抜き打ち監査で、ルール順守状況チェック

学生時代、抜き打ちテストって、正直嫌いでした。とにかく準備ができてなく、実力通りの結果になるからです。では、職場での「抜き打ち監査」はどうか?これも、油断しているときが、一番実態がよく出ています。この「抜き打ち監査」をする事で、各部署が「決まったことを決まったように実行」しているかをチェックし、できていなかったら、指導をするものです。では、実際の病院や社会福祉法人では、どういう「抜き打ち監査」をしているのでしょうか?いくつか、事例をご紹介します。

1、「抜き打ち監査」こそ、部長の出番

前回のブログで「部長のミッション」について書いたように、仕組みが機能してるかどうかをチェックする人が、部長クラスの方です。ただ、「抜き打ち監査」で現場にケチをつけるだけでは、正直嫌われます。だから、現場リーダー責任者クラスと一緒に、解決する姿や具体的なサポートをする事が求められます。とにかく、現場リーダー責任者クラスは忙しいし、優先順位がコロコロ変わります。

頭ではルール通りしなければならないと分かっていても、理解していない職員の教育も遅れがちで、自らもどんどん仕事が入ってきます。だから、「抜き打ち監査」で具体的な指摘を受けるという「外圧」でもなければ、優先順位が上がらないという事です。また、部長クラスからの指摘となれば、部下へも協力要請がしやすい訳です。

2、「抜き打ち監査」のルール

「抜き打ち監査」にはルールがあります。どの時間帯に行くかは、あえて忙しい時間帯の時もあったり、ゆとりがある時間帯もあります。監査時間もなるべく短く(できれば30分以内)で行いたいです。また、監査中に現場リーダー責任者クラスは、部長の監査上状況を無視して、通常業務をしてもらいます。

現場では、ただ部長クラスが粛々と監査をしている姿です。気になる箇所、ルール通り実施していない箇所を発見したら、大きめの赤のポストイットに「できてない箇所、監査日時、改善までの期限」と書いて、その場所に貼り、最後に監査した部長のシャチハタを押します。

そして、監査指摘事項と改善期限を、自分自身のメモにも記載し、期限前に該当部門の現場リーダー責任者クラスに再度、念押しをします。

3、何を監査すべきか、そのチェックリストとは?

ここで、部長クラスは何を監査し、ポストイットの赤紙を貼るのか?下記に具体的なチェック項目を記載します。

参考にしてください。

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