経営コンサルタントの定義は、いろいろな解釈があり、何が絶対の答えかは分かりません。長年、経営コンサルタントと言う職業を人生の仕事として、やっている訳ですが、私自身もその経験年数や年代によって、「経営コンサルタントの定義」が変わったように思います。「守破離」という言葉があります。武道などの師弟関係からの成長を意味するものです。
私のスタイルは、1社に長くお付き合いするコンサルティングです。すると、事業承継期を迎えるクライアントもかなりの数がいます。これまでいろいろな後継者を見てきて、またコンサルティングにおいて教育指導もしています。その中で、「この人は優秀だな」と思う人がいます。ダメな後継者の特徴は、敢えて言わなくても大体分かりますよね。しかし、優秀な後継者が何をしているのか、なかなか分かりにくいものです。これまで、私が触れ合った「優秀な後継者」はどんな人なのか、整理してみました。
以前、ある検察官が被疑者の行為を勝手にねつ造してストーリーを作ったと言う事件がありました。物的証拠がないから、状況証拠を積みあげる過程で、勝手にストーリーを作ったのです。その事件は無罪が確定し、その検察官はたしか、罷免されたと思います。何故、こんな話をするかと言うと、「SWOT分析検討会でも、似たような間違いをコンサルタントが起こす」可能性があるからです。
「うちの事務所の職員は、『早期経営改善計画』に取り組みに消極的なんですよね」と、ある会計事務所の所長の言。
私は、「何故だと思いますか?」と聞いたら、「経営計画書の重要性を上手に説明できないんですよね。簡単に言うと、関与先社長の懐に入り切れてない、会話ができる状態になってないからでしょうけど…」と。
どんなに素晴らしいコンサルタントや会計事務所職員でも、また長年の指導実績がある顧問企業に対しても、言ってはならない「タブーワード」というのがあります。これを、聞いた時、クライアントも顧問企業経営者も、また同業者も一気に興ざめしてしまいます。そして、そのコンサルタントや会計事務所職員の「人格」や「人間性」に疑問を持つわけです。更に、それがトリガー(引き金)になって、解約にまで発展する可能性があるので要注意です。では、その禁句ワード10点とは・・・
コンサルタントや会計事務所の顧問料やコンサルティングフィーは、バブル崩壊以降ほとんど上がっていないようです。いや、むしろデフレの影響は企業業績に厳しさから、「値下げ」を余儀なくされたケースの方が圧倒的に多いでしょう。企業経営者は、事業継続に必要なモノが値上げされたら、受入れます。
就業規則の中に服務規律を挿入している病院・介護施設は多いと思います。問題はその服務規律がしっかり守られているかです。ある介護施設で、賞罰委員会が開かれ、賞罰を決める際の、問題を起こした職員の上司と、施設長との会話です。
先日、あるクライアントの幹部と会食しました。そのクライアントは私以外に、複数のコンサルタントと付き合った経験があります。しかし、他のコンサルタントは契約期間が終わるとほとんど、解約されています。ところが私の契約は、契約期間がありませんし、もう10年近く「コンサルティング契約」を維持しています。会食はお酒を飲みながら、楽しく過ごしました。
「今度の昇給で納得いかなかったら、辞めよう」これは、ある介護施設で働く職員が放った本音です。介護施設だから、低賃金は仕方ないと覚悟の上の人もいます。
しかし、この職員の言葉を借りれば、
「何故、あの人と私の昇給が同じなの?」
「私がどう評価されているのかな?全然教えてくれないけど」
「毎年3000円程度の昇給では、将来、子供の学費も出せない」
「介護の仕事は好きだけど、この施設ではこれ以上働きたくない」
この前、Aさんという方(この人はプロの経営コンサルタント)の「パーソナルSWOT分析」をお手伝いしました。Aさんは経営コンサルタントとして、15年のベテランの域に入っている方です。何故、Aさんの「パーソナルSWOT分析」をしたかというと、Aさんから、こんな要望が出たからです。
SWOT分析で「商品開発」コンセプトや商品開発戦略を議論する事は多いですね。つい先日も、長年コンサルティングしている飲食店グループの「社長会」でも次世代の「商品開発戦略」を議論しました。その時、各店舗の「強み」は、だいたい分かっていますが、「機会」をどのように見るかで、開発コンセプトが変わってきます。
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