今日は25年来コンサルティングをしている企業での「幹部研修」です。今回は課長クラスに「部門別SWOT分析」をしてもらいました。
SWOT分析で戦略判断の知識と発想の習慣をつける事は大変重要ですね。中小中堅企業の場合、ミドルマネージャーは現場で汗を流したり、現場の問題解決ばかり右往左往をしているからです。眼の前の課題ばかりに眼が行っても、大きな変化もイノベーションの出せません。
だから、SWOT分析のような戦略判断の経験が定期的に必要なんです。
ネガティブ議論はなるべく時間を取らない
経験から言える事は「脅威」「弱み」の時間をあまりとらない事です。現場にいる幹部は外部環境での「脅威」と内部要因の「弱み」を痛いほど知っているのでダラダラ「ネガティブ議論」になるからです。次に「機会」では、経営SWOT分析と同様、「タラレバ」で考えさせます。
経営資源の集中化の提案を考える
「機会」×「強み」で「積極戦略」を考えさせるとどうしても、戦術的なことが増えてきます。戦略を考えるSWOT分析なのに、小手先の戦術ばかりの「積極戦略」では意味がありません。
そこで、「強み」の経営資源の集中でできる「機会」を徹底して考えてもらいます。そうすると、今まで自部門の枠の中で戦略を考えようとした幹部も、俯瞰して戦略議論をするようになります。
いろいろな幹部研修がありますが、部門別SWOT分析研修は、幹部に戦略的発想をつけさせる良い研修ツールだと思います