中小企業のサラリーマンの不満の上位にあがるのが経営者の身内・同族社員と他人社員が差別をうけることです。
今回は、そんな事が如実にでた、ある企業でのコンサルティング経験をお話ししましょう。
会計事務所職員が経営者から深く聞き出せないのは「何故か」考えてみました。いろいろな会計事務所職員のロープレ研修をしていると、単純ですが、ある傾向を感じ取る事ができます。それは、経営者から聞かれた事には一所懸命、答えようとしたり、アドバイスしようとする姿勢があるという事です。これは職務特性上やむ負えない事かも知れません。 しかし、その習慣が税務関係以外の経営課題においても、狭い知見の中でアドバイスしようとすると、ピンとはずれになる事が多々あります。
今回は、私のようなコンサルタントなら、誰でも経験するお話しです。昔から『下3日にして上を知り、上3年して下を知る』と言うことわざがあります。これは組織での一般社員は3日もあれば、上司や経営者の本質や特徴を知る事ができるが、経営者や上司は、一般社員の本音や本質を理解するのに3年は掛かるという例えです。このように、下の人間の心や思いはなかなか上には伝わらないのが、組織であり、それから派生する悲劇が歴史の中で繰り返されていると言えるでしょう。だから『良い経営者・管理者の条件』の第1番目に挙げられるのは、社員の生の意見を聞くよう、『現地・現場・現実』の3現主義で対応する事と言われるのです。
今日は「こんなサラリーマンなら怖いものなし」と言うお話し。
サラリーマンは末端に行くほど弱くて、力関係で一番強いのは経営者だと思っている人がいるかも知れません。でも本当に一番強いのは、その一番下のサラリーマンだと私は思います。
中小零細企業では、圧倒的に家族経営は多いものです。アットホームな雰囲気はよいとしても、会社なのか、家なのか分からないようでは、他人社員には、決して居心地のよい会社とは言えない事になります。家族経営の代表的な悪い面と言えば、
「無駄な仕事はしたくない」 「少しでも楽に業務をしたい」 「なるべく残業はしたくない」 「意味のない業務はしたくない」 と、多くの働き人は考えているはずです。
そして、少ない労力で最大限の成果を願っている訳です。ところが、人間は無意識に「マンネリ病」と言う病に冒され、知らず知らずの内に、無駄な業務、意味のない業務を行っているケースがあります。
社長の奥さんとは、どういう立場でしょうか?社長の片腕として、管理の要として、経営になくてはならない存在の奥さんは、中小企業には、多いものです。これを『夫婦経営』と言います。
今日は「ビジョンがない組織」には「ビジョンがない人が集まる」と言うお話し。ビジョンとは将来的展望の意味で、将来にどういう希望を持つかと言う事です。
組織にもこのビジョンが絶対必要です。それは、一生懸命に働く最大の動機付けにつながるからです。人間と言うのは、今が苦しくても、先々に夢や希望があれば、耐えることができますが、仮に今が良くても、未来に希望がなければ、モチベーションは落ちてしまいます。
梅雨真っ只中と言う感じで、朝からじめじめです。そうそう、明日は当社主催の「管理職リーダーシップ1日研修」が熊本で開催されます。1日掛けて、自分のリーダーシップの棚卸をして貰い、意識改革だけでなく、リーダーシップの「仕組み」を作ってもらうセミナーです。 また、結果報告をしますね。今回のテーマは「外部の意見に左右され過ぎる社長」の話しです。
どんな職場にも『マニュアル』と言うものがあります。作業や業務の仕方を詳細に記した指導書です。業務の品質を安定化、統一基準、業務の効率化を図るのにマニュアルは有効な方法です。しかし、このマニュアルが行き過ぎたり、現実性が乏しい場合、現場で使われないだけでなく、効率も著しく悪化させるのです。まさに本末転倒と言う物です。
今回は悪いマニュアルの例をいくつかご紹介しましょう。
会社にとっての最大の課題は後継者問題なのは今も昔も同じですね。今の社長の代なら、いろいろあっても何とかやっていけるけど、「あの専務が、社長になったら、俺は辞めるもんね」と、内心思っている社員は結構いるかもしれません。恐らく、社員の方が心配している以上に、社長はもっと『不安』なのです。
会社の方針やルール、将来の戦略やビジョン等を熱く語る経営者はよくいます。TOPのモチベーション能力は重要な経営者の資質です。言葉が少なく誤解を招きやすい経営者よりは、しっかりと自分の言葉で、社員に説明する経営者の方が信頼感が高いのは当然でしょう。
しかし問題は、その経営者の言葉を社員がどこまで理解しているかという事です。
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