見込み客を増やす「無料サービス」を事業再構築計画書に入れているか?

SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。

 事業計画書に無料商品を入れているか.jpg

多くの企業や個人事業主、また我々コンサルティング関係や士業にとって、一番大事な事は「新規顧客を増やす」事です。

今回の事業再構築計画書でも、いかに持続的に「新規顧客が増える根拠」があるマーケティング対策が入っているかは課題になっています。

事業再構築補助金が採択されても、最初に大事な事はいかに新規の見込み客を増やし続けるかです。

この新規顧客開拓の企画や具体策が甘ければ、最初から躓きかねません。

むしろ、新規見込み客開拓の甘い計画書は最初から、採択されないでしょうけれど。

そこで、新規見込み客を集客するキーワードを考えてみたいと思います。

1,SNSの投稿回数だけで見込み客は集まらない

巷のSNS集客系のセミナーやノウハウを見ると、「とにかく回数が勝負」みたいものが多いです。

確かに「最低限以上の投稿回数」がないと、「いいね」も増えず、露出も増えないから更に見られなくなります。

ところが、SNSに投稿で大事な事は「売り込みをするな」と言われています。

SNSは売り込みを嫌うメディアです。

だから投稿回数を増やし、いいねや視聴回数が増えたからと言って、そのまま見込み客にはならない事があるのです。

投稿回数は信用蓄積には有効ですから、いずれは見込み客開拓につながるでしょうが。

最近、SNS投稿疲れの企業や事業主も多いそうです。

確かに投稿を増やす事はかなりエネルギーが必要です。

私もfacebookやYouTube、メルマガに定期投稿していますが、特にYouTubeは結構大変です。

では、その投稿回数に相応しい見込み客開拓ができたかというと、それだけではそんなに増えていません。

 

2,無料商品、試供品、サンプルで見込み客登録を増やす

見込み客を増やすにはどんな業種であれ、いかに無料商品を提供するかが重要です。

多くの企業で、見込み客のリスト、メアド、LINEが欲しくてほしくてたまりません。

何故か?

リストがあれば、そこに営業を掛けられるからです。

リストに登録したという事は、「わが社に興味があります。だからメアドやLINEを知らせたんです」というメッセージと受け取れるからです。

しかし、大事な大事な個人情報であるメアドを簡単に、興味もない業者に教えたくありません。

しかも、売り込みの強い業者に対して、最初からメアド登録なんてしたくもありませんよね。

そこで、多くの企業は無料サンプル提供、無料電子書籍、無料動画、無料体験をPRして、

「無料だから安心して試して下さい。ただ送付するにはメアドや氏名、住所などが必要ですから、お願いします。」

そんなイメージで「無料提供物と引き換えにメアドなどの個人データ」を渡す訳です。

「無料なら構わないか」と現在でも一定数の人はそう考えていますから、まだまだ効果があるのです。

 

3,無料商品をSNSで拡散

facebook、Instagram、YouTube、TwitterなどのSNSに情報提供と称して、無料商品を紹介します。

そして自社の考え方、無料商品の説明や特典などを解説したランディングページに誘導します。

そのランディングページから、無料商品と引き換えにメルマガ登録、LINE登録をしてもらうのが一般的です。

良い無料商品ならSNSで拡散しやすいし、SNS広告でPRすることも多くなっています。

ただSNS広告の単価はどんどん上がっていて、現在1件のメアドをゲットする為に2000円位広告費がかかると言われています。

メアドだけです。購入もしていない顧客になるかどうも分からないメアドに対して2000円発生するのです。

仮に1000名のリストを広告でゲットしたければ、200万円が必要ということです。

しかし、何もしなければまったく新規は増えません。

因みにSNSではなく、FAXDMでリストを集めようとすると昔から「千三つ」と言われ、1000件送って、1から3件の反応と言われています。

当然、商品の内容やコピーライティング、フォロー電話次第では反応率は変わってきます。

またDMだと反応率は1%と高くなりますが、コストも相当高くなります。

それでも「無料商品」の制作、リスト収集の為の広告費を事業計画書にしっかり入れ込みましょう。

 

4,無料商品こそ、気合を入れて作成

SNSに話を戻しますが、無料試供品、無料電子書籍、無料動画などは「タダだから、この程度でいいだろう」と高をくくっていると、反応率が急低下します。

先ほど言ったように「見たこともあった事もない業者にたいして、自分のアドレスを伝える」という事は相応な覚悟が必要な訳です。

「ほどほどの無料商品」には正直、興味を示しません

むしろ「え!これが無料って本当?」と思われる位のものこそ、アドレス登録につながっていきます。

だから「無料商品こそ、真剣に作り込みたい」という事です。

当社の無料電子書籍は無料ですが、コンサルタント仲間から「あれが、無料ってやりすぎですよ」と言われることが多々あります。

この無料電子書籍も19項目になっています。

https://re-keiei.com/service/free-report.html

しかし、そこからメルマガ会員は毎月何もしなくて50~60件追加されます。

たまにfacebookで広告をすると100件位増えます。

それでもまだまだ少ないのが課題です。

そんな中、今年の3月に「事業再構築補助金の事業計画書フォーマット(Excel)と書き方マニュアル」を無料で紹介しました。

更にYouTubeで解説動画も無料で流しました。

この補助金の注目度もありニーズも高いものでした。

 

すると、この3か月で一気に8000件も増えたのです。

皆無料電子書籍のダウンロードが目当てでした。

この「事業再構築計画書フォーマット」も「有料にするか無料にするか」悩み、知り合いのコンサルタントにも相談しました。

「こんな内容なら最低でも5000円位取った方が、本気度が伝わりますよ」という意見も数人から頂きました。

しかし、「どうせ、後から似たような無料フォーマットがWeb上で増えるから、先に無料で提供しよう」と腹をくくったのが奏功したようです。

「え!これって無料なんですか?」と言われる商品を無料で提供する為にSNSを上手に活用したいですね。

 

チャンネル登録と高評価をお願いします。

 

 

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