事業再構築 計画書の落とし穴「審査官に理解不能な専門用語・固有名詞」
SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルティングの嶋田です。
3次募集も締め切られ、4次5次に向けて「事業再構築 事業計画書」を検討してる方も多いでしょう。
今回もレビューをしていて思う事があります。
新規事業の計画書に使われている言葉が「専門的」で素人には分かりにくい用語がたくさんある事です。
申請者本人からすれば、その「専門用語」や「固有名詞」は「普通の言葉」でしょう。
しかし、審査官からすると「知見のない言葉」は理解不能になるのです。
一度理解不能になった文章は、その後はなかなか頭に入っていきません。
審査官は万能の民ではないのです。
審査官は計画書の思いを忖度してくれないのです。
1,事業計画書から専門用語・固有名詞をピックアップ
一度事業計画書を作成したら、第3者にどれが専門用語・固有名詞かのチェックを依頼します。
申請者が読みまわしても、最初から「専門用語・固有名詞」が「普通名詞」に見える頭の構造になっているので、必ず見落とします。
特に製造系・技術系の新規事業や特別なターゲットに向けたB to Bのビジネスでは、「業界固有名詞」が氾濫しています。
例えば「部品を機械で削って丸くする」と言えば何となくわかるけど「切削」と一気に行ってしまうと、イメージがつかめないという事があります。
また、動かない窓の事をFIX窓とか「はめ殺し」と言いますが、これも業界の人にとっては普通名詞でも、審査官には知らない用語かも知れません。
そういう可能性のあるWordを先ず選びましょう。
2,専門用語・固有名詞を「一言で言い換える」
続いて専門用語・固有名詞を一言で言い変える作業があります。
ダラダラ説明すると、紙幅の関係もあり10ページ超に直ぐになってしまいます。
そこで「一言で言い変えたらどんな文章が妥当か」を考えます。
分かりにくい専門用語・固有名詞には、普通と思っている横文字言葉も含まれます。
例えばマーケティング用語・ビジネス用語などは、ある人に取っては普通でも、知らない人にとっては専門用語です。
3,文書の基本は小学校5年生が理解できる事
昔から「分かりやすい文章とは小学5年生が理解できる文章」と言われます。
そういう文書の方が、すらすらと頭に入ると言う訳です。
実際に小学5年生にチェックをお願いする事は難しいので、そのビジネス未経験者、社会経験未経験者などに聞いてみると良いでしょう。
専門用語・固有名詞を頻繁に使っている人にはある特徴があるそうです。
それは「自分は賢いと相手に思われたい」という心理だそうです。
そんなつまらないプライドで不採択されたら、バカですよね。
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