顧問先経営者が大喜びした「ハラスメント対策勉強会」
SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。
昨日、あるクライアント先からの要望で、幹部30名に対して「ハラスメント対策勉強会」を実施しました。
4月から中小企業もハラスメント対策の義務化となり、何もしない法人はそれだけでリスクになる時代。
そのクライアントは女性が多い職場で、マネジメントの問題で離職も多発しています。
ハラスメントの勉強会はこれまで30回以上してきましたが、「頭で分かっても現場ではついつい・・」という管理職がやリーダーが多いもの。
そこで自己チェックをさせて「自分が部下からどう見られているか」を再認識してもらいました。
1、厚労省と人事院のパワーハラスメント基準を参考に
ハラスメントの講義はいろいろなものが出ているので、どれを参照しても良いですが、そこはやはり国家主導の内容をテキストに利用しました。
テキストを読むだけでなく、過去のケース事例や、「パワハラを受ける側の気持ち」をベースに話しました。
下記は、厚労省のパワハラ指針と人事院のパワハラハンドブックからの引用です。
この指針の後、パワハラが係争に至った事例なども紹介し、どんな言葉や行動が訴訟になりうるかのケーススタディもネット上から集めたものを説明しました。
2、パワハラで幹部が萎縮しないように「適切な叱り方・注意方法」を公開
何でもかんでもパワハラだと言われると、幹部は萎縮してしまい、「何も指導ができない」と自信喪失する可能性があります。
そこで、部下が納得のいく「叱り方・注意の仕方」を次に講義しました。
この「叱り方・注意の仕方講義」は過去、何十回も行ったものです。
ここでもポイントは超有名な「かりてきたねこ」で叱ることです。
この内容さえ順守すれば、パワハラとは言われにくいのです。
3、パワハラ抑止に直結するアンガーマネジメントのポイントを知ってもらう
そして、パワハラ認定されやすいのが、感情の激化に任せた「言わなくても良い事を言ってしまう」事です。
いわゆる「怒り」です。
管理職が感情をセーブできず怒った時に発した言動は、パワハラになりやすい。
そこで限られた時間だったが、アンガーマネジメントの導入部分だけを説明しました。
●6秒間の我慢
●「・・・するべきだ」を捨てる
●しょうがないと割り切る
●怒ったら自分の場所を変える 等々
これを職場のことだけでなく、子育てや配偶者に対しても使える事を分かりやすく説明しました。
4、この後は「窓口設置」「パワハラ指針作成」「誓約書」
この研修後は、パワハラ相談窓口設置や、パワハラ指針や個人情報プライバシー保護、研修受講に全員「誓約書」の提出を行います。
また、パワハラの定期研修の実施や無記名での職場アンケートの実施等、法人としてパワハラ撲滅に真摯な姿勢で取り組む事を具体的な行動に落とし込みます。
勉強会さえすればいいというものではありません。
本来なら社労士やカウンセラー、労基の方に勉強会をお願いするのが良いでしょうが、せっかく顧問をしているのなら、コンサルタントや会計事務所が行ってもいいと思います。
私の場合は産業カウンセラーの顔もあるので必然的に行った訳ですが。
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