嶋田利広ブログ

コラム

もう指導するコンサルタントは古い

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コンサルタントって、あなたはどんな仕事だと解釈してますか?

実はもともと「コンサルタント」とは、判断を提供する、共に課題解決を 考えると言う意味です。 ここには「教える」「指導する」と言う感じはありません。

 でも、多くのコンサルタントは「教えて」「指導する」事をコンサルタント だと思っています。 私は29年間、コンサルティングの世界で一応プロとして生きています。 自分自身もこれまで「知識」「判断」を提供し、「考え方」「解決手段」 教える事がコンサルティングだと思って長い事やってきました。 しかし、ここ数年、「もうそんな時代ではない。」と痛感しています。 ネットがここまで普及すれば、そのコンサルタントしか知らない知識等 はありません。

 多くのコンサルタントも、レベルの高いクライアント企業で経験した事を レベルの低いクライアント企業に提供し、存在価値を出している人がまだ まだ多数派です。総論、生き方論、あるべき論だけをのたまう「コンサルタントもどき」は 最初から論外です。

 で、話しを戻します。 本来コンサルタントとは、誰でも知っている判断知識を、そのクライアン トの事情や特性に合わせて、「今やるべきか、やらないか」「他の方法が 妥当か」などを経営者に判断を提供するのが仕事です。 「知っている事」は何もスゴイのではなく、「その知識をどのタイミング で使う事が妥当か」を判断する人がスゴイのです。 すると、「教えて指導する」人は、コンサルタントではないと言う事にな ります。

 それが証拠に、経営顧問で長い事コンサルティングしている人は、あまり 上から目線で教えていません。だから、長く続くのです。 偉そうに、教えているコンサルタントは、研修や講演でのスポット依頼は あっても、継続収入は少ないのが実態です。 と言う事は、「教えて指導コンサルタント」ではなく、「一緒に考えて、判断 を提供するコンサルタント」になる事が、長く続く秘訣だと言う事です。

 私も、29年間やってきて、10年以上に顧問が7社ありますし、5年以上だと10社 になります。顧問と言っても、毎月の経営会議や研修会議のコーディネーター をやっていますから、顧問料も当然2桁になります。

 そんなに長く続く秘訣は何ですか? 知り合いのコンサルタントに良く聞かれます。 答えは簡単です。 「教えない事」です。 一緒に考える事、一緒にロジカルで分析していく事、宿題を出す事、チェックを する事です。 そのスタンスが長く続く秘訣だと、自分では思っています。

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