嶋田利広ブログ

コンサルタント事務所経営

セルフSWOT分析で「自分の武器とニッチ市場」を決める

先日、あるコンサルタントの方と数時間、コーチングをしました。その方は長年コンサルタントをされている方です。彼の悩みは「自分のコンサルタントとしての武器が明確でない」「どの分野で自分のエッジを立てるべきか見えない」「セミナーをしても集まらない」「収入が不安定」という事でした。これは多くのコンサルタントや士業にも共通の事です。

1、セルフブランドを決められない理由

セルフブランディングを絞れない理由は、一言で言えば「欲張り」だという事になります。それは「八方美人」との言えるし、「捨てられない性格」とも言えます。だから、その根拠は「欲張り」な訳です。あれも捨てたくない、これも捨てられない訳ですから。セルフブランディングは、「捨てる勇気と絞り込み」から生まれる事は言うまでもありません。

ある意味「〇〇しかしない」その為には、当面は収入ダウンも覚悟するという事です。しかし、その勇気がなかなかでない。結局、飯を食う為に「従前と変わらないやり方」をしているが、その従前のやり方の収入さえ危うい状況になっているのです。

2、セルフブランディングを決める「セルフSWOT分析」

当社が行っている「SWOT分析スキル検定初級講座」では、全員に「セルフSWOT分析」を実施して頂きます。しかも、それを同じ受講者同士でロープレを通じて、内容吟味をしてもらい、「新たな気づき」を得る機会を作ります。

セルフSWOT分析とは、自分がこれまでやってきたコンサルティング市場でのニーズや特定顧客層の今後のニーズを「機会」として複数整理します。次にコンサルタントとしての具体的なコンテンツやスキル、経験を「強み」として整理します。それぞれを掛け合わせて「積極戦略」にするのですが、そこの堀り下げで、「自分が狙うコンサルティング市場とその武器」を明確化します。

3、セルフSWOT分析で「自分らしさ」を決めて追求

全国の都道府県単位で、コンサルタントや士業は数百人から大都市では数千人規模でいる訳です。その中身は正統なものから、如何わしいものまで。その中で、目立ち、「〇〇で、〇〇分野に強いコンサルタント」と言えば、「◇◇先生だよね」と言われないといけないのです。その為に、多くのコンサルタントや士業の方は、

  1. ホームページを作り
  2. facebookを行い
  3. セミナーを行い
  4. YouTube動画を出し
  5. 時には小冊子を配布し
  6. 出版を行って

いる訳ですね。ところが、①~⑥の手法に統一感がないと、ブランディングにはなりません。一体、「誰に対して、何のメソッドで、どんな効果を出すコンサルティング」を標榜して、各種ツールをつかっているのか?これば見えないと「セルフブランディング」が成立しません。「自分らしさ」とは、①~⑥のツールを使って、同一テーマで徹底して継続して、コンテンツを出し続ける事です。その為には「あれもする、これもする」では、おそらく時間がいくらあっても足らないはずです。

4、「捨てる」を事務所経営計画に反映させる

あるコンサルティングを捨てると判断したら、「結果的に受注がなかったから捨てた」ではなく、「意図的に捨てる」事が大事だと思います。そうしないと、覚悟ができません。

例えば、

  • 低単価の手間がかかるクライアントを継続指導から会員制度などの移行する
  • 思い切ってコンサルティング料金値上げや訪問頻度縮小を提案
  • ある地域のクライアントはあるけじめ時期にやらない事伝える 等々

この「意図的に捨てる」事で、それを自事務所の経営計画(収支計画)に反映させることで、覚悟ができ、新たなブランディングへの取り組みをせざる得ない「背水の陣」になる訳です。

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