「強み」がない企業は絶対にない。探し方の問題です。
SWOT分析を実践しているコンサルタントや会計事務所職員から、「クライアント企業が、「強み」をなかなか出してくれない」「一般の会社だから、もともと差別化なんてない」「どうしても一般論の積極戦略しか出て来ない」そう思うのも、良く分かります。
しかし、冷静に考えてください。何も強みがないと言う事は、生き残る価値もないと言う事。でも、どんな会社もそれなりに評価され、生きてきた訳です。どこかの、ある目的の顧客が、何かを気にいって購入してくれたから、潰れずに存在している。それは疑いようのない事実です。先ほどの嘆きを言うコンサルタントや会計事務所職員は、どうもある事を忘れているようです。ちょっとテクニックを言うなら、「差別化とか、機会とか、可能性とか、大きく捉えすぎるからなかなか見つからない」と思うのです。私がSWOT分析をする時は、限定顧客の限定ニーズを深く、聞き出します。すると、どんな企業にも『評価されるポイント」があります。そこを、もっと徹底して、もっと広範囲に、もっといろいろなチャネルで販売したり、開発する事が「USP(ユニークセリングポイント)」になっていくのです。USPは、独自もウリと言う意味。限定市場、限定顧客、限定ニーズと言う隙間(ニッチ)を見つけるようにします。そして、ニッチは市場規模が小さいというけど、それをいかに広域展開、複数チャネルの戦略を組むかが大事です。
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