病院と介護施設で研修効果を上げるのはフォローシステム

費用と時間を掛けている割には、研修効果が上がらない理由を考えてみましょう。多くの効果が出ない研修は「研修で学んだ事の接点が少ない」からと言えます。どういうことか?

ダメな研修は、外部研修も内部研修も「聞きっぱなし」です。たまにあるのは、復命書をかかせる程度です。研修でせっかく学んだのに、研修が終わると同時に「ドンドン忘れていく」、また「実践に使わない」のは、費用も時間も何ともったいないことでしょう。

そこで、私たちが実践している「研修効果」を上げる取り組みについてご紹介します。例えば、一般的に管理職向けのリーダー研修をします。講義だけでも構いません。すると、多くの事業所は感想文を書かせて提出させます。そしてそれで終わりです。

ところが、私の研修はチョット違います。感想文は書かせません。その代わりに、受講後レポートと言うフォームに沿って書いて提出してもらいます。そのフォームはA3版で、一番最初に「本研修で学んだ事から、今実践で出来ていない箇所を具体的に2点」列挙させます。そして、「何故、出来ていないのか」原因を書かせます。その原因追究は2回書かせます、いわゆる真因追究です。それも、自分の問題として。他人や環境への責任転嫁は認めません。それを言うとキリがないので。そして、最後に「では、今後どういう行動、いつから、どうすべきか」行動計画を書いて貰います。それを事業所ではなく、私たちにデータで提出してもらいます。

私たちは、何をするかと言うと、そのレポートに書かれた原因分析と行動計画の「論理的矛盾」「行動計画の浅さ」「具体的かどうか」を分析して、一つ一つにコメントして返します。そして再提出させます。すると、どういう効果があるかと言うと、「研修」「レポート」「添削指導」「再提出」と一度の研修で、4回振り返る機会を与えると言う事です。更に、具体的にテーマを絞って、自分なりに行動計画まで考えさせます。また更に、毎月勉強会研修を行っている事業所では、「先月の研修で自分が決めた行動計画は進んだか」「何点位の出来か」などと、先月の分も振り返る機会があるので、実質5回の経験ができる訳です。

だったら、一般の聞きっぱなしの講義や研修より、効果が高いのは当たり前ですよね。

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