嶋田利広ブログ

SWOT分析コンサルタント

2025.3.1 「凄い」と言われるクロスSWOT分析チェーンプロンプトの秘訣

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現在、毎月行っている「zoomでSWOT分析ロープレ」は、生成AIのチェーンプロンプトを使って、短時間で「積極戦略」までだす手法を学習してもらっています。

先日も3名の方と「チェーンプロンプトによるクロスSWOT分析ロープレ」を行いました。

参加者が一様に驚愕されるのが、生成AIの凄さです。

参加者は公認会計士、税理士、中小企業診断士などの経営支援の専門家です。

彼らがこの使い方の凄さを分かれば、どんどんクライアントや顧問先の普及させていくことでしょう。

では、私の「クロスSWOT分析チェーンプロンプト」はどこが違うのか?

ちょっと自画自賛してみます。

1,6段階のチェーンプロンプトである

生成AI-クロスSWOT分析は5段階のチェーンプロンプトで成り立っています。

第1段階…企業プロファイルでの情報整理

第2段階…「強み分析」の情報整理

第3段階…制約条件と「機会分析」の情報整理

第4段階…「積極戦略」の生成

第5段階…追加条件を入れて「積極戦略」の絞り込み表現

です。

この各段階で、指示文や前提条件、追加情報の記入欄と、型決めされたテキストとフォームがあります。

それを学習させながら、求める「積極戦略」へ誘導していきます。

 

2,「強み分析」が顧客、技術、機能中心である

第1段階のプロンプトではまずその企業のプロファイルを理解させます。

企業の規模から所在地、通常の経営資源、取扱商品、顧客や市場などの諸条件を入れます。

その後第2段階で「強み分析」のデータを記載します。

「強み分析」は主に「顧客資源」や「商材技術資源」「社内のリソース」が中心になります。

RE経営では「強み分析」を行う際、下記の要素を深堀しているので、それをテキストでプロンプトに記入しています。

全部記入できなくても大丈夫です。

230317_強み分析ヒアリングシート.jpg

3,「機会分析」は 事実情報をベースに「制約条件」も入る

「強み分析」結果を求めるフォーマットで生成した後、「機会分析」のプロンプトを入力します。

ところがいきなり「機会分析」をせずに、先に「制約条件」を入れるようにしました。

一般的な「弱み」や「脅威」に該当する箇所です。

何故それをここで入れるかと言うと、「「積極戦略」の前に入れないと、リソースや限界を無視して「超ポジティブな積極戦略」ばかりが生成される可能性があるからです。

その後RE経営式の「6つの機会分析のヒント」をベースに、ファクトを入力していきます。

「7つの機会分析のヒント」とは

●Bランク、Cランク客の二ーズ

●予期せぬ成功・新たな可能性

●既存客・新規見込み客が使う上でいら立っていること(困りごと)

●そこまで要求しないから、もっと低価格のニーズ

●おカネを払うから、もっとここまでしてほしいニーズ(高価格帯需要)

●他社がやっている企画・商品で真似したい事

●経営者がどうしても取り組みたい商材のターゲット先とそのニーズ

です。

ここで最初にしっかり伝えるのが、先ほど生成した「企業のプロファイル」や「強み分析」結果を、連鎖総合して、蓄積された情報を元に生成させることを伝えます。

 

4,「積極戦略」は何も入れないで生成する

上記の第1段階から第4段階までを入力していけば、この第5段階は入力する情報はありません。

指定されたプロンプトをそのままGPTやGeminiのコピペするだけです。

当然、そのテキストの設計図が結構細かいので、生成される「積極戦略」も下記のようなものになります。

 

番号

7つの商材名 ターゲット・顧客・販売チャネル そのターゲットが買いたいと思う理由 そのターゲットが求める具体的なサービス、付加価値名 その商材を販売する為のマーケティング対策や販促対策 その商材の単価帯・販売価格 その商材を1個製造販売するのにかかると予想される原価と必要経費 絶対必須の準備や仕掛け、プロセス
1                
2                
3                
4                
5                
6                
7                

このフレームになるには、それまでの前提条件で細かく指定しているからです。

 

5,「積極戦略」の中身をどんどん具体化するプロンプト

生成AIのアウトプット結果では、最初から求める内容がでないことがほとんどです。

そこで出てきた「積極戦略」に対して

●もっと詳しく、事例を入れて教えて

●もっと行動プロセスが分かる表現にして

●もっと平易な言葉にして

等とさらに表現や書き方に指示を加えるとどんどん、中身が良くなります。

 

生成AI用のクロスSWOT分析プロンプトも、当然ある程度のヒアリングをしないと「詳細情報」がでません。

詳細情報のレベルや深堀、固有性次第でGPTもGeminiも結果が異なってきます。

 

4月4日(金)の「コンサルティング現場で使う生成AIプロンプト公開とAIコンサル体感研修」では、このクロスSWOT分析コンサルティングプロンプトをはじめ、実際のコンサルティング現場で即使うプロンプトを公開し、その場で経験してもらいます

詳しくはこちらをご覧ください。

https://re-keiei.com/blog/consultant-office/2145-ai-4.html

お申込はメールでお問い合わせください。

なお3月10日までにお申込頂ける方は早割特典として通所価格より5万円の割引があります。

 

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