多くのSWOT分析をしてきて思うことは「SWOT分析の答えは1つではない」ということです。企業が経営戦略を整理する為に、優先順位を決める為に「SWOT分析」をします。我々コンサルタントはそれをサポートする訳です。ところが、SWOT分析から生まれた「積極戦略」や優先順位は、いろいろなケースによって答えが違ってくる場合が結構あるのです。どんなケースによって答えが変わるのか?
病院・介護施設のコンサルティングをしていると、カリスマ性があり、部下がビビっている責任者やリーダー、経営幹部をときより見かけます。そのリーダーは仕事もできる、経験・知識も豊富、性格も強い。更に、そのリーダーの言う通りにしなかったら、後で叱責される。そのリーダーから「論理的に追求されるとぐうの音もでない」だから、多くの部下はそのリーダー責任者の指示に従います。「あのリーダーの指示は絶対だから」と。
コンサルタントには、いろいろな経験があり、またノウハウがあります。長い事、現場コンサルティングをしていると、それなりに積みあげたノウハウやツールがあるものです。私の場合は、それをパソコンに保存しています。そこで、今私自身が行っている最中ですが、「コンサルタントのノウハウの棚卸」について、考えてみたいと思います。
以前、ある検察官が被疑者の行為を勝手にねつ造してストーリーを作ったと言う事件がありました。物的証拠がないから、状況証拠を積みあげる過程で、勝手にストーリーを作ったのです。その事件は無罪が確定し、その検察官はたしか、罷免されたと思います。何故、こんな話をするかと言うと、「SWOT分析検討会でも、似たような間違いをコンサルタントが起こす」可能性があるからです。
コンサルタントとして業務を開始した昭和62年頃は、まだ各自に1台のパソコンはなく何とかワープロを個人で購入して、企画書やレポートを書いていました。私のワープロ遍歴は、8台位あります。それから平成23年頃になって、初めてアップルのマックデュオを購入しました。しかし、上手く使えなかったですね。その後、自宅ではiMacを購入し、いろいろしているうちに慣れてきました。でも、データ作成は多くはWordやExcelなので、ノートPCをWindowsに切り替えてから、私のノウハウのデータ化が始まりました。
どんなに素晴らしいコンサルタントや会計事務所職員でも、また長年の指導実績がある顧問企業に対しても、言ってはならない「タブーワード」というのがあります。これを、聞いた時、クライアントも顧問企業経営者も、また同業者も一気に興ざめしてしまいます。そして、そのコンサルタントや会計事務所職員の「人格」や「人間性」に疑問を持つわけです。更に、それがトリガー(引き金)になって、解約にまで発展する可能性があるので要注意です。では、その禁句ワード10点とは・・・
病院や介護施設のコンサルティングや研修をしていて、痛切に思う事があります。それは、まじめなリーダー、患者利用者思いのリーダーほど現場業務に入り込み、部下にやってもらう事も自分で行う為、結果、部下が育たない場合が多いようです。しかも、現場比重が高いほど、部下への仕事配分や管理、マネジメントが疎かになります。今回は、管理職研修やセミナーで私が講義をする中身から、いくつか抜粋 します。
就業規則の中に服務規律を挿入している病院・介護施設は多いと思います。問題はその服務規律がしっかり守られているかです。ある介護施設で、賞罰委員会が開かれ、賞罰を決める際の、問題を起こした職員の上司と、施設長との会話です。
経営コンサルタントの定義は、いろいろな解釈があり、何が絶対の答えかは分かりません。長年、経営コンサルタントと言う職業を人生の仕事として、やっている訳ですが、私自身もその経験年数や年代によって、「経営コンサルタントの定義」が変わったように思います。「守破離」という言葉があります。武道などの師弟関係からの成長を意味するものです。
「今度の昇給で納得いかなかったら、辞めよう」これは、ある介護施設で働く職員が放った本音です。介護施設だから、低賃金は仕方ないと覚悟の上の人もいます。
しかし、この職員の言葉を借りれば、
「何故、あの人と私の昇給が同じなの?」
「私がどう評価されているのかな?全然教えてくれないけど」
「毎年3000円程度の昇給では、将来、子供の学費も出せない」
「介護の仕事は好きだけど、この施設ではこれ以上働きたくない」
私のスタイルは、1社に長くお付き合いするコンサルティングです。すると、事業承継期を迎えるクライアントもかなりの数がいます。これまでいろいろな後継者を見てきて、またコンサルティングにおいて教育指導もしています。その中で、「この人は優秀だな」と思う人がいます。ダメな後継者の特徴は、敢えて言わなくても大体分かりますよね。しかし、優秀な後継者が何をしているのか、なかなか分かりにくいものです。これまで、私が触れ合った「優秀な後継者」はどんな人なのか、整理してみました。
SWOT分析で「商品開発」コンセプトや商品開発戦略を議論する事は多いですね。つい先日も、長年コンサルティングしている飲食店グループの「社長会」でも次世代の「商品開発戦略」を議論しました。その時、各店舗の「強み」は、だいたい分かっていますが、「機会」をどのように見るかで、開発コンセプトが変わってきます。
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