65歳を超えた経営コンサルタントの生き方

SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。

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私も数えで還暦になりました。

後何年くらい、第一線で活動できるか、神のみぞ知る事でしょう。

コンサルタントには旬やピークはありません。

何故なら年齢と経験に応じて「コンサルタントのカタチ」を変えていけるからです。

「もう自分は70歳だから、コンサルタントを引退しないと・・」

といった方がいました。

それは、その方のコンサルティングのカタチが「70歳にあっていなかった」だけの事。

日本中には70歳を超えて、80歳近くになってもコンサルタントをしている人はいます。

しかも、最近は大企業の早期退職者から転身や、早い段階でサラリーマン人生に見切りをつけ、脱サラしてフリーランスとして「コンサルタント」を目指す方も増えています。

私自身も後数年で迎える「65歳からの経営コンサルタント人生」をどう歩むか、先輩諸氏の事例や経験から考察したいと思います。

1,痛い 現場型「営業コンサル」「研修コンサル」

知り合いのコンサルタント(当時62歳)がある新入社員研修の休憩中に、受講生同士の会話が耳に入ったそうです。

「白髪爺が一生懸命大声をだしているよ、痛いねえ」

と。

我々の仲間も、自分自身が年を取っている事は自覚しています。

確かに白髪だし、新入社員研修なんて若手のコンサルタントがするのが望ましい事も。

でも、まだまだ心も若いし、体力だって・・・

だから体力勝負の新入社員研修も企画主催と講師までしているのです。

ただこの陰口は「結構痛かった」とつぶやいていました。

 

またある超ベテランの営業コンサルタントがいました。

齢70歳を超えて、大企業中心に「営業マン心得や技術研修」を行っている方です。

どうみても70歳には見えません。

白髪はあるけど、その矍鑠とした雰囲気は、まだまだ60歳代です。

ただ、その指導する営業ノウハウの話を聞くと、さすがに「20年前の話だなあ」と思いました。

その方から、最近引き合いが減ってきたから私と組んで、顧客を紹介してほしいという事でした。

しかし、これも痛い話です。

 

このように本人の意識とは別に、世間がどう見ているかを考える必要があります。

ましてや実務コンサルティングや実務研修のみで勝負している人は、前期高齢者になってからのコンサルティングはなかなか厳しいと言わざる得ません。

私自身も後数年もすれば、そのように思われる前期高齢者です。

 

2,経営顧問としての会長コンサルはニーズが増える

私もそうですが、10年以上の経営顧問をしていると、社長や会長のメンターとしての機能が増えてきます。

経営課題解決や実務的な指導ではなく、「経営者の心の相談相手」みたいなものです。

この分野は前期高齢者のコンサルタントに分があります。

何故なら、経験がモノ言う世界だし、ある程度年齢があるがゆえに、経営者クラスが心を許すこともあります。

特に超ベテランのコンサルタントがじっくり相手の話を聞き、否定もせず、うなづき、どんどん相手の考えを引き出す「エグゼクティブコーチング」に徹すれば、それだけで相当な価値のあるコンサルティングです。

私は長い事ある会社での「会長コンサルティング」を行っています。

社長と会長の橋渡しです。

それぞれの話を聞いて、役員会で揉めないように、そして「職務権限を減らした会長の相談相手」に徹するのです。

 

会長という方は結構寂しいものです。

社内を見ていろいろ思う事はあっても、社長に任せている以上、口出しはトラブルの元。

そういう時、我々にいろいろな話をしたいのです。

まず前提として、その会長とは社長時代から10年以上の付き合いがあり、相互信頼関係がある事は当然です。

時には会長と四方山話で、昔の出来事や時に現役員へのダメ出しに付き合います。

それでも、終わった後、会長から「ありがとうございました。また先生とゆっくり話したい」と言ってくれます。

この話を現社長にすると「先生が会長の話を聞いてくれるから、こちらへの無用なダメ出しも減りました。ありがとうございました。」と。

なんか変な感じですけど(笑)

 

3,経営承継顧問こそ、本領発揮の箇所

社長が会長へ、後継者が社長へ。

その転換期こそ、経営承継コンサルティングが求められる時です。

私の場合、言葉だけの経営承継顧問ではなく、実際に「経営承継10か年カレンダー」や「職務権限移譲計画」「経営判断基準」などの「見える化」を支援します。

だから余計に経営承継期の「非財産相続承継」を円滑に行う経営承継顧問となるわけです。

超ベテランのコンサルタントは、この経営承継顧問を行うべきです。

実務コンサルティングを長くしていても、55歳を超えたら「経営承継顧問」を意識したコンサルティングを経験することで、65歳以降の「コンサルタントのカタチ」が変わってきます

