嶋田利広ブログ

コンサルタント事務所経営

コンサル経験なくても、コンサルタントに教えるってどういう事?

SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。

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最近、ある「コンサルタント養成講座」向けのメルマガが定期的に配信されるので、どんな内容かなと興味本位で見てみました。

そのコンサルタント講座の主催者は、どうも「経営コンサルタント経験」があまり無いようです。

しかし、多くのコンサルタントとのふれあいの中から、学んだ受注の仕方とは?中小企業経営者とは? などの「コンサルタントの思考」のポイントを教えているようです。

うーん、これってどうなのかな?

1、コンサルタントのリアルさは現場経験数

コンサルタントの技術や受注の仕方、中小企業経営者への対応など、誰でも一般論で口では何とでも言えます

問題は、実践が伴っているコンサルタントと、そうでないコンサルタントは「実践のコツ」が言えるかどうかです。

私の講義を聞いた塾生や受講者からは

「嶋田先生のお話は、本当に『コンサルタントあるある』ですね」

と言われます。

これを言ってくれる彼らも実践で失敗したり、痛い目に合ったり、感動する経験をしているから「コンサルタントあるある」が分かるのです。

地肌で経験した事、しかも数十社又は数百社の経験に裏打ちされた話や文章には、ある種の迫力があります。

それがない「言葉だけコンサルタント」「文書だけコンサルタント」の内容は、きれいな文書でも何か、心を打つものがないように感じるのは私だけ?

 

2、スポットばかりだと継続顧問契約の維持の大変さが分からない

コンサルタントと銘打って活動している人は、スポット契約、セミナー、研修、顧問、プロジェクトなど何らかの経験があるでしょう。

「コンサルタントとして何がキツイか?」

と聞くと

●受注が難しい

●継続が難しい

●見込み客のすそ野が広がらない

などいろいろ出てきます。

スポット中心のコンサルタントは、常に「売上不安」に苛まれます。

本来なら、長期経営顧問が「コンサルタント事務所経営」でも一番いいのは分かっています。

しかし、反面「顧問契約はあまり金額が取れなくて、手が掛かる」という人もいます。

そして、継続契約を続けることの大変さはコンサルタントなら誰でも知ってるはずです。

ある意味、継続契約が少ないから、常に見込み客開拓をしなければならないという構造問題を抱えているのです。

 

3、コンサルタントがヒトに教えられる条件とは 

私の基準が厳しいのかもしれません。

コンサルタント技術を人に教える事ができるのは、「ある分野で自他ともに認める実績経験がある」ことが絶対条件です。

但し、若いコンサルタントでもある特定のコンサルティング技術が強ければ、その部分ではヒトに教える事もできます。

「ゼネラルコンサルタントとして何でもござれ」という方は、今は「低単価のよろず相談の町医者タイプ」にはいるでしょうが、高生産性を維持できる事は、ほとんど不可能でしょう。(昔は凄腕、一匹狼ゼネラルコンサルタントもいましたが、今は時代が違う・・)

私は自分の37年間のコンサルタント人生で、固定収入中心に2500万円/年以上を30年以上続けて、平均単価(半日換算)12万円以上を続けている事は誇りであり、その経験からいろいろなパターンを持っていると自負しています。

だからそのノウハウを「RE嶋田塾」などでつぶさに公開しているのです。

 

●瞬間風速で有名になることもできます。

●時流に乗って数年間、高い生産性を上げることもできます。

●スポットや単発プロジェクト、研修で高生産性を上げることもできます。

一つの会社とじっくり向き合い「10年経営顧問」のコンサルティングは派手でもなく、高い生産性がある訳でもありません

しかし、企業の歴史と一緒に歩けるやりがいは半端ないものがあります。

 

15年以上経営顧問をしている企業の経営会議などで、私の好きな瞬間というものがあります。

それは、社長との会話や議論の中で「昔話」ができる事です。

「あー、そう言えばこの〇〇は2000年頃でしたね。あれがあったから今がありますよね。まだ〇〇常務が課長の頃だったかな」

なんて。

その常務にしてみたら煙たいでしょうが、経営者は歴史を語るのは嫌いではありませんから。

 

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