2026.3.13 クロスSWOT分析チェーンプロンプト1「プロファイリングプロンプト」と「強み分析プロンプト」

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今回は生成AIを使って「クロスSWOT分析」を行う際のチェーンプロンプトを公開します。

本当は公開したくないのですが、まあお役に立てればいいかと割り切っています(笑)

さて、精度の高いクロスSWOT分析をするなら、最終系のアウトプットに対して、各段階(チェーン)でどういう学習データを入れ込むかが重要になります。

私が生成AIでSWOT分析をする場合、下記の8段階を経て、相当の粒度と実現性の高い「積極戦略」の立案を行います。

この段階を経て「その企業固有の隠れた強みを反映した実現可能で、新規の商材や戦略」が生成されるのです。

この青い部分に其企業固有の情報を入れると精度の高い生成物が出てきます。

1,SWOT分析前の情報を整理するプロンプト

  ⑴企業のプロファイリングで情報を入力

2,SWOT「強み分析」を整理するプロンプト

  ⑴強みヒント25の具体的なヒアリングで「強みの資源別」に回答する。

3,生成された「強み分析」(Excel)に加筆修正

  「強み一覧」を見て、「もっとここはこうなっている」とか「こういう事も強みにあるな」と感じたことを加筆修正

4,SWOTの「機会」を出すプロンプト

  ⑴加筆修正した「強み分析」を先に読み込ませる

  ⑵機会ヒント25の具体的なヒアリングで「顧客ニーズ別の可能性や過去に聞いたことがある声」を「表化」

5,生成された「機会分析」結果を加筆修正

6,SWOT「積極戦略」のプロンプト

  ⑴加筆修正された「機会分析」を読み込ませる

  ⑵積極戦略プロンプトそのまま入力(ここではプロンプトに設計されたWordだけをAIに入れるだけ)

7,独自の積極戦略一覧が詳細にアウトプット

  ⑴新商材の戦略や顧客管理の戦略、フロントエンド企画等のアイデアとそれを実現する為の行動プロセス案が生成

8,「積極戦略」の行動計画プロンプト

  ⑴「積極戦略」をExcelにして加筆修正して、読み込ませる

  ⑵収支計画の条件だけを記載し、そのまま入力

この面倒くさい8段階で「強みを活かした」超具体的な実現可能な新戦略が立案されるのです。

今回はその1として「企業プロファイリングプロンプト」と「強み分析プロンプト」を公開します。

分かりやすい例として地方にある住宅会社(年商10億円規模)の事例で生成してみます。(固有情報は修正しています)

2026.3.16 AIの新機能を追いかける人ほど、生成AIを使いこなせない

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今回は生成AIの技術進化や機能ばかりに眼がいって、本来の生成AI活用成果が出せていないと感じた方への警鐘とエールを送ります。

私自身も反省があり、もっと経営コンサルティングや経営合理化、経営改善の生成AI活用は原点に立ち返る必要性を感じています。

そう思うのは、現在我々が取り組んでいる「助成金対応生成AIオンライン研修」を学習すればするほど、AI技術ではなく、「プロンプト技術」だと思うからです。

2026.3.18 「生成AIを使っているのに忙しい」を卒業するGem/MyGPTs作成術

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「AIを導入すれば業務が効率化され、付加価値の高いコンサルティングに集中できる」

そんな言葉を信じてChatGPTやGeminiを使い始めたものの、ふと気づくと**「結局、毎日プロンプトを打ち込むのに必死で、あまり時間が浮いていない気がする」**。

そんな風に感じてはいませんか?

