「目新しい知識」や「流行りのメソッド」をいくら学習してもコンサルタントとしては稼げない
最近は経営コンサルタント起業の為のいろいろなセミナーやオンライン講座が増えています。
コロナ禍の中で、転職や起業でこの世界を目指そうと思っているのでしょう。
これまで35年間のコンサルティング経験の中で80人以上のコンサルタントやコンサルタント起業者の育成やサポートをしてきました。
この経験から言える事は「自分の経験した事がない知識ノウハウをいくら学習してもコンサルタントとして稼げる確率は低い」という事です。
巷間、Webマーケティング知識を教えるコンサルタントや心理学を応用したコンサルティング、財務分析から入るコンサルティングなど、いろいろなパターンがあります。
経験がある知識なら修得も早いし、その活かし方もイメージが沸きます。
そういう人は行動に移せるでしょう。
しかし、初めての知識でセミナーを受けた時点では「スゴイ、これならいけそう」とフワーッとした感動があっても数字後、どう行動していいか分からず、セミナー受講だけした、で終わる事もしばしば。
何故、即コンサルティングに活かせない未経験の知識を学ぼうとするのでしょうか?
1、コンサルタントは「知識差ビジネス」ではない?
コンサルタントは「知識差ビジネス」だと一般的に思われています。
これは学習したノウハウを知っているコンサルタントが、それを知らない中小零細企業の経営者に教える、という考え方です。
そのスタンスに立てば、いろいろな知識を学習したコンサルタントなら生産性が高くなるという事になります。
私が知っているコンサルタントの中にはいろいろな資格を持ち、様々な知見を持っているコンサルタントが相当数います。
中小企業診断士しかり、各種士業からコンサルティング分野へ拡大する方しかり。
でもそういう方が高い生産性を上げているかというと?です。
幅の広い知識・深い知識≠高生産性
なんです。
しかし、多くの素人は「知識さえあれば何とかなる」とせっせとWebマーケティングや心理系、財務系、モチベーション系、戦略系、事業承継などの何がしかのノウハウが付きそうな「コンサルタント起業講座」を受講します。
何か特別なツールやメソッドを修得すれば、バラ色のコンサルタント稼業ができると誤解しているようです。
2、未経験のノウハウを学習した素人コンサルタントが素人事業主に教える?
例えば、これまでWebマーケティングの未経験者が、その筋の先生からいろいろな知識を学習し、成功した先輩に話を聞いたとします。
「何か自分でもできそう」だと軽い錯覚をしてしまいます。
セミナー後一人で冷静に考えると何をどこからどう手を付けていいか分からず、そのうちせっかく学んだノウハウも尻すぼみになります。
経験がないから段取りのイメージが沸かないのです。
例えば自分が飲食店経験があり、その分野からWebマーケティングを学び集客コンサルティングをしようと思っているなら、それは即実行可能ですし効果が予想されます。
一般的には「知識がない素人経営者」に「付け焼き刃の知識のコンサルタント」が教えているという構図です。
恐らく、こういう「知識がない素人経営者」は小規模零細事業者がほとんどです。
たまにそこそこの会社規模の経営者に出くわすことはありますが、継続性もなく安定した生産性にはなりません。
これが悪いと言っているのではありません。
小規模零細事業者は余裕資金がない為、こういうコンサルティングに対してあまり支出ができません。
必然的に「低単価コンサルティング」を余儀なくされるのです。
3、知識ノウハウの学習ではなく、普遍的なコンサルティング技術を学ぶのが先
未経験の知識ノウハウ習得に高額な費用を払わずに、業種や規模に関係なく提案できるコンサルティング技術習得におカネと時間を使うべきです。
というのは、これまで80人以上のコンサルタントの指導をしてきて「潰れていったコンサルタントは皆、目新しいテクニカルや新知識に走りがちだった」からです。
目先の珍しさで見込み客に提案し、何とか研修やプロジェクトの受注はできてもその後が続かない。
何故なら普遍的なコンサルティング技術を彼らは修得する前に、目新しさのテクニカルや新知識に傾倒したからです。
ちょうどマーケティングの世界で言えば、「ブログが良いと聞けばブログに走り」「これからfacebookやTwitterが良いとなればそちらに走り」「これからLINE@がメジャーと聞けばそれに走り」その時々の流行り廃りに翻弄されながら、何一つ明確な柱ができない、みたいな感じです。
普遍的なコンサルティング技術をしっかり習得した方は、常に再現性のあるコンサルティングや長期経営顧問になり安定した生産性が生まれます。
4、普遍的なコンサルティング技術とは?
それは業種業態、規模に関係なく必要なコンサルティング技術であり、且つ経営者から「懐刀」として顧問として重用されるコンサルタントです。
誤解を恐れず言うなら「業績を上げるコンサルティングではなく、アウトプット型コンサルティング」と呼ぶものです。
経営者にとって高価なコンサルタントを使う理由は、業績向上のお手伝いだけではなく「会社らしい会社にしたい」という切実なニーズもあります。
「会社らしい会社」とは、文字によるルールやマニュアルなどが整備差ている会社です。
具体的には
- 経営者が年頭訓示や朝礼で社員向けに話す言葉の文書化
- 業界の集まりでコメントをしなければならない場合のカンペ
- 問題が生じた部署の再発防止の為の、簡易マニュアルや新ルールの作成
- 業務の平準化・新人教育用の作業別業務手順書作成
- 業務の漏れ防止をするチェックリスト作成
- 顧客向けの挨拶状や文書の作成
- 幹部や社員毎にして欲しい仕事業務一覧表作成
- 必要規定類の原案
- 社員面談や次回の営業会議で伝えたい言葉の文書化
- 販売用チラシの文言作成、簡単レイアウト
- 年間販促計画表
- 会議決定事項のアクションプラン
- アクションプランのモニタリング結果の議事録 等々
こういうものを欲しがる経営者は従業員も10名以上いるし、売上数億円以上になります。
個人事業主相手のコンサルティングではありません。
こういう「アウトプット型コンサルティング」はヒアリング力と文字化スキルだけでので、知識差のコンサルティングではありません。
むしろ、コーチング力とは日本語能力が求められるのです。
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普遍のコンサルティングとして「SWOT分析」「経営承継の可視化」、この2つのコンサルティング技術を学べば「長期経営顧問」として安定生産性が可能になります。
この技術は業種、規模に関係なく、しかも「コロナ不況」でもしっかりニーズがある分野です。
詳しくはこちらから
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https://re-kentei.com/swot-basic-online.html
●「一般的な事業承継ノウハウではなく、経営承継の可視化に特化したノウハウ習得
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※YouTube登録をお願いします。
コンサルティングや会計事務所等に士業についていろいろなノウハウ動画を上げています。
https://www.youtube.com/channel/UCTy_ms3Ctv4QCbm8kPTZoXw/
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