嶋田利広ブログ

コンサルタント事務所経営

2025.4.30 コンサルティングコーチングスキルを上げる方法

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「コンサルティングコーチング」スキルがあれば、何とかこのコンサルタントの世界で生きていけると思います。

特に「生成AIコンサルティング」がどんどん普及していく中で、この需要はますます増えていかざる得ないのです。

もしあなたが「生成AIが一般化すれば、コミュニケーションスキルが弱くても何とかなる」と思っているなら大きな間違いです。

これからは生成AIから出た第1次回答を実際の組織や経営者の意思決定に落とし込む為にも、「コンサルティングコーチング」で経営者や役員幹部にロジカルに深く考える場面を作ることがとても大事になってきます。

では「コンサルティングコーチング」とはどういうものか?

,普通のコーチングとコンサルティングコーチングの違い

一般的なコーチングは答えを与えず、ヒントは質問を通じて相手に答えを導いてもらうコミュニケーションプロセスだと言われます。

主に管理職が部下に使い、部下自身が考え、答えを出すように質問した誘導をしていきます。

「コンサルティングコーチング」も基本的には同じですが、一番違うのは「相手が考えるに仕向けるヒントの質と量」です。

一般のコーチングなら個人を相手に「なぜ」「どのように」いつから」などの質問を繰り返したり、リフレーミングやフィードバックをして、相手に深く思考させます。

コンサルティングコーチングでは、相手は経営者や役員幹部になります。

一般的な質問だけで納得するレベルの人たちばかりではありません。

いかに「答えは相手の中にある」とは言っても、だいたいのコーチングの中身は経営戦略や組織改革、経営方針、経営計画などの何らかの方向性を出す為のコーチングです。

質問を通じて「経営者自ら気づく」ように持っていきますが、素人みたい原則論だけで満足する経営者は少数派です。

確かに高名なコーチや僧侶からコーチングを受けて、経営者自身の判断に影響を受けるようなTOPレベルの経営者もいるにはいるでしょうけど。

 

2,コンサルティングコーチングはヒント+経営知識だけではない

コンサルティングコーチングとは経営者、役員幹部が何らかの経営判断につながる意思決定を支援します。

だからそのヒントも「経営知識」に裏付けされるものでなければなりません。

経営知識とは中小企業診断士が学習するようなレベルの高いものだけではありません。

毎日の経済経営のニュースやビジネス書からのヒントでも結構。

この経済経営ニュースやビジネス書の読み方は聞き方で大事なことは、そのニュースや記事を見て「何故そんなことが起こるのか」「このような判断をした背景には何があるのか」を考えながら読むことです。

ただ単に出来事だけ読んで「へー、そうなのか」では頭に残らず、知識の論理性が生まれません。

またコンサルタント自身が経験した出来事でも同じです。

クライアントや知り合いの経営者が下した判断の背景を自分なりの論理性を持たせて考えると、一面の見方だけでなく、多面的な見方ができます。

物事を一面だけしかみないと、本質を見落とすことになりますから。

まだ経験の浅いコンサルタントの場合は、面談の場で生成AIからヒントや第1次回答を出し、それに沿って質問を繰り返すこともできます。

 

3,ロジカルシンキングにつながる深堀質問が肝

物事の本質を見極める質問、それが「Why(何故)」です。

しかも、それを1回だけに終わらせず、より深く繰り返す事で、より本当の姿が見えてきます。

ロジカルシンキングとは、そういう深堀質問を通じて、より内面的かつ本質的な論理思考をする事です。

そこでよく使われる質問が

「何故、それが起こったのか」

「何故、そういう原因が発生したのか」

「内部要因として、どんな仕組みやルール、設備に問題があるのか」

「そういう問題が発生した原因は何か」

「どんな対策が考えられるか」

「その対策が一番有効だと思う一番の理由は何か」「

「その対策が誰が、どのように行うべきか」

「その行動対策を段階分けしたら、第1段階に何をすべきか」

これらはロジカルシンキングの質問であると同時に「コンサルティングコーチング」の質問でもあります。

 

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こういうコンサルティングコーチングメソッドを普通に使えるようになると、どういうツールでも上手に使えると思います。

逆にこういうコミュニケーションが使えないコンサルタントは、どんなに優秀なツールやメソッドがあっても、結局顧問先の懐に入りきらず、絶対的信頼感が醸成されない事になるでしょう。

 

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