実は、多くのコンサルタントや会計事務所の職員が陥っているのが「単発プロンプトの罠」です。

毎回、新しいチャットを立ち上げ、「あなたはベテランの税理士として……」「中小企業の経営者に伝わるように……」とゼロから指示を書き込む作業。

これは、例えるなら**「毎日やってくる新人アルバイトに、毎朝一から十まで業務手順をレクチャーしている」**ようなものです。

これでは、AIを使えば使うほど、あなたの「指示出しコスト」ばかりが膨らんでしまいます。

今、私たちに求められているのは、AIを「便利な道具」として使う段階から、あなたのノウハウを詰め込んだ「分身(デジタル・スタッフ)」として資産化する段階へのシフトです。

Googleの「Gem」やOpenAIの「MyGPTs」を使えば、プログラミングの知識は一切不要。

わずか数分の設定で、あなたの「いつもの仕事」を阿吽の呼吸でこなしてくれる専用AIが完成します。

実は私も最近はGemを使って、ブログ記事やセミナーのレジメを作成しています。これだけで70%の時短になっています。

今回は、心理的・技術的ハードルを極限まで下げた、最もシンプルな「資産型AI」の作り方を解説します。

2026.5.8 AI時代だからこそ求められる「経営の肌感覚」と「コーチングの深層」

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「先生、AIにSWOT分析をさせたら、こんなに綺麗な戦略案が出てきましたよ。これでもう経営計画はバッチリですよね?」

最近、顧問先の経営者や、若手のコンサルタント、税理士からこうした声をかけられる事例が増えたと聞いています。

確かに、ChatGPTやGeminiなどの生成AIに自社の状況を打ち込めば、わずか数秒で論理的かつ整合性の取れた分析結果や改革案がディスプレイに並びます。

しかし、私はそのたびに本当にそれでいいのか?と感じざるえません。

AIが提示する「100点満点の正解」に経営者が翻弄され、最も重要な「現場の肌感覚」が置き去りにされているケースをあまりにも多く目にするからです。

AIの回答はあくまで過去のデータの平均値。そこに、あなたの会社の「血の通った現実」は反映されているでしょうか。

2026.4.17 7月に遂に出ます。生成AIコンサルティングチェーンプロンプト事例集出版予告

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「生成AIを導入してみたが、出てくる答えが一般的すぎて実務には使えない……」

今、多くの中小企業経営者やコンサルタント、会計事務所の現場から聞こえてくるのは、こうした「期待外れ」の溜息です。

ネットで拾ったプロンプトを試しても、返ってくるのは教科書通りの優等生な回答ばかり。

しかし、私たちが提唱し、6名の精鋭コンサルタント・会計士・税理士が実践してきた世界は全く異なります。

現在、私たちは7月の出版に向けて『生成AIコンサルティング事例集(仮称)』の執筆を猛烈な勢いで進めています。

この本に掲載されるのは、単なる「AI活用術」ではありません。

私の「コンサルティングチェーンプロンプト」を徹底学習した6名が、クライアントの泥臭い現場にAIを実装し、実際に「カネ」と「人」と「未来」を動かした真実の記録です。

この6名の共著者は

●(株)フロンティアスピリッツ 代表 税理士 石田政雄

●斉藤税務会計事務所  所長税理士 KPI監査士 斉藤恭明

●(株)ビジョナリーワークス  代表 公認会計士 西脇敬久

●(株)祐 代表取締役  平井祐太

●荷口経営会計・法務事務所 代表  荷口裕行

●(株)ラストワンマイルパートナーズ 取締役 早坂諒

です。

今回のブログでは、出版に先駆け、なぜ私たちの手法がこれほどまでに圧倒的な成果を出すのか、

そして7月18日に開催される出版記念セミナーで皆さんに体感していただきたい「コンサルティングの未来」について、その一部を公開します。


1. なぜあなたのAIは「ありきたりな回答」しか出さないのか?

多くの人が生成AIに対して抱く不満の正体は、AIの性能不足ではなく「情報の解像度不足」にあります。

一般的なAIへの指示は、例えるなら「美味しい料理を作って」とだけ頼んでいるようなものです。

これでは誰にでも合う、しかし誰の心にも刺さらない料理しか出てきません。

私たちが提唱する**「コンサルティングチェーンプロンプト」**は、その企業が持つ固有の文脈――社長の想い、財務状況、地域の競合環境、現場の職人のこだわり――を、論理的な「鎖(チェーン)」としてAIに読み込ませます。

