嶋田利広ブログ

コンサルタント事務所経営

口だけコンサルタントとカタチに残すコンサルタント

SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。

 口頭アドバイスが多いベテランコンサルタントは文字化が上手い素人コンサル.jpg

先週(6月15~18日)は、関西から北陸での3泊4日の出張でした。

4社のクライアントで「アウトプット型コンサルティング」を実施しました。

●製造業の中期計画プロジェクトの進捗会議
●整備業の採用サイトコンテンツ作成
●医療サービス業の職種別等級別物ジョブ型職能要件書作成
●加工業の経営理念直結型部門別KPI人事評価プロジェクト

 

そのうちの2社では、保険パーソンが同行して、横で私のコンサルティングの一部始終を見ていました。

このクライアントは保険パーソンの顧客で、彼から紹介を得て毎月コンサルティングをしています。

そして、彼は毎月私の横で「リアルコンサルティング現場」を見て、自分のスキル・知識アップや保険提案に活かす訳です。

 

コンサルティングの終了後、その保険パーソン曰く

「先生の、ヒアリングしながらフレームに入力して、目的のアウトプットをその場で作成するノウハウって凄いですね。

社長や役員も皆納得してましたからね。私の知っているコンサルタントは指導やアドバイスはしますが、基本的に相手にやらせる人ばかりで、結構な金額をとります。

嶋田先生のコンサルティングは経営者からすると同じ金額でもかなり割安ですね」と。

「アウトプット型コンサルティング」は、今後のコンサルタントとしての差別化の重要なキーワードです。

1、 もう通じない指導するだけコンサル

これまでのコンサルタントは「フレームだけ用意し、少し説明したら、後をクライアントにやらせるスタイル」でした。

また議に出ても「コメント」を言うか、少し「アドバイス」をするか程度。

会議内容や指導した書式もクライアントに書かせて、後からコンサルタントに提出させる位。

そして、提出された資料や書式に対して「ああだこうだ」とコメントするだけ。

それで税理士より高いコンサルティング料金を取ろうとするから、短期間で解約されるか、単発プロジェクトで終わるのです。

経営計画書作成、マニュアルづくり、人事評価関連の固有内容、業務フロー、職掌、スキルマップ、販促対策、ビジョンなどなど、すべてコンサルタントの指導だけでは書けないし、書けたとしても「内容の薄い」ものになりがちです。

もう「口だけ指導コンサルタント」の時代は終わったのです。

 

2、クライアントは指導ではなく、アウトソーシングを期待?

クライアントである経営者・幹部は、どんなコンサル依頼でも、具体的なカタチにしてもらう事を期待して契約します。

しかし、アドバイスしかしないコンサルタントには、経営者も直接クレームは出さなくても、コンプレイン(不平不満)はまあまあ内しているようです。

私の経験からも、コンサルタントがフレームを用意して少し指導した後、自発的に書ける人材がいるのは中堅企業以上です。

中小零細企業の経営者・幹部は、思いはあっても文字にできない人が圧倒的に多いのです。

だから、「文字化」するのはコンサルタントであり、ある意味経営者はその文字化をアウトソーシングしていると思って契約していみたいなものです。

しかも、指導を受けながら、自分の意見も言いながら、アウトソーシングしているような感じです。

 

3、アウトプット型コンサルしか生き残れない

コンサルティング技術や事務所経営ノウハウを学ぶサブスク塾で、現在65名が学ぶRE嶋田塾」でも、塾生に指導しているのは、このアウトプット型コンサルティングと実際の実です。

アウトプット型コンサルティングを継続する事で、私自身が多くのクライアントで「10年経営顧問」につながっているという事実が証明しています。

そしてこの「アウトプット型コンサルティング」の基本技術は「ヒント力」「文字化力」「要約力」で、サブ技術が「タイピング」です。

この技術を持たないと、これから益々厳しくなるコンサルティング需要や差別化の中で、サバイバルできないと確信しています。

 

4、アウトプット型コンサルになる為の訓練

このアウトプット型コンサルティングを訓練するには、

「聞きながら、タイピング入力しながら、要約する」という技能が求められます。

これを言うと「そんな器用な事はできないという人が多い」、だから差別化できる事を分かって欲しいのですが。

練習方法としては、クライアント先の毎回の会議議事録を、自分のノートPCをクライアント先のモニターやプロジェクターにつないで映しながら、自身でいろいろな内容を入力していきます。

フレームを先にExcelなどで作成に作成しておくと良いでしょう。

基本は自分のペースで入力し、自分のタイピングに相手に合わせてもらい、打っている間は待ってもらう位、主導権を自分が持ちます。

こういう毎回の練習が「聞きながら、タイピング入力しながら、要約する」という技能を高めていくのです。

しかも、相手に内容を確認しながらなので、相手とも共有できます。

こういう日常の仕事スタイルではない方は、「ロープレ模擬訓練」を受けることが大事です。

弊社でも、毎月SWOT分析のヒアリング技術と誘導話法、入力訓練をzoomで行っています。

最初は慣れずに「ヒアリングすると入力が止まり、入力するとヒアリングが止まる」事が多々あります。

しかし、数か月練習するとそこそこ上手くなっていきます。

先ず「習うより慣れよ」です。

 

因みに次回の「zoomでSWOT分析ロープレ」は9月3日です。

詳しくはこちらから

https://store.re-keiei.com/pages/zoom-swot-basic-ver

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ポストコロナ時代のすべてのコンサルティングは「アウトプット型コンサルティング」になります。

だからコンサルティングや経営、業種別の深い知識より「「聞きながら、タイピング入力しながら、要約する」という技術があれば、むしろ高い生産性が上がるという事です。

 

「アウトプット実例」中心にノウハウやExcelデータが習得できる「RE嶋田塾」の第2期募集が6月より始まっています。

概念論をいくら学んでも実践現場ではマインドブロックが出てしまい、なかなか行動に移せません。

しかし、実例データをクライアントや見込み客に説明すれば、先方から引き合いが出てきます。

この「RE嶋田塾」では、社外秘の実例データをどんどん出していくサブスク塾です。

今なら、入塾特典もあります。

因みに7月のzoomの内容は、下記に詳細を載せています。

7月の【RE嶋田塾】は顧客先で行う『2つのチェックリストコンサルティングノウハウ』 - SWOT分析と経営継承可視化の専門コンサルタント RE-経営 (re-keiei.com)

詳しくはこちらから

https://store.re-keiei.com/pages/re-shimada-course

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