 

 

4,SWOT分析や経営計画書支援は普遍のコンサルティング

私がライフワークとして行っている「SWOT分析」「根拠ある経営計画書作成」は、年齢がいくつになってもできるコンサルティングです。

不景気になればなるでニーズがあるし、金融情勢が変わっても、ヒトモノカネカンリの条件が変わってもいつでも必要になります。

だから、新たにコンサルタントになる方には、この分野で実績を出すように指導しています。

もし、SWOT分析のエキスパートになって、「根拠ある経営計画書コンサルティング」をマスターしたいなら、当社の「SWOT分析スキル検定中級オンライン」を受けてみませんか?

当然、初級を受けた後が良いですが、「飛び級」もありです。

https://store.re-keiei.com/pages/swot-certification-intermediate

 

 

5,65歳までに何を蓄積するか

我々も年を取ります。

65歳以降のコンサルタントを目指して、それまでに何を蓄積し、どんなアウトプットを出し続けるかが大事だと思います。

コンサルタントにも得手不得手があるから、再度自分の「強み」を徹底分析して、そこに特化しながら、将来像を模索します。

私の場合、いろいろな経験から早い段階で「攻める分野」「USP目標」を見つけられたのでラッキーでした。

それゆえ時間の経過と共にブランディングを徐々に成り立ちつつあります。

※もし、「それが見えない」と悩んでいる方は、私がメンターとして「USPづくり」や「その後のマーケティングプロセス」まで指導します(現在3名のコンサルタントの家庭教師をzoomで行っています)お問い合わせください。

私の場合やはり、「出版戦略」は大きかったと思います。

しかも同じテーマで数冊の本を何シリーズか出版することで、「第一人者」のイメージが出しやすくなりました。

だから、コンサルタント養成塾(先述の家庭教師)でもコンサルタント個人のUSPづくりの為の「パーソナルSWOT分析」を徹底して行い、おカネは多少かかっても、早く出版するように指導しています。

仮に出版コストが200万円近く掛かったとしても、買取分は販促にも販売にも、顧客リスト獲得にも使えます。

 

また、家庭教師を受けているコンサルタントには、私との共著による出版を推奨しています。

メインは私が書きますが、一部を書いてもらう事で、その方も買い取った分で著者としてセミナー講師営業や著書のプレゼントなどの販促ができます。

何よりアマゾンやグーグルでの検索で「著者」として名が出る事は、かなりのブランディングです。

しかも出版コストがかなり少なくて済みます。

最近、年に2冊のハイペースで「SWOT分析経営計画書関連」「経営承継可視化関連」の出版しているので、この分野で「ブランディング」を目指す方は「嶋田の家庭教師」を受ける事をお勧めします。

 

次に「コンサルティング結果のアウトプットデータ」です。

これも大きな財産です。

この「アウトプットデータ」があるおかげで、新規のコンサルティング受注や既存客へのアイテムアップコンサルティング受注が容易になりました。

この「アウトプットデータ」は、ネットで安易に手に入るものをベースにオリジナルを作りこんでも構いません。

実際に現場で作成したアウトプットデータなら、自信をもってアピールできます。

私の場合、それをWeb販売したり、検定受講者やzoomセミナー受講者へのプレゼント、そして今後はRE嶋田塾のメンバーにもどんどん無料提供していくつもりです。

【RE嶋田塾】は2022年1月始まる「アウトプットデータを出すコンサルタント養成の為の技術共有の塾」です。募集開始は1月頭からです。

詳しくはこちらから

https://store.re-keiei.com/pages/re-shimada-course

 

簡単に言うと「アウトプットデータ」が2次3次の生産性や付加価値を生むのです。

見込み顧客リストづくりやフロントエンド商品なども、この「アウトプットデータ」が力を発揮します。

 

 

こういう事を常にトライすることで65歳以降(前期高齢者)コンサルタントのポジションを固めて、生産性を維持をしていただきたいと思います。

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2022年1月から「コンサルタントの個別家庭教師希望者」を、後3名だけ募集します。

詳細は後日このブログで発表します。

 

 

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