例えば、今回の事例集に掲載される**「町工場の職人ができるAI活用営業」**のケース。

通常、営業経験のない職人に「営業に行け」と言っても、何から話せばいいか分からず足が止まります。

しかし、ここに

「自社の設備の特殊な精度」

「過去10年のトラブル解決事例」

「現時点での稼働率」

といった固有情報をチェーン状に繋いだAIを介在させるとどうなるか。

AIは職人の代わりに

「説明せずとも自社技術を一目で魅せるインフォグラフィック生成」

「相手企業の課題を突く、技術論に基づいた営業トーク」

を瞬時に生成します。

これは、一般的なAIには不可能な「その会社専用の知能」です。

このように、企業固有の情報を細部まで流し込むことで、AIは初めて「経営の道具」から「経営の参謀」へと進化するのです。

 

2. コンサルタント・会計事務所が陥る「AI格差」の正体

ここで、コンサルティングや会計業界における「あるある」をお話ししましょう。

「AIで業務が効率化されますよ」とクライアントに提案しておきながら、実は自社の職員が一番AIを使いこなせていない……という光景、心当たりはありませんか?

  • 「求人票を作らせてみたが、どこにでもあるような文言で応募が来ない」

  • 「決算書の分析をさせたが、数字をなぞるだけで、銀行が本当に知りたい『返済能力の根拠』に触れていない」

これこそが、今業界で起きている「AI格差」です。

ツールを使っているか否かではなく、「経営判断に使えるレベルまでAIを追い込めているか」の差です。

今回の事例集に関わった6名のメンバーは、会計士や税理士といった数字のプロ、そして現場を知り尽くしたコンサルタントです。

彼らが作り上げたのは、以下のような「現場直結型」のAI活用です。

  • 「銀行評価を高める決算書作成AI」:単なる入力作業ではなく、銀行員が「これなら貸せる」と唸る事業計画の根拠を、財務データと未来の投資戦略から導き出します。

  • 「非財産相続承継の事前準備AI」:数字に表れない「親族の感情」や「事業承継のタイミング」といった複雑な変数を整理し、スムーズな承継シナリオを描きます。

会計事務所の職員が、これまでの「作業」から解放され、こうした「高度な経営支援」にAIを使いこなす。

それこそが、私たちが目指す新しい士業の姿です。

 

3. 現場を動かす「コンサルティングチェーンプロンプト」の威力

事例集で紹介する各プロジェクトは、どれもが具体的で、かつ「経営の痛み」に寄り添ったものです。

例えば、「新人の離職防止になるスキル教育6か月マニュアルAI」

中小企業の経営者にとって、苦労して採用した新人が半年で辞めてしまうことほど痛い損失はありません。

しかし、現場は忙しく、教育マニュアル作成や細かいOJTやOFFJTの個別ケアをする余裕などない。

ここでチェーンプロンプトが活躍します。

その会社のベテランの動き、現場のルール、社長が大切にしている価値観をAIに学習させ、新人一人ひとりの理解度に合わせた「パーソナライズされた週ごとの作業経験とスキル修得の6か月教育プラン」を自動生成するのです。

その結果、新卒の離職防止につながったと言います。

また、**「軽運送業開業マニュアルAI」や「設備投資判断基準AI」**も同様です。

これらは、どれも「答えが一つではない」領域です。

地域、業種、借入状況によって最適解は変わります。

そこに、RE経営が長年培ってきたコンサルティングの思考プロセス(論理の鎖)をAIに組み込むことで、まるで熟練のコンサルタントが横に座っているかのようなアドバイスが可能になりました。

普通のAIなら「設備投資は慎重に」としか言いません。

しかし、私たちのAIは「現在のキャッシュフローと3年後の市場予測、そして御社の現設備の償却状況を鑑みると、今月中にこのスペックの機械を入れることが、営業利益率を4%向上させる最短ルートです」と答えるのです。

 

