採用サイトコンテンツコンサルティングで垣間見たWeb業者の悲哀
SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。
最近は「採用サイトコンテンツコンサルタント」の嶋田でもあります。
先日、ある社会福祉法人で「採用サイトコンテンツコンサルティング」の仕上げとして、そのクライアントのWeb業者と打ち合わせをしました。
そこで面白い気づきがありました。
それは「Web業者が言う採用マーケティング戦略を、クライアントにはなかなか理解できない」という事です。
私も「その提案は素晴らしいが、たぶんクライアントはついていけない」と感じました。
このクライアントとWeb業者のギャップを埋めないと、正直Web業者は儲からないだろうと思いました。
1、採用ホームページや採用マーケティングのリテラシーが低いクライアントに合わせた提案とは?
今回のWeb業者はホームページ制作経験も多く、採用ホームページも相当数経験しています。
すると最近の若手が反応する為には、
●どこの広告媒体を使うか
●採用までの導線をどうするか
●新卒と中途、非正規は別々にするか
●エントリー者と連絡はLINEかメッセンジャーか
●Web説明会はどうするか
等、いろいろな疑問点をぶつけてきます。
当然それらに対して意思表示をしないことには、採用サイトの効果が減殺されるのだから当たり前です。
しかし、クライアント側にそういう意識や知識のギャップが大きいと、
「そんな複雑な事ではなく、先ず採用サイトコンテンツをしっかり書いて、新卒や就職課関係からアプローチが増えるだけでいい」
採用マーケティングの知識がない人にとって、Web業者の確認項目はイメージがわかないのです。
だから、採用サイトの目的を小さく確認して、クライアント側のリテラシーレベルやどの程度の成果があればいいのかを小さく見ることです。
そうしないと「お宅の提案は難しい」と一蹴されます。
2、作業量や時間工数を先に言えば言うほどしらける
Web業者も営業ではなく制作担当者が受注面談に来られると、どうしても作業量や時間工数を気にします。
営業担当なら受注が目的なので、あまり細かい作業量や時間工数をクライアントには言いませんが、制作担当者は原価を気にしてついついコストが上がることをあっちこっちで言ってきます。
これは本当にしらける話です。
何か議論して、「それいいね」とクライアント側が感じたら、すかさず「それをすると、作業時間が10時間ほど増えるので・・・」と言われるとげんなりするのです。
クライアント側からすると「それはお宅の社内の問題でしょう。原価圧縮する努力をしなさいよ」
と言いたくなるのです。
我々コンサルタント業界もしかり。
ただ、付加価値の高い提案をするとクライアント側からコスト勝負の依頼はこないものですが。
3、第3の提案を考えないと、クライアント側の予算と「期待しているアウトプット」は合わない
採用サイトコンテンツコンサルティングの結果、多くの情報量、データ量が発生します。
すると前述のように作業量や時間工数を考えると、結構な金額になるでしょう。
しかし、クライアント側はそこまで予算を取っていないでしょう。
すると、一般的には「これを削れば安くなる」と減額提案が行われます。
しかし、この減額提案は業者側の知恵の提案ではなく、単に作業量を落とした提案です。
しかも予算に合わせると相当な削除が増え、クライアントからすると「超おもしろくない現実」だと感じ、そのWeb業者に対して失望感が出ます。
これはWeb業者に限った話ではなく、我々コンサルタント業界もしかりです。
そこで、Web業者はクライアントの予算を考慮し、作業工数も考えた提案をするには「第3の提案」を常に具備すべきです。
この第3の提案は、クライアントもそこそこ納得、社内工数もまあまあ妥協ラインにするレベルで、やはり「三方よし」で考えます。
だから知恵が必要です。
もともとクライアントは初期のイメージが強いので、それを何回も減額修正する事はネガティブイメージしか持てません。
しかし、第3の提案で全く新たな切り口なら、初期イメージがないので、「イメージのリセット」が可能なのです。
これはWeb業界だけでなく、どの業界にも必要な考え方ですね。
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