嶋田利広ブログ

KPI監査

2025.2.26 KPI監査モニタリングでの停滞、マンネリの突破口とは

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KPI監査をしばらく実行していくと、マンネリと言うか、KPI達成の再行動計画さえ、未達が続くことがあります。

これはどの経営会議や業績検討会議でも起こることですが、

●なかなか突破口が見いだせないのか

●最初に決めたKPI達成の行動プロセスに問題があったのか

会議の再決定事項がピンポイントで「納得度の高い」ものが生まれないことが続きます。

考えてみれば、KPI監査は魔法のコンサルティングでもない訳で、こういう事は十分普通に起こり得ることなのです。

では、そういうKPI監査モニタリングの停滞やマンネリを打破するにはどういうインパクトを出すべきでしょうか?

最近の私の事例を紹介します。

1,経験からのアイデアの限界に生成AIを活用

長いお付き合いの中でKPI監査をしていると、いろいろな決定事項や行動計画が似たようなことになり、新鮮な対策がでないこともあります。

実際には「新鮮なアイデア」をこちらが提案しても、経営者や幹部側から「それは難しい」「効果が期待できない」と否定されることもしばしば。

それは頭が硬いというよりは、彼らの経験則で「これは上手くいかない」と感覚的に感じている場合が多いので、無碍に批判はできません。

そんな時、一緒に生成AIで対策案を出すと前向きになることはあります。

コンサルと言うヒトが言った提案よりも、生成AIのアイデアヒントの方が妙に説得力があるのです。

それは生成AIがいろいろなWeb情報から、プロンプトに沿って的確なアイデアを出したと彼らが認識したからでしょう。

但しプロンプトが曖昧だと「やっぱり生成AIではダメですね」と理解のない言葉を言うことがあるので要注意です。

 ※もしコンサルティングプロンプトやチェーンプロンプトの実際の現場で活用している事例やコンサルティングチェーンプロンプトを体験したい方は、4月4日(金)に終日開催される「コンサルティング現場で使う生成AIプロンプト公開とAIコンサル体感研修」をおススメします。

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2,今一度、「自社の強み分析」で再整理

KPIがなかなか前進しない、いい打開策が生まれず、議論の袋小路に入っている時、今一度自社の「強み分析」をすることをおススメします。

KPIの修正行動対策の議論が袋小路に入っている時は、目先に戦術の妥当性ばかりの話になり、その本質を見失う事が多々あるのです。

そこで改めて「自社の強み」を再議論して、自社の強みから、使える施策を見出すのです。

「自社の強み」の再議論をすることで、「そう言えば、あの強みがここで使えないか?」とか「この強みをこのように加工すればいけるんじゃないか?」などと議論の再活発化の可能性が出てきます。

KPI監査のコーディネーターやそういう議論の再活発化策をいくつか、持っていると良いでしょう。

 

3,上手く進まないKPIは取り敢えず、重点項目から外す

何か月もKPI監査している項目で、前進しないことがあります。

それは行動プロセスが曖昧な場合なら、その行動プロセスを詳細に決めて次月にKPI監査すれば良いでしょう。

しかし、行動プロセスの問題ではないケースがあります。

それは「そもそも、そのKPI設定や、もっと言うならKSFに妥当性がなかった」と言う場合です。

それを判断する基準は、

「そのKPIを設定した時と今では優先順位が変わっている」

「もっと重要なKPIを優先しなければならない」

状態になったかどうかです。

単なる現場や管理職の努力不足を指摘するのではなく、彼らが取り組みやすい行動修正や修正KPIも必要な時もあります。

その辺りは臨機応変に監査モニタリングすることが必要でしょう。

 

4,最近の動きから新たなKPIを設定しなおす 

年度経営計画にKPI目標を設定しているケースも最近は増えてきました。

ただ期の途中で状況変化することは良くあること。

当初計画のKPIに拘らず、最新の動向に直結したKPIを再設定することも、躊躇なく行う事です。

その場合、KPIが純増しないように、重点度の下がったKPIはいったん保留することも大事です。

そうしないと現場の管理職から悲鳴が上がるかもしれません。

その時、ある注意が必要です。

それは、経営者からこんな声が出るからです。

「一度決めたKPIができないから、次から次へと新たなKPIを設定しても無駄だ。最初に決めた基本的なKPIを徹底すべきだ」

と「基本に忠実に行う事」を求める経営者は結構多い。

そんな時は、会議の前に社長面談で根まわしをして、事前理解をすれば会議での「ちゃぶ台返し」は起こらない筈です。

 

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