4. 7月18日、神田で「コンサルティングの未来」を目撃しませんか

この事例集の内容を、紙の上だけで終わらせるつもりはありません。

7月18日(土)、東京・神田およびオンラインにて、出版記念ハイブリッドセミナーを開催します。

この日は、事例集に寄稿した6名のコンサルタント・士業も登壇し、実際にどのようにして「自社固有のAI」を作り上げたのか、その手の内を明かします。

皆さんに体感していただきたいのは、「AIに仕事が奪われる恐怖」ではなく、「AIによってコンサルティングの質が劇的に跳ね上がる興奮」です。

  • コンサルタントの方へ: 属人的なノウハウを「チェーンプロンプト」に落とし込むことで、再現性の高い支援を実現する方法を学んでください。

  • 会計事務所の方へ: 記帳代行の先にある「真の経営支援」を、AIを武器にしてどう展開するか、その実例を持ち帰ってください。

  • 経営者の方へ: 「うちの会社には無理だ」と思っていたDXが、実はこれほどまでに身近で、かつ強力な武器になることを確信してください。

このセミナーを境に、皆さんの生成AIに対する見方、そしてコンサルティングのスタイルは一変することでしょう。

 

先行予約とスケジュールの確保をお願いします

現在、事例集は最終的なブラッシュアップに入っています。6名の執筆陣が、クライアントとの成功体験を一つひとつ丁寧に言語化しています。

今のうちに、ぜひ**7月18日(土)**のスケジュールを空けておいてください。

お申込み詳細はこちら

https://keieinaviai.info/lp/01/

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神田の会場で、あるいはzoom画面越しに、皆さんと「新しい時代の経営支援」について語り合えることを楽しみにしています。

先行予約の案内やセミナーの詳細については、近日中にこのブログ、およびメルマガにて発表いたします。

「普通のAI活用」では満足できない、本気で経営を変えたい、コンサルティングの次元を引き上げたい。

そう願うすべての方に、この事例集を捧げます。

続報を、どうぞ楽しみにお待ちください!

 

 正直に申し上げます。

この事例集をまとめる中で、共著者のメンバーがそれぞれ開発したコンサルティングチェーンプロンプトと実例は、私にとっても大きな発見の連続でした。

コンサルティングAIがこれほどまでに多様な業種で、かつ短期間に成果を出すとは。

私自身も、7月のセミナーで皆さんの反応を見るのが今から待ちきれません!

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2026.5.12 「AIは難しい」と逃げる経営者への警鐘:二極化する現場で生き残るための「仕組み化」への第一歩

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「チャット」はできても「活用」ができない経営者の危機

「ChatGPTなら回答だしで使ってるよ。AIって頭いいし、便利だね」

経営コンサルティングの現場で、最近もっとも多く耳にする言葉の一つです。

スマートフォンの操作には慣れ、チャット形式で質問することには抵抗がない経営者が増えたのは事実でしょう。しかし、その先の「業務の仕組み」にAIを組み込む段階になると、途端に

「それは専門家がやることだ」

「自分にはまだ早い」

「AIは難解だ」

とシャッターを下ろしてしまう方が少なくありません。

今、中小企業の経営現場では、恐ろしいほどの「二極化」が進んでいます。

AIを自社の武器として使い倒し、マニュアル作成やスライド構成、さらには独自のカスタムAI(GemsやGPTs)を駆使して生産性を劇的に向上させている「AI経営者」。

一方で、従来のやり方に固執し、AIを単なる「高性能な検索エンジン」としか捉えず、自ら触ろうとしない「傍観型経営者」。

この差は、単なるITリテラシーの差ではなく、数年後の「企業の生存率」に直結する決定的な格差となります。

本記事では、AIに苦手意識を持つ経営者がいかにしてその壁を越えるべきか、そして、その伴走者である会計事務所がどうあるべきかを具体的に提言します。

 

2026.4.22 「AIに聞いても納得感がない」は過去の話。コンサルタントが門外不出にしたい「コンサルティングチェーンプロンプト」公開セミナー開催

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多くのコンサルタント、会計事務所職員、そして経営者が今生成AIに対して「期待と諦め」の狭間で揺れ動いています。

「業務効率化のために導入してみたけれど、結局AIが生成した回答を人間が大幅に書き直す羽目になり、逆に時間がかかっている」

そんな経験はありませんか?

