これまでSWOT分析を経験した事業所で、「SWOT分析なんか効果がない」と決め付けている事業所には、ある共通の「間違い」を犯しています。その「間違ったSWOT分析」を、何回繰り返しても、成果はでません。では、どんな内容や進め方が「間違ったSWOT分析」なのでしょうか?
「SWOT分析」が必要な企業特性
ここに上げる企業特性があれば、大至急SWOT分析を実施して、固有の具体的な戦略を立案する事が求められます。
SWOT分析 「弱み分析」「脅威分析」。当社では、SWOT分析時において、「弱み」「脅威」をことさら深く議論しないようにしています。それは、中小企業において、ネガティブ思考を論理的にしたところで、何のアイデアも生まないからです。
もともとSWOT分析とは、1960年代にアメリカで企業の評価の為の戦略ツールとして、スタンフォード大学の研究プロジェクトでアルバートハンフリー氏によって開発されたという事である。50年以上の歴史のある企業の分析手法である。(ウイキペディアより)
「積極戦略=「機会」と「強み」が交差する対策を「資金も人も投入する積極的な攻勢ゾーン」は固有名詞と概算数値が必要。一通りSWOT分析が終われば、先ず「積極戦略」を検討します。ここには最大限の時間配分をする事がこの検討の肝です。
SWOT分析の中で何が一番大事かと尋ねられたら、当社では「機会」が大事だと答えています。それは、「外部環境」から「ニッチ市場」「勝てるビジネス」を探し出す事が何よりだからです。「強み」こそ、一番大事だと言う方もいますが、長年のリアルなSWOT分析コンサルティング経験から言わせてもらうと、「機会」があってこその「強み」であり、「強み」だけが独り歩きして、市場を作る事は、中小企業では不可能だと断じているからです。
「致命傷回避・撤退縮小戦略」は、本気度を示す勇気ある決断。本来なら「脅威」×「弱み」=「専守防衛・撤退」と言うのが本来の意味合いである。しかし、当社では、中小企業の現実に即して「致命傷回避・撤退縮小戦略」と表現を変えている。
「強み」とは、「機会」との連動で議論すべき。「強み」は大事です。但し、「強み」は、攻めたい市場や顧客ニーズに対して発揮できる事を「強み」と当社では考えています。だから、市場に関係ない強みをいくら列挙しても、それは単に「良い点」に過ぎないのです。「直接の買う理由」にならない限りは、「強み」とは言えないのです。「強み」は単独ではあまり貢献度が少ないかもしれないが、「機会」に使える「強み」になった時点で、「積極戦略」と言う武器になる。では「強み」をどういう点を見るべきか。
改善戦略は、「機会」である市場ニーズはあるのに、自社の「弱み」がネックになり、積極戦略を打ち出せないから、時間を掛けて「弱み」を克服する事である。先ずは自社内の具体的な「弱み」を改善する為の対策を中期計画の中で取り組んでいく。
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