会計事務所で良い人材を採用したければ、職員ブランドをPR
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
会計事務所の人手不足感が強いようです。
定年したベテランを補充したいが、なかなか応募が来ないし、応募があっても経験スキルや年齢的に難しい人だったり。
更に期待していた職員が急な退職願いを持ってきたり。その結果所長が一担当者として右往左往する状況です。
監査職員が求職面接に来ない理由を「業界全体の問題で日本中人手不足だから仕方ない」と諦めている限り、今後も益々厳しい状況になるでしょう。
本来ならここで求人対策として、「求職者に魅力ある採用サイトを作る事で、求職者を引っ張ろう」というのですが、その事は後にして、今回は「この事務所に勤める事で自分自身のキャリアやブランド構築になる」と訴求する事で、能力ある人材を採用しようとするものです。
どういう事か?
1,この事務所で将来どんなキャリアパスがあるか見せているか
あなたの会計事務所に勤めて、監査担当者の10年後、20年後のキャリアパスはあるでしょうか?
それでなくても、毎月同じ顧問先に同じような業務を行い、積極性より「ミスしない事」「叱られない事」に意識が向かいがちな職員に、どんな将来を伝えていますか?
キャリアパスとは自分の将来像がイメージできる年収や仕事内容、職務スキル、資格などを整理したものです。
弊社も会計事務所のキャリアパス作成を支援していますが、下記のようなものがそれです。
このキャリアパスに沿って、監査担当や事務職、MAS担当のジョブ型等級別職能要件書を作成します。
できればそれも採用サイトに掲載します。
そうする事で職員の未来像が求職者にも見えてきます。
2, 家族に友達に自慢できるステータス「出版機会」を用意
会計事務所に10年、20年勤めて、自分自身のステータスをどこまで上げられるか?
家族を養う事はできるかもしれませんが、自己実現要求まではいかないケースが多いようです。
ココでいうステータスとは、例えば子供から
「お父さん、すごい○○で名前が出ているね」と子供が自慢したくなる事です。
親でもそうです。自分の息子や娘が、この会計事務所を通じて有名になり活躍すれば、こんなうれしい事はありません。
そこで、私は事務所のNO2やMAS担当者等に「出版機会」を与える事がステータスになると思っています。
そして、現在2つの会計事務所が、所長ではなく職員に出版機会を与え、その職員の名を表に出そうとしています。
私が支援し監修している、大阪のMGS税理士法人では、所長以外の監査担当者(税理士含む)3名が共著者として出版します。
これは職員に自信と実績を与え、顧問先からもリスペクトされます。
他の私が編著をしている共著本でも、税理士だけでなく職員の名前を著者として出しています。
著者として名が出るという事は、アマゾン検索でもグーグル検索でも著者として名前が出るだけでなく、自己のプロフィールにも「出版実績」が書けるという事です。自分の財産になる事です。
もし、こんな名誉な事を税理士事務所の所長がしてくれたら、本人が喜ぶだけでなく、次に続く職員も「自分も本が出せる」と思いモチベーションも上がります。
採用面でも「当事務所は頑張れば職員にも出版機会がある」と宣伝できます。
要は監査担当者にステータスを与える事で「前向きになる人材」がいる訳です(それにも見向きもしない人もいますが・・)
3,書けない職員でも出版ができる理由
「共著と言えども、出版なんて、所長でもない自分に本が書けるだろうか?」
こんな心配はごもっとも。誰でも取り掛かる前はメンタルブロックが働きます。
弊社の「RE嶋田塾マスターコース」ではその年のテーマに沿って、1年間の教育訓練をした後、実際の顧問先にコンサルした事例を記事にしてもらいます。
当然、この期間にスキルアップのロープレから、指導事例の仕方、記事の書き方も指導と添削をするので、「初めて本を書く方」も大丈夫です。
また弊社が使っている出版社も何冊も経験しているので、素人文書をそれなりの表現にしてくれるのも助かります。
因みに「2024年RE嶋田塾マスターコース上級KPI監査士ver.」では、SWOT分析とKPI監査のノウハウを習得してもらい、実際の指導事例を本にします。
「2024年度RE嶋田塾マスターコース上級KPI監査士」の詳細は下記から(2月末で募集終了。第1回目は4月24日(水)10:00~17:00)
2024年「上級KPI監査士」「採用軍師」の資格取得で個人ブランディングを高めたい方必見 - SWOT分析と経営継承可視化の専門コンサルタント RE-経営 (re-keiei.com)
SWOT分析もKPI監査も顧問先をZoomに招き、私が直接公開コンサルティングで仕上げる現場も見てもらうので、イメージも持てます。
世の中にある共著本とは主旨も内容も全く違うのです。
下記の5冊の共著本はすべて指導研修を受けて、共著者がコンサル実例を書いています。
書き方指導は既にノウハウがあるから文章が下手でもなんとかなります。
監査担当者の未来像に「本を出す」という事を上げてみませんか?
そのコストは会計事務所が持ちますが、「職員の本を出してくれる事務所の所長」というベネフィットも侮れないと思います。
前向きで有能な職員採用をしたいなら「職員に出版機会を与える会計事務所」になる事は事務所のイメージ向上にもつながります。
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