「調べたい事を聞く」というだけの使い方は、生成AIのポテンシャルを大きく削いでいます。

それでは一般論しか返ってこず、現場の経営課題を解決する具体的なアウトプットには程遠いからです。

多くの専門家が「これなら自分で書いた方が早い」と匙を投げる中、今、現場の最前線で圧倒的な成果を出している我々コンサルタントや会計事務所では、違う使い方をしています。

それが「コンサルティングチェーンプロンプト」です。

そのノウハウを集大成したのが、7月に出版される「(仮称)「生成AIで経営改善するチェーンプロンプト事例集」です。

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7月18日開催の「生成AIで経営改善するチェーンプロンプト事例集 出版記念セミナー」で、その実例とチェーンプロンプトを公開します。

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2026.5.14 AIが答えを出しても、社長が動けなければ会社は変わらない。「パソコン止まりのAI」を脱する経営者とは?

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「ChatGPTをはじめとする生成AIを、経営にも導入してみた」

「プロンプト(指示文)を入力したら、驚くほど優秀な経営戦略や企画のアイデアが返ってきた」

今、多くの中小企業経営者や、彼らを支援する会計事務所の現場から、こうした驚きと喜びの声が聞こえてきます。

業務マニュアルの作成、新規事業のアイデア出し、マーケティングの仕組み化など、これまでは何日も頭を悩ませていたものが、ボタン一つ、ほんの数十秒で出力される時代になりました。

確かに、生成AIは「凄くて、便利」です。

しかし、ここで胸に手を当てて、少しだけ冷静に振り返ってみてください。

「AIが素晴らしい答えを出してくれた後、御社は、御社の行動は、本当に変わりましたか?」

「これは凄い!」と画面の前で感動し、PDFやテキストで保存しただけで満足していないでしょうか。

あるいは、出力された優秀な計画書を見て「やった気」になり、翌日からはまた、いつも通りのルーティンワークに埋もれてはいないでしょうか。

厳しい現実をお伝えしなければなりません。

どれだけAIが超一流の答えを出したとしても、社長自身が動けなければ、会社は1ミリも変わりません。

せっかくの革新的な切り口やアイデアが、パソコンのローカルフォルダに眠ったまま「デジタル盆栽」のようになっている……。

これは、経営において本当に、本当にもったいないことです。

では、なぜ多くの優秀な経営者が、AIの素晴らしい回答を得てもなお「行動」に移せないのでしょうか?

実際の現場で起きている2つのリアルな事例から、その原因を紐解いていきましょう。

 

1,なぜ、凄いAIの回答が出ても「社長は動けない」のか?

経営戦略策定、企画アイデア、業務マニュアルにマーケティング資料。

これらがプロンプト一つで作成できるようになったことで、経営者の「インプット」や「思考の補助」は劇的に効率化されました。

しかし、現場で多くの経営者や後継者、そして会計事務所の職員がぶつかっている壁があります。

それが「AIの回答を確認しただけで終わってしまい、流れを変える最初の一歩を踏み出せない」という問題です。

なぜ、最初の一歩が踏み出せないのか。その原因を表す、2つの具体的な事例をご紹介します。

 

【具体事例①】「完璧な新規事業の企画書」がパソコンの肥やしになったA社長のケース

ある製造業のA社長は、生成AIを使って自社の強みを活かした「新規事業の企画書」を作成しました。

市場分析からターゲット選定、プロモーション手法まで、コンサルタントの顔負けの完璧な企画書がわずか10分で完成したのです。

A社長は「これは素晴らしい!これなら勝てる!」と大興奮。

すぐにでも実行に移そうと考えました。

しかし、いざ翌朝デスクに向かうと、次のような感情が頭をよぎります。

「確かに内容は完璧だけど、うちの今のリソースで本当に回るのか?」

「競合が真似してきたらどうする?」

「そもそも、明日から具体的に私は何から手を付ければいいんだ?」

AIが提示した計画は「完璧」であるがゆえに、ステップが壮大すぎました。

A社長は、情報過多になった脳の整理がつかず、目の前の既存事業のトラブル対応を優先しているうちに、その企画書を開くことはなくなってしまいました。

これは、「実行段階におけるマインドブロックと、優先順位(最初のアクション)の未整理」が引き起こした典型的な事例です。

 

