嶋田利広ブログ

会計事務所の職員教育

これからの「後継者塾」

会計事務所が主催する後継者塾について、今日はいろいろ考察したいと思います。というのも、先週24日に日頃から私が講師をしている会計事務所の所長と話している時に、ある提案をしたら、所長も納得されていたからです。

一般的に会計事務所の後継者塾というと、決められたテキストに沿って、講義を中心に進めるものが多いようです。ちょっと工夫している事務所では、それに何らかの作業があったり、懇親会で人脈交流のお手伝いをしたり等々。しかし、問題はその後継者塾の学習を通じて、事務所職員が塾生企業の中身を理解し、監査時に何らかの提案をしているかどうか、です。

単なる勉強だと、やはり継続しないし、塾自体も職員がテキストに沿って流しているってこともあり得るのではないでしょうか?

そこで、私が会計事務所に指導している後継者塾の基本は、

  1. 現状の課題の原因分析と対策を論理的にロジックツリーで書かせて感覚ではなく、理論的に理解させる
  2. 現在ある経営理念や経営方針をベースとして、物事の判断基準である「行動規範」を書かせて、会議で使うように仕組みに入れる
  3. 各種後継者の経営管理力、コミュニケーション力、行動力の診断チェックを行い、何が自身に不足しているか、「見える化」する

その結果、「後継者の十戒」を書かせて、デスクや手帳、壁に掲示させるのです。

どうかすると、感覚論や「イケイケドンドン」の後継者を見かけるが、一番危ないパターンです。そういう事を会計事務所が現社長にしっかり伝え、後継者塾に参加させれかなり深い関係づくりのなります。ちなみに、上記の内容を毎月1回の3回コース(終日から半日/回)で行い、各コースの間に監査時、後継者面談、社長への報告をすることで、職員への評価も変わってくるようです。

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