会計事務所で「コンサル部門」を作りたいを考えている所長は結構多いようです。
しかし、過去の経験からそうそう簡単に「コンサル部門」が生産性を出すことが難しい事もある程度理解されているようです。
これまでの「会計事務所コンサル部門」が上手くいかなかったのには、相応の理由があります。
それは、
⑴専任者にリアルなコンサルティング場面、受注場面を同席経験させず、具体的な経験とイメージを持つ機会がなかった
⑵セミナー講師、ノウハウ・コンテンツを具体的なものがなく「一から企画する為、時間の空費と苦労」が多かった
⑶専任者へのコンサル教育が座学中心で、実際に体験させる機会がなかった
⑷眼で見えるツール、コンテンツを作成し、見込み客に具体的に提供できるアウトプットのツールがなかった
⑸専任者一人に任せず、二人三脚で支援してくれる顧問パートナー(実績のあるコンサルタント)がいなかった
⑹専任者をブランド化(出版著者、YouTube等)して、受注がしやすい環境構築をしていなかった
⑺コンサルティング部門専用の賃金・評価制度とMBO、KPIを設定せず、通常監査担当と同じ扱いにしていた
⑻共催セミナー企画から開催、無料経営相談会、悩み事解決まで一緒に行動してくれる師匠がいなかった
これまではコンサルタント部門担当者の資質ばかりに眼がいって、「受注から施工、ブランディング、経営顧問」までの仕組みをプロコンサルタントと一緒に作り上げていなかった事が要因といえます。