【具体事例②】AIで作った「業務マニュアル」を幹部に丸投げして現場が冷え切ったB社長のケース

サービス業を営むB社長は、社内の業務効率化を図るため、生成AIを使って「店舗運営の標準化マニュアル」と「評価制度の原案」を作成しました。

素晴らしい出来栄えに満足したB社長は、次回の幹部会議でそのプリントアウトを配り、こう指示しました。

「AIを使って、素晴らしいマニュアルと評価制度を作った。内容は完璧だから、来月からこれに基づいて幹部が主導して現場に落とし込んでくれ」

社長としては、素晴らしい武器を渡したつもりでした。

しかし、渡された幹部社員たちの本音は違いました。

「社長がパソコンで適当に出したもので、俺たちの苦労も知らないクセに押し付けないでほしい」

「これをやって、本当に売上が上がるのか?ただ仕事が増えるだけじゃないか」

現場には強烈な「やらされ感」と拒絶反応が漂い、結局マニュアルは形骸化。

幹部との溝が深まる結果になってしまいました。

これは、「経営者がAIの回答を丸投げし、幹部社員への動機づけや、現場を動かす仕組みづくりを怠った」ために起きた悲劇です。

 

2つの事例に共通しているのは、「AIの回答を画面上で確認しただけで満足し、それをリアルの行動・泥臭いプロセスへと翻訳できていない」という点です。

AIは答えを出してくれますが、最初の一歩を踏み出す勇気をくれるわけでも、社員のモチベーションを上げてくれるわけでもありません。ここをクリアしない限り、AIの活用は永遠に「パソコン止まり」になってしまうのです。

 

2、画面の向こうにはない、社長が「即行動」するために必要な4つのリアル

AIがどれだけ素晴らしい経営改善のロードマップを描いてくれても、それはあくまで「デジタル上のデータ」に過ぎません。

それを会社の売上や組織の変革という「リアルな成果」に変えるためには、画面の向こう側にはない、泥臭くも極めて重要な4つのプロセスが必要になります。

この4つをすっ飛ばして、AIのアウトプットをそのまま現場に持ち込んでも、先ほどの事例のような挫折を味わうだけです。

裏を返せば、この4つさえクリアできれば、AIの力を120%活かして会社を劇的に変えることができます。

 

①【頭の整理】情報過多を削ぎ落とし、優先順位をつける

生成AIは、こちらが求めた以上の大量のアイデアや戦略を瞬時に吐き出します。

しかし、人間(特にリソースの限られた中小企業の社長)が一気に処理できる量には限界があります。

「あれもこれもやらなければ」という状態は、結局「何もやらない」のと同じです。

大量のアウトプットの中から、現在の自社の経営資源を見極め、ドブに捨てるべき情報を削ぎ落とし、「今、本当にやるべき最優先事項」を1つか2つに絞り込む“引き算の思考”が不可欠です。

 

②【具体的な成果の確認や事例だし】「これならできる」という確信を持つ

人間は、見通しの立たないことには恐怖を感じ、行動を躊躇します。

AIが出した答えに対して、「本当にこれで上手くいくのか?」という疑念が1%でもあると、社長の足は止まります。

行動の原動力になるのは、「他社での具体的な成功事例」や「これを行うことで得られる明確な成果のイメージ」です。

「なるほど、あの会社もこのステップで成功したのか」

「これなら自社でも再現できる」

という確信(腹落ち)があって初めて、社長は一歩を踏み出せるのです。

 

③【行動プロセスの明確化】最初の一歩をタスクレベルまで分解する

「新規事業を立ち上げる」「業務マニュアルを浸透させる」といった大きな目標のままでは動けません。

行動に移すためには、大きな目標を

「明日の午前中に、〇〇さんに、この件で電話をかける」

「今週中に、このフォーマットに数字を3つ入力する」

というレベルまで、徹底的にタスクを分解・具体化する必要があります。

AIの答えを、明日からのスケジュール帳に落とし込めるサイズに切り分ける作業が絶対に必要になるのです。

 

④【幹部社員への動機づけ】「やらされ感」をなくす巻き込み方

社長一人が息巻いていても、組織は動きません。

AIが作った企画を幹部や社員に浸透させるには、「社長がAIに言われたからやる」のではなく、「自分たちの未来のためにこれが必要なんだ」と、幹部自身の言葉に変換して動機づけ(マインドセット)をするプロセスが必要です。

