経営顧問契約のきっかけ営業①「社内勉強会提案」
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、経営理念浸透型人事評価、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
もしあなたが今、知り合いの企業や見込み先があり、コンサル契約や顧問契約に持っていきたいが、なかなかきっかけがつかめないなら「社内勉強会講師」を提案してみましょう。
経営者がコンサル契約に踏み切れない一つの理由は「コンサルタントと幹部社員との相性が合うかどうか不安」と言うのがあります。
社長はそのコンサルタントの事は知っているけれど、実際に指導を貰うとなると、社長だけではなく、幹部社員との共同作業が増えます。
その時相性が悪かったり、威圧的だったり、偉そうだったりすると、幹部社員から批判され、思うような指導成果が出ません。
そこで、幹部社員との相性を社長にも確認してもらうのが「社内勉強会講師」です。
1,過去、新規契約前に何回も事前社内勉強会を実施
私自身、コンサル会社時代から今に至る約40年の経験のなかで、コンサル契約前に「社内勉強会」を、100回以上してきたと思います。
企画書を出しても経営者からいろよい反応が出ない時、「社長、一度幹部向けに動機付け勉強会をして、幹部社員の反応を見ませんか?その結果でこのプロジェクトを進めるかどうか判断しても遅くないですよ」と。
講演力に多少の自信があるので、社内勉強会をしてコンサルタントの人柄、力量、事例を見た幹部社員は「このコンサルの指導なら受けても良いかな」と思う訳です。
講演力がなければダメと言うことはありませんが、講演とはコンサルにとって最大の自己PRの場であるのです。下手より上手い方が良い。
2,社内勉強会は無料でも可
いわゆる名刺代わりの社内勉強会なので、プレコンサルティングとして「無料提案」でも構いません。
その後の本契約があるので。
無料勉強会なら経営者も依頼しやすいでしょう。
せっかく無料勉強会を実施したのに、その企業では契約までいかない事は多々あります。
しかし、そこでひるまず「社長、この勉強会は他の会社でもしたいのでご紹介ください。ただコンサルを検討しても構わない方に限りますけど」と「無料勉強会講師」の紹介を依頼するのです。
場合によっては「社内勉強会」だけでなく、社長の知り合いの集まりの場での「社長向けの無料勉強会」であっても結構です。
こういうチマチマした仕掛けの連続の後に、ある時急なオファーがくることを私は経験的に良く知っています。
焦らずコツコツとです。
3,社内勉強会のテーマはコンサル契約に近いものがベター
社内勉強会では、経営者に提案しているコンサルティングテーマに近く、社員幹部の為になるものを選びます。
もし財務コンサルで入りたいなら、「幹部社員の決算書の見方勉強会」でも結構です。
ただし堅苦しい数字の説明だけでなく、面白おかしく分かりやしぃ工夫が必要でしょう。
人事評価コンサルに入りたいなら、やる気やモチベーションアップにつながる話がうけが良いでしょう。
社員は評価制度の話はあまり聞きたくない筈です。
営業コンサルなら、ある会社の事例を説明して、それを該当会社に合わせて話し、営業が少しでも良くなりそうなイメージが沸くように話します。
経営顧問契約やコンサルティング契約につなげたい内容に沿ったテーマ、経営者のニーズに沿ったテーマを社内勉強会で行うと、契約までがスムーズにいきます。
因みに弊社が実践している講演テーマは下記です。
4,アンケートを取り、その結果から経営者に再提案
社内勉強会をしたら、必ずアンケートを取ります。
そのアンケートには今後コンサルタント契約につなげる経営課題の対策について、なるべく「Yes」と言う回答が出るような問いにします。
そして「何でもQ&A」の欄を設け、アンケート分析の結果も経営者に提案します。
経営者は「社員の声なき声」に大変興味があります。
本来なら経営者は「誰がそんな事を書いたのか」魔女狩りをしたいところでしょうが、そこは無記名で行います。
社内勉強会を武器に、経営者や幹部とも関係性を深める事で、コンサル受注につなげていくのです。
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