長期経営顧問の秘訣は「不定期に社内勉強会」を提案実施すること

SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。

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長期経営顧問(10年以上の月次支援先)を維持する為には、いろいろな要素があります。

結論はクライアント経営者から認められ、貢献がないと継続できないのは確か。

しかし、この評価や貢献はとても分かりにくいもので、コンサルタント側が「こんな一生懸命頑張っている」と思っても、クライアントはあまり認めていない事も多い。

逆に「こんな貢献では早々に解約されるな」と危惧していても、実は経営者から当てにされて長期経営顧問になっていたりします。

短期間で特定の成果を上げるコンサルティングで大活躍している方もいますが、10年にわたって継続して月額コンサルフィー以上の貢献をし続けるとなると、そう簡単ではないのです。

それは前述したように、こちらが思う貢献と相手が感じる貢献には違うがあるからです。

しかし、長期経営顧問になる為には、必ずやるべき鉄板の法則があります。

私の多くの顧問先が7年以上で、10年以上の経営顧問先が常時7社以上しかも月額報酬15万円以上が継続する秘訣を紹介します。

今回は「定期的な層別勉強会を挟もう」 です。

1,多くの中小企業が社員教育の機会がない

大企業のように教育やキャリアパスの仕組みがない中小企業では、せいぜい商工会議所や地域の経済団体の講演会位しか外部教育の機会がありません。

また、専門のコンサルに講師として招くにもコストが掛かるし、一般論の単発勉強会での効果に若干の疑問があります。

だから社員向けの勉強会は低コストであり、そのタイトルが経営者のニーズに合っているなら、どんどん受講させたいと思っています。

最近ではYouTubeでの勉強会とかオンラインセミナーに参加させる企業も増えましたが、専門知識研修ならそれでもいいでしょう。

しかし、心構えとか基本動作とかマネジメントなどの普遍な意識改革のテーマはやはり「リアル勉強会」に越したことありません。

しかし、そういう機会も出会いもないし、さりとてコストと研修休暇を使って大都市に研修に行かせるほどの意欲もない中小企業がほとんどです。

 

2,経営者は社員や幹部に理解して欲しい事が山ほどある

実際に経営会議や社長面談の中で、経営者から「部門や層別のいろいろな人材育成の課題」が出てきます。

特に昨今は採用と離職防止につなげるテーマや営業販売の意識改革、工場の効率化やムダ改善、管理職のリーダーシップやマネジメント等、いろいろな課題が経営者の頭には去来してきます。

それはそういう課題が組織の中に発生している事であり、幹部や社員に少しでも気づきと行動改善を促したいという思いからです。

例えば、離職が後を絶たないなら、経営者は幹部にどんなニーズがあるか?

⑴部門内の教育プログラムやOJT、OffJTの仕組みを作って欲しい

⑵旧来のリーダーではなく、コーチングやサーバント型のリーダーになって欲しい

⑶部下の心理に敏感になって欲しい

⑷ハラスメントをしないようにして欲しい

⑸チームビルディングに基本を学び、実践展開して欲しい  などなど

しかし、ちょうどいいセミナーや研修がタイムリーにあるわけではありません。

また一般社員に対しては

⑴挨拶、片づけ、報連相の重要性を分かって欲しい

⑵仕事の目的を見出し、元気に前向きにやって欲しい

⑶カイゼン意識を持ち、いろいろ提案して欲しい

⑷仕事の目標をもって仲良く頑張って欲しい  などなど

業務上の専門知識や技術以上に「基本的な事」を身に着けて欲しいと思っています。

こういう経営者のニーズに対して、経営顧問として定期的に社内勉強会の講師ができるなら、それはそれは重宝がられるのは当たり前です。

 

3,私が定期的に行う「社員向け」「幹部向け」勉強会の中身 

10年以上の経営顧問をしているクライアントに対して、現在過去とも1年間に3~6回程度の社内勉強会を提案し、講師をしています。しかも顧問料の範囲で。

⑴社員向けの勉強会から、長くて60分位で下記のタイトルで話します。

● アンガーマネジメントで怒らない、切れない自分を創る

●知恵と工夫で職場をカイゼンする気づき方技術と100の事例

●4S(整理整頓清潔清掃)ができれば、業務効率が上がる

●報連相が何故重要か?これが分かると自発性が生まれる

●クレームは予兆把握と事後対応で、信頼の再構築ができる

●挨拶と返事、話し方を変えるだけで人生が変わる

●働く意味、人生目標設定のポイント

●経営理念は何故重要か、経営理念を行動に移す方法

●仕事のプロフェッショナルになる方法  などなど

 

⑵管理職向けの勉強会も1回が60~90分で下記のタイトルで行います。

●年上の部下を上手に使う方法

●アンガーマネジメントで部下に心理的安全性を与える

●これはハラスメントですよ。注意すべきポイント

●性格の優しい幹部のリーダーシップのポイント

●チームビルディングができるリーダーの行動

●一人で頑張り過ぎない、仕事の適切な振り方と人材育成

●類似クレームを発生させない部門の仕組みと教育の仕方

●ムダなコスト、ムダな時間を無くすカイゼンの考え方と事例

●リーダーシップを発揮し、短時間でも成果を出す会議ミーティングの進め方

●部下の将来目標を共有するスキルマップも作成と育成

●毎日の部下の育成に使うコーチング会話  などなど

こんなタイトルのレジメが過去から積み上げているので、それをテキストにして定期勉強会を入れています。

これらのテーマは「経営者がこうあって欲しい」と思う「普遍的な知識と心構え教育」です。

 

もし「社内勉強会」や「社内研修」の企画書やレジメが欲しい方、下記サイトから有償でダウンロードできます。

https://store.re-keiei.com/products/training-seminar-tool

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