彼らの意見を反映させながら、一緒に仕組みを作っていく「巻き込みの技術」が求められます。

 

これら4つのプロセスは、どれだけ生成AIが進化しても、AI自身が代わりにやってくれることはありません。

なぜなら、これらはすべて「人間の感情や、組織の人間関係」に直結する領域だからです。

だからこそ、画面の前で一人で悩むのではなく、専門家のコーチングを受け、客観的な視点からサポートを受けながら進める方が、圧倒的に行動変化を起こしやすいのです。

 

3、RE-経営が提供する「AI×伴走型コンサルティング」の真価

私たち「RE-経営」が提供しているのは、単に「AIの使い方を教える」ようなITコンサルティングではありません。

また、従来の「コンサルタントが時間をかけて分厚い報告書を作る」ような古いスタイルのコンサルティングでもありません。

私たちが実践しているのは、AIを使って“即行動できる経営改善”を見える化し、社長・後継者・幹部を実際に動かす「伴走型コンサルティング」です。

  • 経営のボトルネックを発見し、解決策の「切り口」を作るのは生成AI。

  • その膨大なデータから優先順位をつけ、社長の頭を整理し、タスクに分解して、幹部社員を巻き込んでいくのは人(専門家のコーチング・伴走)。

この「AIの圧倒的なスピード・情報量」と「コンサルタントの生身の伴走・コーチング力」が掛け合わさることで、初めて会社に「行動変革」が生まれます。

答えを出すのはAIでも、会社を動かすのは「人」です。

社長が孤独に画面と向き合う時間を終わらせ、後継者や幹部が「よし、これなら自分たちが主役になって動こう!」と思える仕組みを、私たちは現場に入り込んで共に構築します。

 

4、【7月18日開催】AIを「売上・行動」に直結させる具体的な方法、公開します

もし、あなたが今、

  • 「AIを使ってはいるけれど、検索の延長線上でしか使えていない」

  • 「色々と出力してみたけれど、実際の売上や行動に繋がっていない」

  • 「支援先の社長にAIを提案したいけれど、どうやって行動させればいいか壁にぶつかっている(会計事務所の方)」 と悩まれているなら、そのブレイクスルーとなる機会をご用意しました。

来る7月18日、RE-経営では『生成AIで経営改善するチェーンプロンプト事例集』出版記念セミナーを開催いたします。

本セミナーでは、単発の質問で終わるAI活用ではなく、経営改善の文脈に沿ってAIの思考を深め、実行可能なタスクまで落とし込む具体的な「チェーンプロンプト(連鎖型指示文)」の事例を大公開します。

さらに、そのプロンプトを使って、実際に「行動変革」を起こし、業績を向上させたリアルな経営者の実例・ドキュメントも交えて講演いたします。

【セミナー概要】

  • 日時: 2026年7月18日(金)

  • テーマ: 生成AIで経営改善するチェーンプロンプト事例集 出版記念セミナー

  • 対象: 中小企業経営者、後継者、幹部社員、および経営支援の質を高めたい会計事務所・士業の皆様

  • 詳細・お申し込みはこちら: 👉 出版記念セミナー特設ページ(https://keieinaviai.info/lp/01/


AIを「パソコンの中の飾り」で終わらせないために

生成AIという、人類史上最強とも言える「知恵の武器」を手に入れた現代。しかし、その武器を活かせるかどうかは、結局のところ「私たちがリアルに動くかどうか」にかかっています。

素晴らしいアイデアを、パソコンの中のフォルダに眠らせたままにしておくのは、本当にもったいないことです。

AIのアウトプットを、組織が即行動できる「経営改善」へと昇華させるためのヒントを、ぜひこのセミナーで掴んでください。

皆様のご参加を、心よりお待ちしております。

👉 7月18日開催:出版記念セミナーの詳細・お申し込みはこちらから

2026.4.25 【受講者募集開始】7月18日「生成AIで経営改善するチェーンプロンプト事例集」出版記念セミナー開催

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来る7月18日(土)「生成AIで経営改善するチェーンプロンプト事例集」出版記念セミナーを開催します。

