嶋田利広ブログ

コンサルタント事務所経営

コンサルタントとして自分のポジショニングをする

SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。

コンサルタントとして自分のポジショニングをする.jpg

長年コンサルタントとして生きてきて至った結論。

それは自分のポジショニング(USP)を決める事がその後、コンサルタント人生を決めるという事です。

この業界には、コンサルタントと名がつくヒトが10万人いると言われます。

またYouTubeやWeb上では、「コンサルタントになって初年度に〇千万円稼いだ」とか、「顧客が〇百名増えたとか」羽振りのいい話をあっちこちで聞きます。

それを聞いて自信を無くすか、その養成講座に入るか、それとも「自分は自分」と感じるか。

私の経験から言うと、短期間に数千万円稼げたとしても一過性でしょうし、そもそもそういう人はほんの一握り。

参考にする必要もないのです。

何故なら、我々は「長期経営顧問」として中小企業の為に寄与する人間だから、そもそも数千万円とか1億円とか元々求めていません。

だから私は事あるごとに、そんな外野の情報に惑わされずに愚直に「長期経営顧問」の道を歩んでいこうと塾生や会員に伝えています。

とは言っても、ポジショニングが決まらない事には、コンサル依頼も来ないし、セミナーも集客できません。

中には「いろいろな引き出しを持っており、顧問契約してくれればいろいろな知見が提供できるのに」という方もいます。

しかし残念ながら、最初のお付き合いは「ある特定のUSPに魅力を感じて始まる」ものです。

だからいろいろな引き出しは、付き合い始めた後にとっても有効なのです。

ではポジショニングを決めるにはどうすべきか?

いくつか方法があります。

1、パーソナルSWOT分析でポジショニングを決める

以前からも言っているのは「パーソナルSWOT分析」で自身の「強み分析」を多面的に行い、その「強み」が活かせる、今後の「コンサルニーズの機会分析」をします。

そして、その掛け算である「パーソナル積極戦略」で具体的な認知度向上の仕方、専門ツールの型決め、マーケティング、専門コンサル商品の開発を決めていきます。

絵にすると、下記(ある建設業専門のコンサルタントとして起業した方)のように、具体的にコンサル商品やブランディング戦略を決めていきます。

このパーソナルSWOT分析は自分自身で行ってもいいし、第3者の力を借りても結構です。

独立起業パーソナル積極戦略事例.jpg

2、経験業種・得意ジャンルマトリックスからポジショニングを決める

過去いろいろなビジネス経験や実務経験があるなら、経験業種とそこに絡むコンサルティングジャンルのマトリックスから、具体的なUSPやブランディングを導き出すという手法です。

表220514_USP整理.jpg

この表の右に経験業種の中でよく知っているビジネスをかき出し、縦軸のその業種の困り事からクロスするところに「自分なら提供できそうなノウハウや経験、提供できそうな資料など」を書きます。

縦軸にこの他の項目があれば追加してください。

 

3、他人に決めてもらう

最後は、自分で決められないなら、客観的なコーチに決めてもらうという事です。

自分自身の「強み」は知っているが、コンサルタント業界の「市場性」「今後の動向」もよく分からない方も多いでしょう。

いわゆるポジショニングまで展開してくれるコーチに相談する事で、そのコーチの誘導や質問による「気づき」から、USPを導く事です。

ただ、中小零細企業のコンサルタント業界や今後の経済・経営動向を俯瞰して見れるコーチはそうそういません

するとこのコンサルタント業界の著名人や経験豊富な方に聞くのが一番。

因みに私自身もこれまで30名位のコンサルタント・士業のUSPづくりの「個別コーチング」を行ってきました。

パーソナルSWOT分析を使ったり、いろいろな聴きだしをしてUSPの骨格が決まって、それに付随したマーケティング戦略などが文字化されると、徐々にそのコンサルタント・士業の方の顔が明るくなる経験をたくさんしてきました。

なかなか本人だけでは気づかないが、第3者からの質問や誘導をされると「そういえば・・・」と気づくことが多い訳です。

ただし、くれぐれも「自分の考えを押し付けるコーチ」には相談しないように。

 

 

もし、コンサルタント自身のUSPを決めたいとか、パーソナルSWOT分析をコーディネートして欲しいという方は、「お問い合わせ」下さい。

今ならzoomで行うことが可能です。

料金や日時はその時にメールでお答えします。

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