SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。
事業再構築計画書を作成しやすくするために開発した「記載指定がある進化版クロスSWOT分析シート」が、ある場面になるとむしろ「旧型クロスSWOT分析シート」の方が有効だという場面に出くわしました。
先ず、「進化版クロスSWOT分析シート」は下記のようなものです。
「積極戦略」だけを見てみると、こんな感じです。
これを見ると「何を聞き、どう書けば良いのか、一目瞭然であり、ヒアリングされた経営者も意見が言いやすい」という事で、多くの方から高い評価を受けています。
しかし、「記載指定」がある事の制約を受けてしまい、記載指定からはみ出た意見を集約しにくくなるという事例が起こっているのです。
逆に下記の「記載指定がない昔ながらのクロスSWOT分析シート」だと自由に書けるというメリットはあります。
但しこのシートではSWOT分析をコーディネートするコンサルタント、会計事務所の個人スキル次第で大きな差が出てくるという弊害があります。
ある意味、前述の「進化版クロスSWOT分析シート」を開発した理由は、「誰でもこの記載指定に従って書けば、ある程度の内容になりやすい」という汎用性を狙っての事でした。
我々プロが行うSWOT分析は「記載指定」なんてない方が自由でいいのは分かっていましたが。
しかし、「記載指定がある進化版クロスSWOT分析シート」が障害になることが起こるとは‥‥