コンサルがオタオタする「SWOT分析時に発生する3つの壁」
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
SWOT分析の理論と知識はあっても、実際の現場ではいろいろな事が起こります。
その最たるものが「3つの壁」による経営者幹部からの「ネガティブ意見」です。
これからSWOT分析をいろいろな中小企業で導入したいのなら、この3つの壁の存在を知らないと現場でオタオタしてしまい、信頼感が損なわれるかも知れません。
1、現実の壁
これは、特に中小零細企業の場合、使える経営資源があまりにも少ない為に起こる壁です。
資金も人材もノウハウもない、そんな中で今の仕事をしながら、新たな戦略に挑戦し行動の成果を出すイメージが沸かないのです。
「一体誰がそんな事をやるんだ」
「どこにそんなノウハウがあるんだ」
「今も不足しているのに、そんな夢物語の仕事に人を回せる余裕はない」
こんな事を議論のさなかに、大声で連発されると、さすがに斬新なビジネスモデルの議論は出ません。
すると、クロス分析でも「戦略ではなく、今の延長線上の戦術中心のあまりパッとしない具体策」で終わってしまう事が多いのです。
2、固定概念の壁
固定概念は誰でも持っています。
「この業界はこういうものだ」
「異業種を参考にすると言っても、あまりにリソースが違い過ぎるから、真似できない」
「先生は、この業界の事をあまり知らないから、そんな雲をつかむような話ができるんですよ」
これも、ベテランの役員幹部から、過去よく聞いた言葉です。
実際にやった経験がなくても、最初から「そんなことはしなくても結果は分かっている。上手くいくはずがない」と思い込んでいる訳です。
このネガティブ意見を突破する事はなかなか困難です。
だから、大手企業でも役員幹部を排除して、若手中心に戦略議論させる事が多いのは、こういう理由からです。
3、トラウマの壁
これは、
「過去に取り組んだけど失敗した」
「同業者がやったけど、あまりぱっとしなかった」
「新たな戦略をやるうちに本業がガタガタしてきた」
等の、過去の経験からトラウマになっており、慎重な姿勢が強くなっている場合です。
過去のトラウマの時代背景も、環境も条件も違うのに「トラウマ」だけは鮮明な印象が残っている訳です。
4、3つの壁に負けないSWOT分析検討メソッド
では、こういう3つの壁に負けずに、中小零細企業の経営者や役員幹部もに「前向き議論」になってもらうにはどうすべきでしょうか?
これまで、いろいろなパターンを経験する中で、やはり一番のメソッドは、
【具体的なヒントで、考えさせ、相手にイメージさせる事】
に尽きるように思います。
SWOT分析現場で、こういうネガティブ意見が出て、議論が止まる最大の理由は、
「ケーススタディ不足」
「ヒント能力不足」
「角度を変えた質問力不足」
だという事です。
だから、ここでは多種多様なヒント力を身につけて、SWOT分析の壁を突破する事が大事なんですね。
ヒント力とその場の返しの話法技術を身に着けるなら「zoomでのSWOT分析ロープレ」で壁打ち経験をする事です。
練習で出来ない事は、本番でも出来ません。
次回開催は10月5日(土)13:00~17:00
11月2日(土)13:00~17:00 です。
詳しくはこちら
https://store.re-keiei.com/pages/zoom-swot-basic-ver
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
こちらのページもいかがですか?
無料電子書籍ダウンロード
「これを無料で渡すんですか?」と同業のコンサルタントがビックリしたマニュアルをご提供!各種コンサルティングマニュアルを揃えております。
コンサルティング現場実例ノウハウ
「こんな実例ノウハウを、こんな価格で売るって正気ですか?」と仲間のコンサルタントがあきれた「コンサルティング現場で活用した実例ノウハウ」があります。クライアントとの面談や会議で、また研修時に「見せるツール」しかも記入実例付きのリアルテンプレートを豊富に掲載。