嶋田利広ブログ

コラム

低価格・単発コンサルティングの悲劇

「貧乏暇なし」という諺は、コンサルタント業界の為にあるのでは、と思う事があります。というのは、コンサルタントや中小企業診断士と称している人の70%(これは感覚ですが、特に地方ではほとんどそうです)が、「単発・低価格コンサルティング」で、まさに「貧乏暇なし」状態です。今まで、数十人のコンサルタントやコンサルタント起業希望者の相談に乗り、アドバイスをしてきた感想です。

1、単発・低単価コンサルティング契約の悲劇

コンサルタントにとって「生産性の安定」こそ、「良いコンサルティングを続ける条件」といえます。もし、あなたが下記の状況なら、どこかで「戦略の見直し」が必要です。

  • いつも新規受注に追われる
  • 1社解約されたら、途端に生活が厳しくなる
  • 単発の研修やプロジェクトが多く、次につながらない
  • 経営顧問料が、数万円と安い割に、いろいろ要望を言われ、「貧乏暇なし」状態だ
  • 講演依頼は受けているが、低価格から抜け出せない
  • 独自セミナーでの集客が厳しい
  • 収入が安定しないので、高額研修の参加やツール購入の勇気が出ない 

コンサルタントとして安定した高生産性を維持している方は、実はこのような心配や不安がありません。こういう状況は、次に述べる二次的な問題を引き起こします。

2、低単価顧問・単発コンサルティング依存状態が続くと・・

  • 疲れているし、作業もしたいのに、電車や飛行機での移動では、自由席やエコノミーにしか乗れない
  • 欲しいコンサルティングツールがあっても、高額だと二の足を踏み、購入できない
  • 大都市で開催される高額のノウハウセミナーに参加したいが、なかなか受講できない
  • 下手に営業をすると、地元の零細企業ばかりになり、低単価、手離れの悪い仕事ばかり増える
  • JV(ジョイントベンチャー)や下請でのプロジェクトには参加できても、ネクストが発生しない
  • 格好よくコンサルタントと名乗っているが、その実は生活が大変な状況で、副業をせざるを得ない
  • 営業の仕方が卑しくなり、知り合いの経営者や見込み客が離れていく
  • 自分のコンサルティングの差別化や独自化の学習ができず、どんどん悪い方へ向かう
  • 仕事の素晴らしさと人生の豊かさが比例しない、自己矛盾を感じる  等々 

こういう状況は、そのうちメンタルにまで影響します。

3、どこが間違っているのか?

恐らく、「そんな事は自覚している。だけどどうしたらいいのか分からない」というのが本音でしょう。そういうコンサルタントやコンサルタント起業を目指す方に不足しているのは、「コンサルタント事務所戦略」です。これがないから、「コンサルタントとしてのUSPの確立」ができず、他のコンサルタントと比較されてしまい、「低価格・単発コンサルティング」に甘んじざるを得ないのです。

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