嶋田利広ブログ

コンサルタント事務所経営

生成AIで中小企業向けコンサルタントはどこに商機を見出すか?

SWOT分析、KPI監査、採用サイト、経営理念浸透型人事評価、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。

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生成AIの進化が止まりません。

どんどん人間が考えずとも、AIが答えを出してくれる時代になりました。

それは我々コンサルタントの世界もしかりです。

AIの普及や技術の進歩で「10年後になくなる仕事」がいろいろ取り沙汰されています。

仕事の答えや作業内容が法律できまっている税理士、弁護士、士業の仕事がなくなるが、コンサルタントは当面大丈夫と言う根拠なき安心感がありました。

しかし、生成AIをいろいろ使うと、コンサルタントの創造的な仕事にまで、AIで十分な結果を出す事実がどんどん明るみになっています。

一体、我々コンサルタントは今後生成AIと、どう棲み分けしながら生きていけば良いのか?

1,「文書化」 「言語化」がほぼAIで十分

多くの関係者が指摘しているように、文書化やプレゼン資料、企画書などはAIの得意技のようです。

ブログは言うに及ばず小説やビジネス書などの出版の類もAIでさっさと出来上がります。

その内書店やアマゾンに並ぶ書籍はAIを活用した本でいっぱいになるのではないでしょうか。

AIにさっさと原案をつくらせ、後は人が微調整すれば対策と言うものも短時間でできてしまう世界です。

私も20冊のビジネス書を出版し、1冊の原稿を執筆するのに延数十から100時間を掛けています。

それがモノの数時間で原稿が出来上がる世界です。何とも呆れるばかりです。

 

2,コンサルに使うヒントはすべてAIで可能

当然、我々コンサルタントの業務にも大きな変化が訪れます。

経営者が困っている課題を深堀していく作業で、必要なルール規程やツール、「見える化」になるマニュアルやチェックリストなどは、ものの数分で基本的なものが出来上がります。

私等はそれらを作成する為にヒアリングしながら、眼の前でExcelやWordに文字化して、その場作成支援しています。

この「眼の前でヒアリングしながら、その場でアウトプットを出す」ことに、経営者からの驚きと差別化をしてきました。

そのスピード優位性が、他のコンサルやAIのプロンプトの作成が速いコンサルタントと差別化できなくなっていきそうです。

従って、コンサルティング現場で使う、様々な課題解決のヒントは、即AIを使えば良い訳です。

もしAIのプロンプトが上手い経営者なら、AIで答えが出るものをわざわざ「おカネを払ってコンサルタントに依頼」することもありません。

 

3,AIで参考ヒントをつくり、それを現場でカスタマイズ

しかし、どんなにプロンプトが上手でも、AIが出した答えやツールが即、経営者の意図に100%そう事がまだないでしょう。

当然、AIが出したサンプルを元に、現実の企業の状況に合わせてカスタマイズやChatリレーは必要です。

そのカスタマイズも経営者自身が自分でできるなら、コンサルタントには頼まないでしょうが、それを面倒だと思うヒトはコンサルに依頼するかもしれません(この面倒くさがり経営者は常に一定数いるので市場はある)

現場でカスタマイズする事で、その中小企業の実態にあったアウトプットができてくるし、そのカスタマイズをする時、経営者や役員幹部とヒアリングしながら行うことでより密なコミュニケーションが図れます。

 

 

4,今後は説得系、ヒアリング系、ワークshop系に商機あり

必要なアウトプットはほぼ生成AIで可能でしょうが、最後は人間の根源的な欲求をAIが満たすには少々時間が掛かるとみています。

その根源的な欲求とは「話を聴いてほしい」と言う承認欲求です。

確かにAIでも相応の会話はできるでしょうが、そこに生身の感情が入り、「気」と言う交換があるのが人間同士のコミュニケーションです。

学習するだけならYouTubeを見ればいいし、答えを見出したいならAIでも良い訳です。

しかしAIでの無感情な答えではなく、相手を説得したり、ヒアリング、動機付けするにはインタラクティブな言葉の交換や、勉強会セミナー、リアル面談などの雰囲気が伝わる事がまだまだ大事です。

そこにコンサルタントの商機があるとみています。

だから今後のコンサルティング商品として

⑴リアル面談による相談

⑵リアルや画面越しのセミナー・勉強会

⑶個別コーチング&カウンセリング

⑷講義とワークがある複合の長時間Zoom研修会

などが想定されます。

 

これからコンサルタント起業される方は、ノウハウや専門性一辺倒ではなく、こういう説得系、動機づけ系、ヒアリング系のスキルもしっかり磨いた方が良いと思います。

弊社が行う「zoomでSWOT分析ロープレ」などは、深堀ヒアリング技術を習得するものです。

AI時代にもこういう深堀ヒアリング系のノウハウはもっとニーズがあるように思います。

 

 

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