求職者が興味をそそる 「小さな強み」を魅力的に見せる「コピーライティング」事例
SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。
求職者がホームページを見て、「この会社に一度面接を受けてみようかな?」と思うのは、ホームページに「感情的な表現」を出すことです。
それを一般的には「コピーライティング」と言っています。
多くの企業の募集要項は無機質で、アピールすべき事、求職者に読んでもらおうという意識がないものが多いです。
簡単に言うと、「求職者へマーケティングして募集」するという発想がないのです。
売上をつくる為には、ホームページやパンフなどにそれなりの気を使っていると思いますが。
1,その表現で求職者が興味をそそると思いますか?
今までの多くのホームページの「条件面」だけの募集要項(休日、給与、福利厚生・・・)などの条件面だけを書いています。
確かに大事ですが、似たような条件の中小企業が並ぶ採用要項の中で、「選択」されるには「目立ち」「納得されるWord」が必要です。
それなのに、全然魅力的でない募集要項ばかりです。
IT系企業の募集要項は、条件だけでなく「いかに仲間が素晴らしいか」「いかに仕事が素晴らしいか」「いかにチーム力が良いか」など、感情に訴求するWordがバンバン並びます。
翻って、昔ながらの中小企業の募集要項は条件面こそ、多少改善されていますが記載の仕方は30年前から何も変わっていません。
それは、募集要項を総務に任せているからです。
先進的な総務や採用担当者でない限り、「ダメなホームページのまま、リクルートメディアに掲載」そして、「なかなか当社には人が来ません」と平気で言ってきます。
2,求職者はホームページの表現でイメージする
ホームページが求職者がその企業を知る窓口であることは事実です。
「いい人材が欲しい」
と経営者が考えていても、ホームページが旧態依然ならどうしようもありません。
ここで言いたいのは、最新の機能やデザインのホームページにおカネを掛けて取り組むべきだ、と言っているのではありません。
そんな事をしなくても、コンテンツ次第でなんとかなります。
採用ページの基本は、「当社の採用条件」ではなく「求職者に選ばれるホームページ」にする事です。
求職者は、採用ページに何をどう記載しているかで、判断します。
当然、旧態依然の条件だけでは厳しいのは分かりますよね。
下記は看護師不足で悩むある病院で、私からのアドバイスで追加したWordです。
たったこれだけで一気に数名の看護師の採用ができました。
何がよかったのか?
考えてみてください。
⑴地域の中核病院として、高度な看護レベルが経験できる(スキルアップを目指す看護師にアピール)
⑵人間関係が良く定着率が上昇、安心して働ける職場(多くの看護師が人間関係で離職する事を、ここでは人間関係による離職率が比較的少ない事をアピール)
⑶看護環境や休日、賃金など大幅な処遇改善で、更に働きやすい環境に(賃金制度の改正や働き方改革で処遇が大幅に改善した事実をアピール)
⑷年休消化率が70%以上(平均的な病院をはるかに超えている)(ローカル病院ではこの年休取得率は良い方なのでアピール。年休がとりやすい事は良いイメージになる)
⑸男性看護師の育休休暇制度(過去数名しかいないが、実施した事実を元にアピール)
⑹福利厚生制度の充実(各種予防接種や住宅手当、駐車場無料等)(当たり前にようで、個人負担がある病院がある。そことの差別化になる)
⑺看護技術DVD・オンライン動画により、研修拘束時間の短縮化(研修が時間外で行う事を敬遠する看護師も多い。そこをアピール)
⑻入職支度金として、20万円支給(市外・県外の場合)(ここは思い切った施策を実施)
⑼クリニカルラダーやキャリアパスを具体的に整備(中小病院では整備してないところも多いので、そことの差別化)
⑽役職にならなくても、特定の専門スキルがあれば、昇給できる仕組み(リーダーになりたくない、管理職にはなりたくない、しかし給与は増やしたいというニーズが多いので、それへも対応している事実を掲載)
当然、入職支度金などのメリットもありますが、これまで普通の出来事の事を、改めてアピールしたのです。
3,求職者に興味を持たせるコピーライティング事例
では、実際にどんな事象が、魅力あるコピーライティングに変わるのか?
いかにイメージさせる表現を使うかです。
8月25日(水) 13:30~16:30 「求職者・面接応募者が平均2倍増の人材獲得具体策セミナー」を開催予定です。
詳しくは後日発表します。
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