「再雇用制度」（当社では「ウエルカムバック制度」と呼んでいるとは、）一度辞めた職員の「出戻り制度」です。辞め方次第ですが、一応円満に辞めた職員で、再度一緒に働いても良い仲間を呼び戻すのです。彼女らは仕事も理解し、多少のブランクがあっても、直ぐに慣れます。

辞めた理由もいろいろですが、意外に多いのが「肌の合わない上司」が原因で辞めた職員です。もし、それから何年か経ち、その上司も辞めていないなら、「帰ってこないか？」と言いやすいはずです。そして今、他の病院や介護施設に働いていても、「もしかしたら、変な上司さえいなければ、元の職場の方が良い」と思っているかも知れません。しかし、その為には用意周到な準備が必要です。

「ウエルカムバック制度」をシステムとして行うには

1. 制度として既存職員に告知する（今いる職員が変な辞め方をしたり、自己中な辞め方の防止策にもなる）
2. 辞めた職員に、定期的に法人の行事やイベントの案内をメルアドやfacebookで行う（事前にfacebookやメアドを把握する）
3. 辞めた時の同じ処遇で迎える（そうしないと、この法人の戻る意味がない）
4. 仲の良かった仲間が定期的に誘いを掛ける（年2回の採用紹介キャンペーンを行い、紹介者も被紹介者もインセンティブを与える）…紹介促進する大義名分を出す
5. 今の職員だけでなく、ウエルカムバック制度に該当する辞めた職員にも、定期的なメルマガを送る（メルマガはイベントだけでなく、日頃のブログ感覚で可。利用者の変化や職員の喜び、苦しいからの脱却等）
6. チームを組んで、特定の辞めた職員へ不連続でアプローチする

決して、奇抜なアイデアでも何でもないですが、「出戻りが自由」にできるような対応を法人全体で行う必要があります。決して、法人側も辞めた職員側も、お互い「捨て台詞を吐いて、辞めたり、辞めさせるようにしない」事が大事です。