会計事務所で模擬ロープレしながら【経営承継10か年カレンダー】作成
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百聞は一見に如かず。これまでも継続指導先の複数の会計事務所で、経営承継10か年カレンダーの重要性と作り方を講義してきました。職員も頭では、その必要性と、この【経営承継10か年カレンダー】が差別化になる事は理解しています。しかし、実際に関与先経営者にヒアリングして作成した事例がまだまだ少数です。
ある事務所では決算検討会時に【経営承継10か年カレンダー】を必須業務にしていますが、それでもまだ緒に就いたばかりです。そこで、ある会計事務所で模擬ロープレをしてみました。社長役に監査部長、職員コンサル役が私。私はヒアリングしながらPCで入力します。それを大型モニターに映し、社長役はそれを見ながら議論を進めていきます。
想定した企業はカジュアル飲食業で、その監査部長が長年担当しているので、だいたい状況が分かっています。この模擬ロープレの目的は
- 2時間でどこまで、【経営承継10か年カレンダー】を埋める事ができるか
- 私がどういう聞き方、文字表現、入力の仕方でこのフレームが埋まっていくのか
- 相手の曖昧な表現、不確定な未来像に対して、どういう質問をしながら、固有表現に落とし込んでいくのか
- 業績目標、経営戦略項目、それに対する組織配置、資金需要を関連づけながら、行ったり来たりして、どう整合性をとるのか
こういう事を「模擬実践スタイル」で見て頂きました。2時間後、参加した所長、監査職員は感想として、
- 経営承継10か年カレンダーのヒアリングのイメージが分かった
- 聞き方の段取りが見えた。ある程度の誘導も必要だと思った
- このスキルはこの地域の他の会計事務所では無理なので、当事務所が先行したい
- 自分の知識がなくても、質問の仕方次第で、相手が答えやすくなる事が分かった 等々
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