2025.1210 第5回目「生成AI継栄塾」千秋楽が終了


先日,15年間支援している会計事務所での「生成AI継栄塾」の5回コースの千秋楽を迎えました。
5回目の内容は下記です。


今回は最終回ということもあり、改めて生成AIの基礎学習とAIを活用して「経営理念、ミッション、パーパス、ビジョン」の設定、業務引継ぎ、経営判断基準(自社版京セラフィロソフィー)作成を行いました。
1,改めて生成AIの初歩の初歩を講義
過去4回の生成AI継栄塾で毎回話しているが、それでも生成AIの基本的な事を最初に説明しました。
下記のテキストで、基本的な講義を各チェーンプロンプトと生成事例を説明しました。

2,経営理念、ミッション、パーパス、バリューの「言語化」AI
今回は自社の経営理念や価値観を明文化する為に「ミッション・パーパス・ビジョン構築のチェーンプロンプト」を経験してもらいました。
格好いい言葉で作成するのではなく、日ごろ大事にしている価値観や考え方を引き出すプロンプトが用意され、それに沿って記入していくと、自社の状況や価値観に合った「ミッション・ビジョン・パーパス」が生成されます。
3,経営判断基準づくりAI
実は今回のメインは「自社版京セラフィロソフィーをつくろう」というものでした。
先ほどの「ミッション・パーパス・ビジョン」を再度プロンプトに記載し、後は事前に設定された「経営判断基準プロンプト」に沿って答えていくと、細かい経営判断基準が生成されます。
この「経営判断基準」とは、様々な経営課題や出来事が発生した時に経営者や後継者が判断ミスをしない為の基準」を指します。
しかも概念的なものではなき、詳細なケースに沿って細かく判断が生成されます。
これができる事で後継者教育も役員・幹部教育もリアルに進められます。

4,幹部の業務引継ぎAI
最後の上級幹部が退職したり、異動した場合、属人的になっている業務を生成AIを使って、「可視化」「言語化」することが「業務引継ぎAI」です。
これまで生成AIのない時代は、いちいちヒアリングしながらアナログで一から作成していたことを考えると、凄い時短になります。
経営幹部の業務引継ぎAIを使うメリットやポイントは下記です。
- 中小企業の職務権限や業務の引継ぎは「口頭型」「空気読め型」「背中で覚えろ型」が多く、引き継いだ方の苦労が多い
- 退職する幹部の引継ぎが上手くいかないと業務品質の低下やクレームが起こる
- 特に幹部ほど、職務権限の委譲や業務引きつづが「暗黙知」になりがち
- 業務引継ぎチェーンプロンプトで業務の棚卸を行い、引継ぎの漏れを防ぐ

このプロンプトに必要情報を書くと、営業幹部の業務内容のあらかたが分かり、それをExcelに落とし込んで、詳細のカスタマイズをすれば「引継ぎ計画書」が完成します。
今回の「生成AI継栄塾」5回シリーズは、生成AIの使い方から、チェーンプロンプトで経営改革に必要なノウハウをテキスト型で生成する事のレクチャーとワークでした。
参加した経営者、後継者、幹部だけれでなく地元の地銀の支店長も生成AIの可能性を感じてくれたのではと思います。
生成AI継栄塾5回シリーズのパンフは下記です。
2026年以降も生成AIの利活用次第で、いろいろな企業差が出てきそうです。
会計事務所は中小企業に生成AIを提案し、指導する立場にならないと今後の差別化は難しくなります。
この「生成AI継栄塾」は顧問先経営者と監査担当者が一緒に同じレベルの学習が可能なので、塾を開催する事は顧問先の付加価値と職員教育が一石二鳥になります。
2026年に「生成AI継栄塾」を開催したい会計事務所の方は、下記までお問い合わせ下さい。
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