嶋田利広ブログ

コンサルタント事務所経営

2025.3.11 これからコンサル起業は固定収入が大事

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この前も最近フリーランスになって「コンサルタント事務所」の法人登記をしたという方と面談をしました。

その方は在職中に中小企業診断士を取り、前職時代の顧客や人脈から数件の顧問契約の約束をしていると言うことでまあ良いスタートが切れそうだという話でした。

毎年、コンサル起業やフリーランスで自立を目指す方は増えています。

どんな前職でバックボーンがあるか百人百様だから、一概には言えません。

ただ、コンサルタント事務所として長く生き続けるには、外してはならないコツがあります。

それが「固定収入の確保」です。

この基本を最初から意識しないと、長く続かないのがこの稼業です。

1,潰れるコンサルの多くが固定収入が少ない

コンサルタント事務所と言っても、一つの民間企業です。

コンサルの給与や事務所経費、スキルアップの投資などおカネは掛かります。

それで一番精神衛生上よくないのが、売上が不安定なことです。

売上が不安定なのは、固定収入比率が少ないからです。

固定収入さえ安定していれば、生計費の予定も立つし、投資や事業計画も考えられます。

この固定収入がないために、焦りや不安から「ちょっと知り合ったらすぐ営業をして人脈を失ったり」「とんでもない詐欺みたいな話に乗ったり」することもあるのです。

そして挙句の果てに「コンサルタント稼業」と二足の草鞋を履いて、別の給与が貰える請負や社員っぽい仕事をして、結局コンサルタントではなくなる。

こんな方をこれまで何十人も見てきました。

彼らに共通して不足しているのは固定収入づくりの「長期戦略」と「継続性」です。

 

2,長期顧問化には、努力と多面的なノウハウが必要

一度何某かのきっかけで付き合ったクライアントと長期の顧問になるには、相応の努力が必要です。

しかもしっかりマネタイズすることも忘れてはなりません。

私のクライアントの多くが10年経営顧問であり、長い所は20年以上が3件、10年以上が4件も続いているのには当然理由があります。

それは継続する努力をしている事です。

「継続する努力」とは、常に新たな提案をしたり、必ず社員や幹部向けの勉強会、経営計画作成を定期的に入れている事です。

更に社長面談の時間もとっている事も含まれます。

こういうと「自分にはそんな引き出しがたくさんない」と諦める方もいますが、今はそこの生成AIと言う強力な武器があるので、それを使わない手はありません。

長期経営顧問のなる為の道筋は下記のYouTubeでも解説しています。

 

 

3, コーチング機能+生成AI+定期勉強会が長期顧問化につながる

では実際に経営顧問として固定収入を確保するには、今の時代「コーチング機能+生成AI+定期勉強会」だと思っています。

「コーチング機能」とは、経営者からの相談にいつも答えを教えるスタンスではなく、深堀質問や気づきのコミュニケーションで「自ら答えを出すように誘導する会話」です。

何故なら、正解がない相談では、経営者の多くが自分なりの「解」を持っているからです。

その経営者なりの「解」に正当性や論理性、比較を与える事で、経営者の確信と自信を促すのです。

こういうコミュニケーションが続くなら、経営者はいつも相談したいと思うはずです。

「生成AI」は、面談や会議のその場で適切なプロンプトを入力し、生成AIに答えや情報を出させる技術です。

コンサルティングプロンプトが上手になれば、かなりリアルな情報が一瞬で生成されます。

「定期勉強会」とは、幹部向けや社員向けに特定のテーマで定期的に社内勉強会を行い、講師をすることです。

YouTube等でオンライン教育もできますが、やはり臨場感ある対面勉強会の方が価値が高い。

しかも中小零細企業では外部の人の講話を聴く機会が少なく、対面勉強会は受講者も新鮮な気持ちになります。

それ以上に、コンサルタントと幹部や社員との距離感が縮まり、関係性も良くなります。

 

4,取り敢えず「5万円のオンライン経営顧問」と言う商品

固定収入の考え方は、1時間当たりの単価で計算します。

だから、単純に顧問料が高いから良いという訳ではありません。

例えば、月額20万円の顧問料で毎月延10時間(移動時間+事務作業含む)かかる顧問先なら、時間当りのチャージは2万円です。

月額5万円のオンライン顧問でも2時間で終わるなら、時間単価は2.5万円です。

月額5万円のオンライン顧問を1日3件すれば15万円になります。(このように都合よくアポがはいりかどうかは別として)

5万円なら経営者は契約しやすいでしょう。

そして相談以外の実際の指導援助が必要なら、当然オプションとして別途メニュー提案をすれば、単価アップになります。

当然注意点もあります。

この5万円で何でもかんでも依頼してくる経営者には言うべきことはしっかり言うことです。

そうしないととんでもなく低い時間単価になりますから。

 

このように顧問収入を増やし、固定収入を作ることで安定したコンサルタント事務所経営が整うのです。

コンサル起業をした方は、当面月額の固定収入100万円を目指すことです。それ以上はスポット収入でも良いので。

 

 

 

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