国家資格がなくても、専門性がなくても、コンサルってできるのか?
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
コンサル起業を考えている方から、こんな質問を受けます。
「自分はまだ会社勤めだが、将来はコンサルタント起業を考えている。中小企業診断士などの資格もないし、これと言って専門性もないが、サラリーマン時代にいろいろな中小企業を見てきた。何とか中小企業のお役に立ちたいし、このまま組織で働くことに将来不安を感じている。今の内に脱サラし、自分の未来を切り拓きたい。そんな自分でもコンサルタントができるだろうか?」と。
答えは「YesでありNo」です。
長年、こういう方の相談にも乗ってきたし、その後の姿も見てきました(成功している方と途中でサラリーマンに戻りこコンサル本業を辞めた方)
コンサル起業は誰でもできるし、だからこそ「あること」が分かっていない方は継続しません。
それはノウハウを持っていそうな中小企業診断士資格を取っていても、「あること」が分からないと食べることも難しい。
しかし、この「あること」を分かっていれば、先ほどの「資格なし、経験なしのコンサル起業」の方でも数年後は立派に活躍できます。
ではその「あること」とは何か?
1,何故多く中小企業診断士が稼げないと言われるのか?
私が主宰するコンサル技術のサブスク塾である「RE嶋田塾」には、多くの中小企業診断士が在籍しています。
まだコンサル起業したての方や長年コンサルとして経験している方もいます。
一般的に中小企業診断士の平均収入が700~800万円と言われますが、これは平均なのでそれ以下の方も相当数いる訳です。
経営全般を学習し中小企業経営のプロとして知識を積んだはずなのに、何故か上手くいく方とそうでない方がいる。
これはどの業界も同じですが、国家資格を持っているからと言って、「先生、是非わが社を指導してください」とはならないのです。
それはその中小企業診断士がクライアントに何を改善をして、業績貢献をするか明確に示さないからです。
中小企業診断士の中には
「先ず現状認識をして問題をフォーカスして、その問題を解決するお手伝いをします」
と言われるが、その問題は他人に診断してもらわなくても普通の経営者なら誰でも分かっています。
経営者は解決策を欲しがっています。
だから具体的なメソッドで問題解決できるイメージを与えない限り、やはり経営相談もしないし、セミナーをしても全く反応がないのです。
2,実は経営の専門知識より、ロジカルシンキングとヒアリングが大事
経営コンサルタントの勉強の為、本を何冊も読んだり、セミナーに何回も参加したり、Webでの情報をずーっと見ている方も多いでしょう。
AIがどんどん普及すると、コンサルの解決策はAIで基本的なことが分かります。
いくらある特定分野の専門知識やトータルの経営知識があっても、それだけでコンサル依頼は来ません。
生身のコンサルと接して、経営者に「この方に伴走支援してもらいたい」と思わせるには、経営者の課題をロジカルシンキングで原因追及や具体策を詳細な固有表現に落とし込む、ヒアリング力が不可欠です。
経営知識より、ヒアリング力や答えを言わず相手が答えるように仕向けるコーチング力がモノを言います。
経営者との会話で、経営者が納得しながら自分で答えを見つける。コンサルは適切な質問とヒントや事例を言う。そして経営者の思考を「見える化」して、意思決定しやすくするのです。
弊社のSWOT分析コーチングメソッドはまさにその、「課題落とし込みスキル」として機能しています。
だからSWOT分析技術を学ぼうとする人が多いのです。
SWOT分析スキルに興味がある方は下記
https://store.re-keiei.com/pages/swot-certification-beginner
だからコンサル起業の方には、ロジカルシンキングの質問や見える化の特定フレームワークを使うようにアドバイスしています。
3,再現性のある知名度の高いフレームワークを使いこなさないとPRしにくい
有名なフレームワークにはいろいろなものがあります。
またコンサル個人が考えた独自のフレームも世の中には多数存在します。
大事なことは経営者が知らない、聞いたこともないフレームワークを使っても、説得力がありません。
どんなに優秀なフレームを作っても、それを使ったことがあるのはそのコンサルだけなら、決して有効な手法とは言えないのです。
私は世界でも有名で誰でも聞いたことがある「SWOT分析」を中小企業に特化して活用してきました。
SWOT分析という言葉は、普通の経営者なら誰でも聞いたことがあります。私はそのエキスパートだとブランディングしてきました。
だから「SWOT分析を習うなら嶋田先生ですね。中小企業SWOT分析の第一人者ですから」と言われるように20年掛けて取り組んできました。
また最近は「KPI監査」と言うフレームを普及させています。
KPI経営とかKPIマネジメントと言う言葉も世界的に有名なフレームです。
今、中小企業の業績改善を本気で取り組みたいなら「KPI監査メソッド」は再現性もあり、訴求効果もあります。
弊社では「KPI監査士検定」と言う資格制度をつくっています。
KPI監査士資格を取れば、いろいろPRできることがふえます。
KPI監査士検定の詳細はこちら
https://store.re-keiei.com/pages/kpi-auditor
4,集客は「接点を持った経営者の関係性を時間をかけて育てる継続性」次第
さて、いろいろ学習して自分のUSP(独自のうり)を決めたとします。
そして時間をかけてセルフブランディングを高めていきましょう。
ここで大事なことは「集客やコンサル受注は短期間勝負ではない」と言うことです。
コンサル向けのSNS広告では、「短期間で3000万円稼げる」とか「1年で20社の顧問ができた」とか、威勢のいい広告が出てきます。
そういう方もいるでしょうが、それはほんの一部。
実は集客もコンサル受注も「接点開発から相談依頼まで時間をかけて醸成していく」ことが基本です。
知り合った見込み客の名刺に書かれたアドレスや住所に定期的に課題解決のコンテンツを提供し続けることです。
だからセミナーや講演会は無料でも良いのです。
来られた方のリストこそ、重要な顧客資産ですから。
このコンテンツを配信したり、届けたりし続ける為には「がんばろう」と意気込まない方がいいです。
皆さん、意気込み過ぎて継続しない方がほとんど。
毎日、自分のUSPに関連した出来事やフレーム、事例を書き続ける、まとまったら小冊子にする、たまにその解説動画をYouTubeに上げる。
そんな感じで自分のコンテンツを貯めていくだけでいいのです。
「RE嶋田塾」では、このコンテンツの中身や継続の仕方も事例やノウハウを提供しています。
https://store.re-keiei.com/pages/re-shimada-course-2
で「あること」とは「ヒアリング力、コーチング力」「基本フレーム活用」そして「継続コンテンツ」です。
中小企業診断士の学習には、この部分がないように思います。
だからコンサル起業を目指す方は、この部分が大きく、コンサル生産性に影響することを忘れずに起業してください。
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