嶋田利広ブログ

コンサルタント事務所経営

コンサルタントのUSPを決める体系図と飲食コンサルの事例

SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。

 コンサルタントのUSPを決める体系図と飲食コンサルの事例.jpg

前回、コンサルタントのUSPを決める際の「強みヒント20」と、ロジックツリーのフレームだけを紹介しました。

今回は、実際の飲食業コンサルタントのUSPを決める際に、一緒に議論したあるロジックツリーを紹介しながら、参考にして貰いましょう。

下記がその飲食コンサルと作成した体系図です。

その中から、自分の強み(USP)を決めて、その後どこの分野・内容に拡大展開していくかを決めたのです。

221031_コンサルUSP体系図事例 飲食コンサル.jpg

 

1、「ジャンル」は業種又はコンサルティングジャンル

最初のジャンルが「飲食業」と業種を書いたので、その業種に沿った「分野」「内容」になります。

「分野」は全業種共通項目もあるし、その業種固有もあります。

そして「内容」はその「分野」を更に掘り下げて、関連内容を整理しました。

今までは「内容」の部分を「USP」と思った方も多いでしょう。

しかし、それでは差別化できないし、尖がった打ち出しができないのです。

だからより詳細なUSPが差別化になるのです。

 

2、コンサルティング分野からUSPにする

今回は業種から入りましたが、業種に拘らず「経営の要素」「機能」「経営者の困り事課題」から入る場合もあります。

例えば、経営の機能要素なら

●営業マーケティング

●賃金・人事評価制度

●製造・販売コスト管理

●価格戦略

●IT導入・DX

●業務改善

●融資

●財務

●資金繰り改善

●事業構造改革

●リストラ

●事業承継

●後継者育成

●マニュアル

●チェックリスト作成

●記事、動画コンテンツ指導

●設計・開発部門効率化

●新商品開発

●市場調査

●人材教育・研修

●人材採用・ハンティング

●外注請負

●部門損益管理

●原価管理

●管理会計

●海外取引

●M&A PMI

など多岐に渡ります。

 

3、経営者の困り事解決からUSPに入る場合

経営者の困り事も多岐にわたっているので、そこからもっと詳細にUSPを設定する事も出来ます。

●Web、SNS(非対面型・非集合型)で売上を上げたい

●新たな販売チャネルを開拓したい

●コスト削減・アウトソーシングしたい

●IT、DXの判断と導入支援を受けたい

●人事評価・賃金制度をコロナ時代に合わせたい

●withコロナ時代の独自の経営戦略を立てたい

●具体的なリストラを断行したい

●借換、新規融資などのサポートを受けたい

●資金繰りを改善したい

●役員間の摩擦、同族トラブル防止のルールを決めたい

●技能伝承を見える化したい

●メンタルヘルスの対策を仕組み化したい

●働き方改革の労務対策を具体化したい

●事業の多角化をしたい

●リモートワークの取り決めをしたい

●M&A後の統合計画を決めたい

●経営承継の各種の取り決めを「見える化」したい

●採用ができるようなPRをしたい

などの課題から具体的に入ることもあります。

 

4、USPは本当に小さい 

こう考えるとUSPの設定は本当に小さいものになります。

あまりに小さすぎて、市場が小さい感じもしますが、USPはあるジャンルで複数の「重点的な打ち出し」をすることでも少し広げても構いません。

「一つに絞る」ことで、その小さな分野でNo.1になります。

決して、その一つしかしないと言う訳ではなく、入り口だけ小さくして、その関連分野もコンサルティングは行います。

USPを小さくする事で、困り事の具体的な課題に適応できます。

そして、その小さなUSPとその関連分野のブログ、SNS、メルマガを徹底していくことで「小市場でのブランディング」が確立していくのです。

 

 

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