嶋田利広ブログ

コラム

性格の優しい上司のリーダーシップの取り方

毎月熊本で管理者リーダーシップセミナーを開催しているのですが、先月3月18日に行ったセミナーでは、「性格の優しい上司のリーダーシップ」と言うタイトルで、講演をしました。お陰様で50席がほぼ満席でした。 そして受講後のアンケートでも、

  • 「性格的に自分は幹部不適だと思っていたが少し自信がついた」
  • 「性格も意志力の弱い自分には、ルールと仕組みで部下をマネジメントするノウハウが役立った」
  • 「部下が動かない理由が分かった。反省しました」 等

と、かなり高評価な反応でした。 このセミナーで私が何を話したか?

  1. 性格でリーダーシップは決まらない事実
  2. 弱い性格の管理者でも部下に振り回されない仕掛け
  3. 優しい性格を逆に活用する裏ワザ
  4. 私が知っている性格の優しい幹部が変った瞬間についてでした。

 特に介護関係の管理者やリーダーは、性格の優しい方が多く、現場をまとめるのに一苦労されています。そこで、私が作成した「性格が弱い管理者のリーダーシップ分析チェックリスト」があります。 チョット、自分なりにチェックしてみてください。

  1. 部下の間違いや注意すべきことを明確に指摘できない
  2. 部下の気の緩みによるミスでも、叱れない
  3. 部下の多勢の意見は仮に自分の意見と根本的に違っていてもついつい受け入れてしまう
  4. 自分の上司(経営者含む)が間違っていたり、認識不足の場合でも、進言・諫言ができない
  5. 緊急状況時でも部下に遠慮し、臨機応変の対応を強く依頼できない
  6. 部下がなめた態度を取っていても、ハッキリダメ出しできず見逃している
  7. 部下が自分の了解なしに、勝手にやっている場合が多い
  8. 叱ったり、厳しく注意したら、その後どうなるかを心配して強く言えない
  9. 「私が責任取るから、思い切ってヤレ」と言うことが少ない
  10. 経営者や部門間のトラブルやお客様のクレームがあると、ついつい逃げ腰になる
  11. 「物わかりの良い上司」をついつい演じてしまう
  12. 1部下や部門間とも摩擦、軋轢が嫌で、問題の本質に踏み込まない事がある
  13. 部下をかばう為、組織を守る為、自分が悪者になる事は嫌な方だ
  14. 自分に反抗的な態度の部下とのコミュニケーションは避けている事が多い
  15. 自分の方針を貫いて問題が起こっても「最後は自分で何とかする」という腹が固まっていない

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