「経営アドバイス型コンサルタント」と「アウトプット型コンサルタント」
SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。
コンサルタントと聞くと、
「経営のアドバイスをするヒト」
「経営改善計画書などを指導するヒト」
「経営戦略やマーケッティングのアドバイスをするヒト」
等、何かしらの「アドバイスや判断を提供するヒト」というイメージがあるかも知れません。
確かに専門的知識やスキルをもって、経営者はじめ企業に提案する事が「コンサルタントの本道」かも知れません。
しかし、コンサルタントと名がつくヒトが皆が皆、そんな高度なスキルやノウハウを持っている訳ではありません。
むしろ、「そんなんでよくコンサルタントと名乗れるね?」と眼を疑いたくなる人もいるのも事実。
だから、コンサルタント業界へのクレームが絶えないのかも知れません。
まあそれはそれとして、
これからコンサルタント起業を目指す方には、「そんな経験も高度なスキルやノウハウも持っていないけれど、コンサルタントになりたい」という方も多いでしょう。
そんな方には、「アウトプット型コンサルタント」の道をお勧めします。
正直言いますと、
「口だけアドバイスのコンサルタント」
「理論や表面的なあるべき論だけのアドバイスするコンサルタント」
「話を聞くだけのコーチング型コンサルタント」
などのコンサルタントより、この「アウトプット型コンサルタント」の方が余程中小企業に貢献するし、何より専門知識がなくても、喜ばれるコンサルティングなのです。
その進め方とは?
1、中小企業は口頭文化で文字化ができていない
中小企業あるある、です。
大企業や組織がある程度できた企業に比べて、いろいろなものが暗黙知中心で、形式知の比率が少ないのが実情。
だからパターン化、マニュアル化がないため、人材育成にしても、業務の効率化にしても「出遅れ感」が否めないのです。
公務員や銀行等、異動が当たり前の組織では、業務がパターン化しているため、ある意味誰が行ってもそう大きな違いがありません。
これが典型的な組織のカタチです(この組織にクリエイティブがあるかどうかは別)
簡単に言うと、中小零細企業には「文字」が少ないという事です。
アウトプット型コンサルタントとは、中小零細企業に必要な各種の「文字化」をしてあげることです。
2、 ヒアリングしながらフレームを埋めていくだけのコンサルティング
アウトプット型コンサルタントは、マニュアル、チェックリスト、ルールブック等各種の文字化をする中で、どう進めるのか?
それは、先ず必要なフレーム・フォーマットをExcelやWordで作成し、後はヒアリングしながら、コンサルタント自身が文字入力していくだけです。
必要な機材は、相手に入力状況を見てもらうために、相手にモニター(大型TV)やプロジェクターを用意してもらい、コンサルタントのノートパソコンにつなぐだけ。
本当にこれだけです。
技術的な難しさがあるとしたら、質問ヒアリングしながら、文字入力しながら、要約箇条書きをすることです。
ヒアリングに集中すると文字入力が止まり、文字入力に集中するとヒアリングが止まる。
そうならない為に、日頃から顧問先や面談時に「ヒアリングしながら入力」の訓練をしておくべきですね。
私はこのスタイルを、初めてノートPCを購入した1999年から続けているので、何の意識もせずに行っています。
3、アウトプットがカタチに残り、見込み客へプレゼンができる
どこかのクライアントで作成した各種のアウトプットは、他の見込み客にプレゼン時に見せることができます。
当然、見せる場合は「固有名詞や特異性の箇所」はカムフラージュします。
見込み客や関係者に、この事例を見せて説明する事で、相手がイメージをしてくれます。
そのイメージとは、自社に置き換えてみているのです。
「確かに、こんなツールがあれば〇〇の効率化ができるなあ」
「これを幹部と作成するなら、幹部の意識改革にもつながるなあ」
等と考えているのです。
もし、これを口頭だけで伝えていると、相手はイメージしにくくなります。
口頭でいいのは、相手の困り事・悩み・課題に対するアドバイスが必要な時だけです。
こういう制度改革、業務標準化などは「文字化」が一番です。
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