SWOT分析、KPI監査、事業承継の見える化コンサルタントの嶋田です。
SWOT分析と言うメソッドは、誰でも使えるし、理論は非常に簡単なツールです。
だから、いろいろなところで使われているのですが、「効果的なSWOT分析」ができる指導者や専門家を育成し、その普及をしようとすると、いろいろな壁にぶつかります。
それは、指導する人や業種によって、内容の濃淡が発生する事です。
これは致し方ないと割り切る必要があるとは理解していますが、中にはヒドイSWOT分析が世に出回っているものですから頭を抱えるわけです。
弊社が主催する「SWOT分析スキル検定」もコロナ前の会場受講から、コロナ禍のオンライン受まで今まで200名以上のコンサルタントや士業の方が受講しています。
当社の検定も初級コース、中級コース、マスターコースと3段階ありますが、実際の現場でのレベルは受講したコースと必ずしも一致はしていないこともあるでしょう。
しかし、基礎をしっかり学んだ方は、表面的な知識理論しかない方に比べ、圧倒的に意識が違うのは事実です。
●SWOT分析スキル検定 初級オンラインコースの案内
https://store.re-keiei.com/pages/swot-certification-beginner
●SWOT分析スキル検定 中級リモートコースの案内
https://store.re-keiei.com/pages/swot-certification-intermediate
そこで、実際にSWOT分析を使ったコンサルティングや経営支援をする方の経験やタイプ別にランク分けしてみました。
貴方はどのレベル?
1、初級レベル(SWOT分析の基礎理論を理解したレベル)
これは、SWOT分析の理論や考え方、どういう事業所に効果があり、どのような使い方が可能かを知ったレベルです。
SWOT分析の本やセミナーを一度位見聞きして、だいたい「SWOT分析は知っているよ」と言うレベルです。
まあ、理解度や実践は別として、知っている状態だという事です。
ここで問題なのは、表面的なSWOT分析知識だけで「SWOT分析ってこんなもの」と中身のないSWOT分析を中小企業に提案している輩です。
弊社の「SWOT分析スキル検定初級オンラインコース」受講者なら、同じ「初級」と書いていても、知識の深さ、実例の理解度が全く異なります。
2、中級レベル(SWOT分析を実践に使うレベル)
この段階は、コンサルタントや経営支援の専門家が、実際にクライアントや関与先でSWOT分析を行うレベルです。
当然、ある程度の場数を経験し、SWOT分析検討会(研修)での『落としどころ』もある程度分かります。
「強み」「機会」も深堀質問がある程度できるレベルでしょう。
「積極戦略」や「致命傷回避撤退縮小戦略」「改善戦略」「差別化戦略」も誘導する指導力が求められます。
ただ、ここの中級も内容の濃淡、アウトプットの優劣は発生します。
弊社の「SWOT分析スキル検定初級オンライン」を学んだ方で実践している方らなら、初級でもだいたいこのレベルのはずです。
3、上級レベル(SWOT分析を具体的な目標の打開策に使うレベル)
上級は経験も相当数あり、SWOT分析を使いこなしているレベルです。
特に経営の目的別にSWOT分析を使いこなします。
経営改善計画書、商品開発、新規事業、ビジョンづくり、赤字部門の撤退、商品政策、顧客政策等々全てSWOT分析を使って、立案と議論を進める事ができます。
更にSWOT分析を後継者教育と絡めてコンサルティングできる事も必要です。
このレベルになると「SWOT分析の専門家」「SWOT分析コンサルタント」と名乗ってもいいかなと思います。
弊社のコースでいうと「SWOT分析スキル検定中級リモートコース」がそれにあたります。
4、マスター指導者レベル(SWOT分析を指導・コーチング・ファシリテーションできるレベル)
たくさんのSWOT分析を経験してきた人は、SWOT分析を使うコンサルタントや会計事務所職員を指導する「指導者の指導者」になっていきます。
SWOT分析の具体的な知識も大事ですが、それ以上に
「意見が出るファシリテーション技術」
「ヒントから先方に答えを出させるコーチング技術」
「立案された各種戦略を実行可能なアクションプランに仕立て、それを内部モニタリングできる仕組みづくり」
「SWOT分析コンサルタントの育成」
などが重要視されます。
当然、その段階では「SWOT分析専門家」として出版や事例などを世に出し、「効果的なSWOT分析を世に普及する」と言う大義名分も必要でしょう。
私自身はこのマスター指導者レベルをいかに増やすかが今後の課題です。
これまで、SWOT分析コンサルタントのマスターコースで、数名のマスター育成をしてきました。
下記がその実績の著書です。
実際にSWOT分析を使って指導した実例を出版することで、マスターコースの方の自信とブランディングにつなげていきます。
2024年には、「SWOT分析を活用した根拠ある経営計画書事例集2」をマスターコース希望者5名と出版予定です。
今回はコロナ不況、コロナ融資返済などの厳しい状況での実例にチャレンジしてもらっています。
いずれにしても、SWOT分析という強力な普遍的なツールを使って、1社でも多くの中小零細企業の経営改善のサポートをする伴走者が増える事を願っています。
「SWOT分析と事業承継、コンサルタント事務所経営」などノウハウがいっぱいのYouTubeチャンネル登録をお願いします。
YouTubeで「SWOT分析と経営承継」と検索してください。
https://www.youtube.com/channel/UCTy_ms3Ctv4QCbm8kPTZoXw