嶋田利広ブログ

病院・介護施設のコンサルタント

病院・福祉施設での「正論モンスター職員への対応法⑴」

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どの病院・福祉施設にも誰から見てもおかしな行動や言動をする「ダメ職員」がいます。

他のメンバースタッフも「あの人はダメだ」と思っているので、大変ですが、まともな職員の協力を貰う事もできます。

この手の「モンスター職員」は物理的に問題のある職員です。

管理職として、悩みの種ですがストレスが極端に溜まる事例ではありません。

何せ、人に相談できるから。

 

しかし問題は、管理職が人にも相談できず、悶々とする「隠れモンスター職員」がいる事です。

それは「正論を言って管理職を困らせるモンスター職員」です。

言っている事が決して間違っていないのです。

むしろ、正しい事を言います。

そして、管理職のマネジメントやリーダーシップの痛い処をついてきたり、組織の問題を突いてきます。

 

シフトなどで無理をお願いすると、

●「シフト交代の事よりも、ちゃんとしたルールを作ってほしい」

●「何故、同じ正職なのに、あの人を優遇するのか」

●「このままじゃ、また職員が辞めますよ」

と、間違ってないけど、指摘をしてくる。

 

そうすると、管理職としては、この面倒くさい「正論モンスター職員」を回避するような行動をします。

そればかりか、ミーティングやカンファなどで「正論モンスター職員」は他にスタッフにも動揺を与えます。

言っている事は間違ってない訳だから、公然とこの「正論モンスター職員」を否定する事はできません。

実際の組織や現場ではルールや規定通り運営できない事も多々あります。

場合によっては、「無理を承知で協力してくれないかな」と依頼するケースが多いですね。

普通の職員なら「いいですよ。今は大変な時期ですから、やりますよ」と言ってくれるかもしれません。

しかし、「正論モンスター職員」は、簡単に「そうですね」とは言いません。

そこで、この手の「正論モンスター職員」への対処法は、

  • 相手が正論を言うなら、こちらも理屈を通して話し合う
  • 理屈と通すとは、「何故」か「それをお願いした結果どうなるか」の結果に対して組織のメリットを伝える
  • 個別の根回しで話し合う
  • 妥協点を見つける。相手の言い分も一部認めて、こちらの言い分を理解してもらう

等々

少しだけ手間をおしまいことが肝要のようです。

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