本セミナーは生成AIのツールの使い方でも最新技術を教えるセミナーではありません。

中小企業の経営の最前線で、生成AIを実際に使って「経営が変わった」「業績が上がった」「組織が変わった」という事実をベースにしたノウハウ公開セミナーです。

もし あなたが生成AIに対して、こんな思いを持っているなら、このセミナーは必聴です。

「なんか思ってた成果物が出ない」

「意味は分かるが自社の固有の事情とは違う」

「結局は人手や経験が必要で、本質は変わらないと失望する」

「自社の複雑さを理解できないと捉え、AI活用に懐疑的になる」

「自分の使い方がどう悪いのか分からず、試行意欲が低下する」

これらは一言で言えば、「プロンプトが稚拙」だからです。

しかも、大体成果の出ないプロンプトには共通の特徴があります。それは

  • 抽象的なプロンプトで前提条件が不足し、汎用的で浅いアウトプットになる
  • 自社の業界特性・制約を入力せず、一般論ベースの回答に留まる
  • 目的や評価基準を明示せず、AIが成果物のゴールを誤認する
  • プロンプト改善の反復が不足し、一度の出力で精度を判断してしまう
  • 文脈・データ不足により、固有課題に適合しない表層的提案となる

です。

そこで、我々は実際の経営コンサルや経営支援の場面において、AIで求める成果物を出す為に、最終成果物を「因数分解」して段階的にAIに考えさせる「コンサルティングチェーンプロンプト」を開発し実装してきました。

 

結局、生成AIの成果物は「思考の連鎖(チェーンオブソート)Cot」次第だという事です。

このノウハウはこれまでも弊社で試行錯誤しながら構築してきました。

それを「(仮称)生成AIで経営改善するチェーンプロンプト事例集」として出版します。(画像はイメージ)

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その出版記念セミナーを7月18日(土)に東京神田のセミナー会場とZoomで開催します。

今回は私だけでなく、弊社が主宰するコンサルタント養成塾である「RE嶋田塾」の2026年度の最上級「マスターコース」のメンバー6名が私のノウハウを学習し、それを独自に昇華させた実際のリアルコンサル事例を執筆し、その手法を解説します。

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今回は

  • 経営改善に使うチェーンプロンプトの構造の理解   ㈱RE-経営 嶋田利広
  • クロスSWOT分析を生成AIで実装・実例    ㈱RE-経営 代表 嶋田利広

  • 建設業経営者の時間効率化AI    (株)フロンティアスピリッツ 代表 税理士 石田正雄

  • 銀行格付けから納得性を高める決算書説明AI   (株)フロンティアスピリッツ 代表 税理士 石田正雄

  • 建設業の新卒の早期離職防止AI   斉藤税務会計事務所 所長 税理士KPI監査士 斉藤恭明

  • 町工場の営業マン不要な営業支援ツールAI  斉藤税務会計事務所 所長 税理士KPI監査士 斉藤恭明

  • 求職者が即反応する求人票作成AI   (株)ビジョナリーワークス 代表 公認会計士 西脇敬久

  • 永続企業の為の経営判断基準づくりAI (株)ビジョナリーワークス 代表 公認会計士 西脇敬久

  • 自動車整備業の事業承継可視化AI  (株)祐 代表取締役 平井祐太

  • 板金加工業の等級別職能要件書作成AI (株)祐 代表取締役 平井祐太

  • 戦略的顧客ABC分析チェーンプロンプト  荷口経営会計・法務事務所 代表 荷口裕行

  • ビジョン逆算型設備投資戦略AI  荷口経営会計・法務事務所 代表 荷口裕行

  • 軽運送業の事業計画作成AI (株)ラストワンマイルパートナーズ 取締役 早坂諒

  • ドライバー募集の求人票AI (株)ラストワンマイルパートナーズ 取締役 早坂諒

 

これらの実際の「コンサルティングチェーンプロンプト」はまだ世間には公開していないものばかりです。

あなたが本気で生成AIを経営改善やコンサルティングに使って成果を出したいなら、「Cotに沿ったコンサルティングチェーンプロンプト」を習得する事が早道です。

生成AIツールの優劣に眼を奪われない事が大事です。

 

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セミナー後に即「コンサルティングチェーンプロンプト」を活用する事も出来ます。

 

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