
- 「コストアップにつながる要因を解決して欲しい」
- 「管理職に若手職員を育てて欲しい。潰さないで欲しい」
このようなテーマは、多くの介護事業所が抱えているテーマです。特に、従業員が数十名以上だと、経営者は「どうやって管理職を育て、仕組みやルールをつくるか」が大きなテーマになります。いわゆる「組織づくり・人材育成の仕組みづくり」と言われるジャンルです。しかし、この分野は成果が見えにくく、コンサルティングを成果として説明しにくい。
看護師介護士は退職願を出す前に、どんな変化が起こるのでしょうか?何の変化もなく、いきなり退職願を出すケースも増えていますが、事前の予兆が確認できる場合もあります。
私が一番知っているケースは、金融機関から出向、転籍してきた事務長です。たまに、役所の天下りとして事務長にきたケースもありますが。こんな事を言っては、理事長や院長から叱られますが、「事務長への評価基準を持ってない理事長、院長」が多いですね。医療や介護の事には厳しい評価基準を持っているが、事務の事は全く興味ないのか…
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