嶋田利広ブログ

コンサルタント事務所経営

2025.4.1 コンサルタント事務所の経営計画の立て方、RE-経営の場合…

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弊社は3月末が決算月で、1月位から徐々に次年度の経営計画を作成します。

個人事務所に毛が生えた程度の事務所なので、良くも悪くも期首に立てた計画通りに進まない所があるのですが、それでも毎期必ず立案します。

そうすることで自分の意識の中に入り込むからです。

ではRE-経営は2025年度、どんな事務所方針やコンサルティング方針・目標を持っているのか、少し公開します。

1,多くの個人コンサルタント事務所に計画がない

弊社のコンサルタントや税理士のコンサルティングスキルを学習する「RE嶋田塾」https://store.re-keiei.com/pages/re-shimada-course-2に参加しているコンサルタントもちゃんとした「事務所経営計画」を立てている所は少数派のようです。

当然、理念、目標や方針などを持つ方は多いのですが、損益の細かい計画と商材対策となるとなかなかやらないようです。

我々は人様に「経営計画を支援する立場」ですから、そこは頑張って自事務所も経営計画を立てて頂きたいところですが。

結局、自事務所の経営計画や中期計画がない為、なかなか自己実現しない方が多いと言うことです。

実はコンサルタント事務所の経営計画は、意識することから始めて、その意識が定着し、出会いや気づきのアンテナが敏感になることで、結果的に経営計画の達成が近くなる傾向があります。

そういう本質的な意味からも是非、コンサルタント事務所経営計画を立てて頂きたいものです。

5月、6月の「RE嶋田塾」では、第2部講義で「事務所経営計画」について事例や考え方をお話します。

 

 

,先ず固定収入を確定

弊社のような小事務所ではどんなに偉そうなことを言っても事務所収入の安定化なくして、落ち着いたコンサルティングができません

なんだかんだと言いながら、35年間連続して2500~3000万円の継続収入をつくってきたらこそ、いろいろなことに投資したり、挑戦できているのです。

次年度も固定収入3000万円になります。

これは営業努力せずに、今の顧問や固定契約だけのベース売上です。

一人だけの売上なので、高くもなく低くもなく、と言う感じです。

億越えで稼いでいる方もいるので、偉そうなことは言えませんが💦

固定収入も「企業顧問売上」「会計事務所コンサル売上」「医療福祉コンサル売上」の3部門からなります。

最近は一発高単価プロジェクトは受注せず、すべて月割りした契約にしている関係上、月次固定収入は大きくなる傾向があります。

プロジェクトものを月割りして請求し、平均プロジェクト期間が約2年位で、その後は顧問契約になるので、金額は下がりますが、そこからが安定収入の始まりになるのです。

 

3,差額商材対策を検討

むろん、固定収入だけで事務所経営をするわけではないので、自分なりの目標があります。

ただ自分の年齢や体力、固定費リスクなども考慮して、コンサルティング・研修関連売上で4000万円、非コンサルティング売上で1000~2000万円程度の目標になります。

ただ非コンサルティング売上の一つは「法人向け生成AI関連売上」なので、コンサルティング売上に入れてもいいのですが、戦略が別の為別枠にしました。

この「法人向け生成AI関連売上」とは、弊社が生成AIエンジニアリング会社のパートナーとなり、独自の法人向けChatGPTを提供するサービスです。

詳しくは今後逐次紹介していきます。

簡単に言うと「今の有料GPTの半額程度でが活用でき、しかも法人内GPTsを構築しやすくして、情報集積やセキュリティも効果ある法人向けGPTs機能」の提供です。

もう一つの「非コンサルティング売上」が各種検定やノウハウツール販売です。

これは大きな売上にならないですが、少しずつ増えていっています。

 

4,最終損益を決定

売上、粗利、販売管理費を計算して最終損益計画を出します。

原価ではサイト構築の外注費や生成AI関連テナント料、セミナー会場費などが中心です。

販管費では主に人件費ですが、これは私自身がいくらもらうか次第になります。

それ以外の事務員2名に人件費や専属IT顧問、出版に伴う経費などです。

合法的な節税や損金になる計画も入れて、最終営業利益を出します。

営業外収支が大きな金額ではないから、営業利益=経常利益になります。

税引き後どれくらいの余剰金が残るかも意識した最終損益を決めます。

この資本蓄積も今後の事業承継や相続税をにらみ、コントロールしています。

コンサルタント個人事務所のイメージとしては、売上高経常利益率は10%位が妥当かなと思います。

 

5,行動プロセスアクションプランを作成

毎年、顧問収入だけでコンサルタント事務所経営をしている訳ではないので、いろいろな仕掛けや準備をします。

すると、それなりの行動計画をプロセス別に検討しないといけません。

特に新商材や新企画などは思い付きに行き当たりばったりでは、個人事務所ではほぼ行動完遂ができないことがほとんど。

それだけ自分に厳しく対応するためにも「行動プロセス計画管理」は必要です。

今年の主な企画や仕掛けは「法人向けChatGPT事業」での会員獲得と、会計事務所とコラボした「生成AI継栄塾」の全国開催です。

その延長線上に顧問契約やコンサルティング受注があるので、焦って営業はしないつもりです。

それができるのも固定経費に占める「固定収入比率」が高いからです。

 

中小企業診断士であれ、コンサルタントであれ、会計事務所であれ、自事務所の経営計画や中期計画を立てることは自身のモチベーションに大きく影響します。

自分のコンサル事務所の経営計画やUSPについてご相談がされたい方は、メールでお問い合わせ下さい。

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