嶋田利広ブログ

会計事務所の職員教育

売上の公式を知れば、コンサルティングが分かる

どんな企業にも売上を上げるために公式があります。一般的には小売業の場合、「客数×客単価=売上」ですね。

そしてそれをもう少し小さく見て、その会社なりの戦略を追加することで、

「客数」=(既存客×DM回数)×(新規来店の為の紹介促進策+会員カード発行数)

等々

「客単価」=(販売個数)×(平均単価)×(お買い上げ時プラス1の声掛け数)×(POP訴求数)

等々

こういうように、どの企業にも自社に合った売上を上げる公式があるわけです。公式を知る事で、コンサルティングが非常にしやすくなります。だから、クライアントの「売上の公式」を最初に皆で論して作成し、それに沿って各要素別の対策をじっくり継続して詰めていくことです。

そうしないと、いつも新たな対策ばかり提案しても、いつまで経っても成果が出ません。

それに、「この売上の公式」があればコンサルタントの「ネタ切れ防止」にも一役買います。複数年、コンサルティングをしているとクライアントとのマンネリが発生します。マンネリが長く続くとそれは解約の危機です。私もこの公式のおかげで助けられたことは結構あります。

因みにある居酒屋の売上の公式はこうなりました。

売上=(既存リストへのDM回数)×(来店時の手土産サービス)×(おすすめメニュの説明コピー)×(飲食中の新商品の無料試食回数)

とほとんど単価とか客数とか、アルコール売上とかが入っていません。それでも、この黄金の公式に沿って、各種の対策をとる事が売上downが起こってない理由だと言います。

今、この「売上の公式」ノウハウを会計事務所職員に教育し、顧問先から聞き出してくるようにしています。

それを知る事で、経営者との面談での会話レベルを上げていくという取り組みです。何故なら、会計事務所も顧問先の売上アップに何らかの関与が必要な時代になったからです。

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